6 / 7
6話 ザックスの現状
しおりを挟む
(ザックス・オルタナティブ公爵視点)
「アドリアーヌ、お前は本当に美しい……お前と一緒になれたことは、私にとって最大の栄光だと言えるだろう」
「ありがとうございます、ザックス様。しかし、よろしいのでしょうか……?」
「一体、何がだ?」
彼女は、アドリアーヌ・セレイドは私の求婚に応じてくれた。まあ、私に逆らえるはずがないことは明白ではあったが。アメリアを追い出したのは大正解だったと言えるだろう。
こうして見ていても、本当に見惚れるくらいに彼女は美しいのだから……。
「伯爵令嬢であり聖女でもある、アメリア様と婚約破棄をして追い出してしまうなんて……領民の守護に、多大な影響が出ていると聞いておりますが……」
「う、うむ……まあ、そこはお前が心配するところではない。お前は私を楽しませてくれれば良いのだからな」
「ザックス様……」
アメリアの婚約破棄から4か月が経過するが、アドリアーヌと婚約したのは最近の話だ。彼女は余計な心配ばかりをしている。最初は聖女の能力などなくとも、私設騎士団の増強だけでなんとかなると踏んでいたが、目論見は余ったのだ。
さらに、騎士団の増強を図る必要がある。領民からの税金を3割程増加させれば、十分な資金になるだろう。アドリアーヌはそんなことよりも、私を楽しませることだけに集中して欲しいものだ。彼女は侯爵家の人間、家系としても重要だが、何よりもその外見が貴重なのだ……ふふふふふ。
「ザックス様、まさかとは思いますが領民から税金を巻き上げるようなことは考えていませんよね?」
「ま、まさか……! そんなわけがないだろう? 何を言っているのだ……?」
「それなら良いのですが……」
いきなり核心を突かれた気分だ。アドリアーヌは私の心の中を読んでいるのか? とても驚かされた。しかし、税金を引き上げることはしなくてはならないだろう。これも、領民たちを魔物や野盗どもから守る為の必要事項だ。
しかし……聖女のアメリアの能力がまさか、これほど重要な戦力になっていたとは、少々、計算違いだったかもしれないな……まあ、いまさらどうでも良いがな。私はアドリアーヌの身体を引き寄せ、強引に彼女の唇を奪った。私に逆らえないように、私好みに育ててやる。
「アドリアーヌ、お前は本当に美しい……お前と一緒になれたことは、私にとって最大の栄光だと言えるだろう」
「ありがとうございます、ザックス様。しかし、よろしいのでしょうか……?」
「一体、何がだ?」
彼女は、アドリアーヌ・セレイドは私の求婚に応じてくれた。まあ、私に逆らえるはずがないことは明白ではあったが。アメリアを追い出したのは大正解だったと言えるだろう。
こうして見ていても、本当に見惚れるくらいに彼女は美しいのだから……。
「伯爵令嬢であり聖女でもある、アメリア様と婚約破棄をして追い出してしまうなんて……領民の守護に、多大な影響が出ていると聞いておりますが……」
「う、うむ……まあ、そこはお前が心配するところではない。お前は私を楽しませてくれれば良いのだからな」
「ザックス様……」
アメリアの婚約破棄から4か月が経過するが、アドリアーヌと婚約したのは最近の話だ。彼女は余計な心配ばかりをしている。最初は聖女の能力などなくとも、私設騎士団の増強だけでなんとかなると踏んでいたが、目論見は余ったのだ。
さらに、騎士団の増強を図る必要がある。領民からの税金を3割程増加させれば、十分な資金になるだろう。アドリアーヌはそんなことよりも、私を楽しませることだけに集中して欲しいものだ。彼女は侯爵家の人間、家系としても重要だが、何よりもその外見が貴重なのだ……ふふふふふ。
「ザックス様、まさかとは思いますが領民から税金を巻き上げるようなことは考えていませんよね?」
「ま、まさか……! そんなわけがないだろう? 何を言っているのだ……?」
「それなら良いのですが……」
いきなり核心を突かれた気分だ。アドリアーヌは私の心の中を読んでいるのか? とても驚かされた。しかし、税金を引き上げることはしなくてはならないだろう。これも、領民たちを魔物や野盗どもから守る為の必要事項だ。
