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第2話、転生して
しおりを挟むこの国の子供は5歳になるまでに半分くらいが亡くなるので、両親が1人子の俺を過保護に育て余り外にも出さず14年が過ぎた。
そんなある日に高熱を出して3日間寝込んだが、高熱で意識がない間に夢と言うか前世の記憶が蘇り、最後にあのローラ女神様が出て来て。
「思い出したでしょう。15歳前に思い出すようにしておいたわ。此れからは私との約束を果たす為に頑張ってね。じゃ~ね。アッ! 忘れたステータスオープンして確認してね」
4日目に平熱に戻ったが過保護の両親はその後1週間も俺をベッドから出さなかった。
14歳までを振り返り、生まれた国はアルジェ王国のマレン領地で領主は髭の濃い筋肉の塊の無口な武人で俺の父親の37歳のハドリ、クロフォード男爵だ。
母親はあんな筋肉達磨のような父親に似合わない35歳でクレアと言い、ブロンド髪で青い瞳の美人なのでもしかしたら略奪結婚かも知れないと思ったほどだ。
幸いにも俺は母上に似てブロンド髪で青い瞳の美男子に生まれたので良かったぜ。
ローラ女神に言われたステータスを見て見ると。
名前 リュウト・クロフォード
性別 男
年齢14歳
称号 ローラ女神の使徒
(数字は最大100)
能力レベル 50(∞)
魔力量 60(∞)
統率力 50 威圧力 50
武力 10剣 (武術10軍事力0)
体力 30 知性 90
精神 80 指導力 70
運 90 誠実 90
スキル
万能スキル
(自分で考えた全ての魔法が使える)
ローラ女神が言っていた万能スキルはあったがハッキリ言って使い方が分からん。こんなことになるなら前世の時に孫の好きな異世界物のアニメを見ておけば良かったが後悔先に立たずだ。
だが数字が高い程、良くて今は低いところを伸ばすようにすればいいだろう。
元気になって今日から普通に暮らせるようになり、朝食を食べると、今までは普通に当たり前のように食べていたのに【不味い】たぶん前世の記憶が戻ったので薄い塩味だけのスープやサラダが不味く感じるみたいだ。
パンも黒くて硬くそのままでは食べられなくスープに浸して柔らかくしてから食べている。
何をするにも体力がないと出来ないので父親に。
「父上、今年は成人になるので父上の役に立つためには父上みたいに筋肉を付けて逞しくなりたいので体力作りをしても良いでしょうか?」
「おおー! やっとその気になったか。良いだろう頑張りなさい、筋肉は嘘をつかん」
母上が心配して。
「リュウトは病み上がりなので無理しないでね」
「はい、大丈夫です。体力がないと病気になりやすいので丈夫な身体にします」
次の日に父上が俺に剣を渡して。
「この剣はお前のお爺さんが使っていた剣だ。お前が使いなさい」
それから剣の素振りの手本を見せて。
「これから毎日最初は100回、最後は千回振れるようになりなさい。それと裏庭にある馬小屋で黒馬以外の好きな馬を選んで馬術の訓練をしなさい」
父上に言われた事をするには余りにも身体が貧相なので先ずはマラソンや腕立て階段の上り下りなどで体力を付ける事にした。
屋敷から余り出た事がないので屋敷の外に出ると遠くに山脈が見えて、西側には山に沿って大きな河が流れている。
屋敷は高台にあり、高台の下には領地の中心の街が見え、遠くには海も見えて走っていると住民が俺を見て驚いて見ていた。
今までの俺は領地の事を知ろうとせずにいたので昼過ぎに母上に。
「此処の領地の広さはどのくらいあるのですか? 」
「そうね。山脈から西側の山に沿って流れる大きな河から東側にある低い山までと山脈から海までが我が男爵家の領地よ」
男爵家にしては広いので驚き。
「凄く広いのですね。領民はどのくらいいるのですか」
「1万人くらいね」
アルジェ王国をしる為に母上に。
「この国の歴史とかを書いてあるものはないのですか? 」
「書庫に本があるから調べてみたら。それにしても病から治った後のリュウトは別人みたいね。以前は何もしない怠け者だったので心配していたのよ」
「あの病は神様が怠け者の俺に罰を与えたのだと思っていますのでこれからは真面目になります」
「でも無理しないでね」
書庫は6畳くらいの部屋で本は貴重なので数が少なく国の歴史の本は直ぐに見つかり、居間に持って行き読んでいると母上がお茶を入れてくれて飲みながら読むと。
アース大陸は300年まえまでは領地を巡って争い戦国時代でその後は今の国アルジェ王国、アテナ帝国、ドミニ皇国、ボルビア聖国の人間族が支配する4か国に落ち付いた。
その他にも獣人族国、ドワーフ族国、エルフ族国、少数民族の集落がある。
アルジェ王国は貴族社会で、王族、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の位がある。
高位の貴族は王宮のある王都に近い場所に領地を持っていて、王都に住んでいるが下位の貴族は新しい領地を与えられて開発をしなければいけないのだ。
俺の祖父が戦いで功績を上げて男爵になりこの領地の開発を命じられた。
普通の男爵領に領民は少ないところは5000人くらいで多いところでも7千人くらいなのに、60年くらいの間に領民が1万人に増えたのも祖父と父上が善政を行ったお陰で移民が増えたみたいだ。
この世界はローラ女神が行った通り、文明が遅れていて食料事情が悪く子供が5歳までに亡くなるのは栄養失調が多いみたいだ。
それに衛生事情が悪く道路には糞や汚物があるのは当たり前で水道や下水もない状態だ。
俺はこの世界の近代化は無理だと思ったが、ローラ女神との約束を破り無間地獄に落とされるのは嫌なのでやれるところまで努力する事にしたのである。
次の日、馬の宿舎に行くと、馬を管理しているおじさんが。
「黒い馬はハドリ様の馬なので他の馬を選んでください。その栗毛の馬がお勧めです」
「そうか、それにするよ」
係のおじさんが鞍を付けて最初は慣れるまでゆっくり歩かせたが途中からスピード上げて走らせていると、おじさんが褒めて。
「坊ちゃんは馬術の才能が有りますね」
栗毛の馬との相性もいいみたいで、それから1日おきに馬術の訓練もしている。
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