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番外編2 ナナファ―ナとライナ
しおりを挟む私は、オスガン王国の第1王女でナナファーナ・オスガンと申します。
私は、オスガン王国の国王夫妻の長女として生まれ両親に愛されて何不自由無く育ったのです。
1人っ子のために王族としての礼儀作法やダンスに次の女王として国王になる為の勉強などで、毎日が勉強ばかりで逃げ出したいくらいです。
将来は、私の伴侶となる貴族と政略結婚しないといけないらしく王女に生まれた事を呪いたい気持ちです。
そんな私に王妃の母上が申し訳なさそうに。
「ナナファ―ナごめんね。貴女の兄弟を産めなくて。陛下にも側室を進めたのですが、側室3人も子供が授からなかったのよ」
私は、その辺の事情も知っていたので母上に。
「大丈夫よ。お父様の後を継いで国民から愛される女王に成れるように頑張るから心配しないで」
私は、今年で15歳になり王立学園に入学するのですが、王族といえども入学試験を受けて合格しないと入学できないのです。
この国の王女である私が不合格なるわけがなく、1位で入学する為に家庭教師について猛勉強していた。
その入学試験の結果は、私は2位で合格はしたのですが、1位で合格したのは学園始まって以来、初めて平民だったのです。
私は、悔しい思いを隠して1位で合格した平民を調べると孤児院の息子で名前は、リュウトと分かり。
座学の試験の後に探すと、校庭の木陰のベンチで寝ていたのです。近づいて見るとその男性の顔は、まるで彫刻されたような綺麗な顔で身体は15歳なのに180cm位あり。
鍛えているのか、まるで騎士の様に筋肉質で逞しく思わず胸がドクッンと鳴り見入ってしまい。その彼が目を覚まして私を見て驚いたのか固まってしまい。
私が隣に座ろうとすると、彼は慌ててポケットからハンカチを出してベンチに敷き。
「どうぞ」と言ったのです。
平民なのに、その紳士的なマナーを知っている事に驚いたのですが、話してみると高位の貴族より話し方が綺麗で普通の平民では無いと感じました。
少しだけ話して別れたのですが、私の胸には強烈な印象が刻まれてもっと彼を知りたいと思ってしまったのです。
午後の実技の試験で彼は、この国の魔法騎士団長でも撃てないような炎を噴射して周りを驚かせたのです。
私は、彼が平民では無く訳があって身分を隠しているのではないかと思ったのです。
私の幼馴染のランキン公爵家の長男のダンライも私と同じ考えなのか入学してからは、リュウトと私とダンライとガンゾイ・シャロム辺境伯家の長女サヨナァが班を組み一緒に行動をしていました。
学園生活の野外実習の時に公爵家のヌケダガ・ゾンダイの長男ガクトイが鋼の猪の魔獣を召喚して。
平民の学生4人を殺し、その魔獣に襲われて私が死にかけた時にリュウトが命がけで私を救ってくれたのです。
そんな、リュウトに惚れるなという方が無理で、私のハートは射抜かれて彼に夢中になったのでした。
でも、身分差があるので結婚は諦めていたのですが、その後にリュウト騎士爵になり。
龍神王であることが分かり私は、恥ずかしいのですが女の私から告白してリュウトも私を好きだと言ってくれて私は、思いが叶い嬉し涙を流したのです。
でも、その後にバンダイ公国、第2王女でSS級冒険者のライナ・パイオニがリュウトを好きになり私たち2人は、協定を結んでめでたくリュウトの婚約者になったのです。
私たちとリュウトが結婚するには、サリスン・ナチラス教皇こと、堕天使を倒して此の大陸を平和にしないと結婚処ではないのでした。
リュウトの優れた指導の下、私たちは協力して堕天使たちを倒し此の大陸を平和にして。私とリュウトとライナの結婚式を挙げることになったのです。
結婚式は、感激してしまい誓いの言葉と最後のキスくらいしか覚えていなく初夜は、1日目が私で、今は寝室のベッドの中でリュウトを待っているのです。
心臓が五月蝿いほど早鐘を打ち大変です。
リュウトがベッドに来て私に優しくキスをして。
「ナナファ―ナ大好きだよ。死ぬほど愛しているよ」
リュウトの初めての愛の囁きの言葉に私は感激して抱き着いて。
「私もリュウト死ぬほど愛しているわ」
それから私たちは、生まれたままの姿で愛を確かめ合い、幸せな気持ちで眠りについたのでした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は、バンダイ公国、第2王女ライナ・パイオニというエルフ族のSS級冒険者です。
小さな時から両親も手を焼くお転婆娘でエルフ族は魔法が得意ですが私は、魔法の才能が飛びぬけて高く。
両親の反対を押し切って冒険者になり、得意の魔法で魔物を倒して大陸を回り気が付けばSS級冒険者になっていました。
そんなある日に、私たちエルフ族の祖先で主様である龍神王様が2千年ぶりに現れたと聞き、急いでオスガン王国のラダン王都に行きました。
初めて会った龍神王様は、想像していた中年の武人では無く、若い青年でエルフ族よりも綺麗な顔立ちで身体も贅肉が無く引き締まり素敵で。
私は、一目惚れしたのです。話してみると頭脳明晰で優しく見た目だけで無く内面も素敵な方で私は、虜になってしまいました。
龍神王様の冒険者パーティーに加入して一緒に行動を共にするうちに彼の人柄に惹かれてしまい。
女の私から『結婚してください』と頼んだのです。
その時、彼は、冗談だと思ったみたいでしたが、ナナファ―ナと協定を結び2人で女性の気持ちに鈍感でヘタレなリュウトを口説き落としたのです。
堕天使を倒して此の大陸に平和が訪れて、やっとの思いでリュウトと結婚出来たのです。
結婚の当日の晩は、ナナファ―ナに初夜を譲り、2日目にリュウトに優しく抱かれて私は天にも昇る気持ちで此のまま死んでも良いと思ったくらいでした。
この大陸の平和が続き、私たちの幸せが続く事を願っている私なのです。
読んでいただきありがとうございました。 【完結」しました
応援ありがとうございます!
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面白くて 一気読みしましたーーヽ(*´▽)ノ♪
先々 展開が楽しみw
………が
日本語や改行、文節がおかしいのはなぜでしょうか? ←勝手に脳内変換させてもらいました(笑 ( ´△`) .。oO(でも ちょい読むのに疲れます……… ヘタな日本語翻訳みてる感じがあるので…
あと、日本人だったのに1人じゃ無かったのはがっかり……… 2人とも王族だから?
まぁ ナナちゃん一筋じゃなかったのには幻滅しますた…orz
なんか軽そう…と思ってたダンライの株は上がったwww サヨナァ見る目あったね!! 二股とかしなさそう( ´͈ ᗨ `͈ )◞♡⃛
女性目線だから ハーレムは好きじゃないです(笑 ←ワタス的になんで放置で
でも RPGやら物語り的には 恋愛要素をスルーしたらテンポも会話や掛け合いやらも楽しくてワクワクして楽しみです!!
更新楽しみにしております!
読んでいただきありがとうございます。
文章の書き方が下手で申し訳ないのですが、そこはまだ勉強中なので勘弁してください。