しかし……聖女のアメリアの能力がまさか、これほど重要な戦力になっていたとは、少々、計算違いだったかもしれないな……まあ、いまさらどうでも良いがな。私はアドリアーヌの身体を引き寄せ、強引に彼女の唇を奪った。私に逆らえないように、私好みに育ててやる。
0
あなたにおすすめの小説
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
聖女を騙った罪で追放されそうなので、聖女の真の力を教えて差し上げます
香木陽灯
恋愛
公爵令嬢フローラ・クレマンは、首筋に聖女の証である薔薇の痣がある。それを知っているのは、家族と親友のミシェルだけ。
どうして自分なのか、やりたい人がやれば良いのにと、何度思ったことか。だからミシェルに相談したの。
「私は聖女になりたくてたまらないのに!」
ミシェルに言われたあの日から、私とミシェルの二人で一人の聖女として生きてきた。
けれど、私と第一王子の婚約が決まってからミシェルとは連絡が取れなくなってしまった。
ミシェル、大丈夫かしら?私が力を使わないと、彼女は聖女として振る舞えないのに……
なんて心配していたのに。
「フローラ・クレマン!聖女の名を騙った罪で、貴様を国外追放に処す。いくら貴様が僕の婚約者だったからと言って、許すわけにはいかない。我が国の聖女は、ミシェルただ一人だ」
第一王子とミシェルに、偽の聖女を騙った罪で断罪させそうになってしまった。
本気で私を追放したいのね……でしたら私も本気を出しましょう。聖女の真の力を教えて差し上げます。
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
聖女の妹によって家を追い出された私が真の聖女でした
天宮有
恋愛
グーリサ伯爵家から聖女が選ばれることになり、長女の私エステルより妹ザリカの方が優秀だった。
聖女がザリカに決まり、私は家から追い出されてしまう。
その後、追い出された私の元に、他国の王子マグリスがやって来る。
マグリスの話を聞くと私が真の聖女で、これからザリカの力は消えていくようだ。
聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~
白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。
王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。
彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。
#表紙絵は、もふ様に描いていただきました。
#エブリスタにて連載しました。
団長サマの幼馴染が聖女の座をよこせというので譲ってあげました
毒島醜女
ファンタジー
※某ちゃんねる風創作
『魔力掲示板』
特定の魔法陣を描けば老若男女、貧富の差関係なくアクセスできる掲示板。ビジネスの情報交換、政治の議論、それだけでなく世間話のようなフランクなものまで存在する。
平民レベルの微力な魔力でも打ち込めるものから、貴族クラスの魔力を有するものしか開けないものから多種多様である。勿論そういった身分に関わらずに交流できる掲示板もある。
今日もまた、掲示板は悲喜こもごもに賑わっていた――
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
追放された聖女ですが辺境領主と幸せになります。禁術で自滅した偽聖女と王太子の完治?無理ですね。
ささい
恋愛
十年間、奇跡を起こせなかった聖女エミリシアは、王太子に追放された。
辺境の村ミューレンベルクで静かに暮らし始めた彼女は、領主レオフィリスの優しさに触れ、心の平穏を取り戻していく。
ある日、村で疫病が発生。子供たちの命を救いたい一心で祈った時、ついに聖女の力が目覚めた。
その後、王都から助けを求める使者が現れる。
追放した王太子とその婚約者候補リディエッタが、禁術の反動で倒れたという。
エミリシアは命を救うため王都へ向かうが、二人の完治は不可能だった。
全てを終え、彼女はレオフィリスと共に愛する村へ帰る。
◇
命を見捨てなかった。浄化はした。治癒は。
◇
※他サイトにも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる