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第四話 闇よりも昏い闇
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(僕は未熟で、いつも怯えてて……でも、それを変えたくて……結局、変えられなかった……)
街道に倒れたまま、マリスは自身の行いを振り返った。
少しでも弁が立ったなら、あんな山賊たち簡単に欺けただろう。仮にも魔術を扱えるのだから、少し機転を利かせればもっと密かに脱出することも難しくなかったはずだ。
(でも……僕にはできなかった……ただ諦めてただけ……)
スートンゴーレムも、冷静に呪印の場所を見つけられたら、使役権を奪うことができたかもしれない。
(いや……無理か……一歩も動けなくて、喚いてただけの僕じゃ……)
そう、自嘲する。では、どうすればよかったのだろう? 正しい選択は、なんだったのか。
(冒険者になるなんて、やっぱり僕には無理だったんだよ……身の程しらずの愚か者だ……お師匠様の所で、ずっと魔術の勉強をしてればよかった……)
いつの間にかマリスの両目からは、涙が止め処なく流れ出していた。情けなくて、申し訳なくて、悲しくて、そして怖くて。
「このガキ、スミスを黒焦げにしやがって!」
気づくと、山賊達に追い付かれていた。もう、どうしようもない。体が動かないのだから。また、諦める。
(諦めてばかりだな…僕……)
可笑しくて笑いそうになる、出たのは弱々しい息だけだったが。
「ぶっ殺してやる!」
山賊達のひとりが、斧を振り上げた。それで楽にしてくれるなら、嬉しい。しかし、
「待て」
山賊の頭が、腕を掴んでそれを止めてしまう。
「けどお頭、こいつは--」
「いいじゃねえか、あいつは前から危なっかしいと思ってたのよ。分け前も増えて、願ったりじゃねえか」
また生き長らえそうなことに、マリスは心底がっかりした。破滅の魔術を教えてくれなかった師を、この時ばかりは恨めしく思う。
「しかし、杖なしでもあんな魔術を使えるとはな。どうしたもんか--ん?」
山賊達の視線が、一斉にマリスの背後に向いた。
(足音……?)
誰かが、こちら近づいて来るらしい。
足音は、マリスのすぐ後ろで止まった。どうにか重い首を巡らせて、そちらを見る。
ひと目見た印象は、黒だった。暗闇の中で、なお昏い漆黒のマント。その下の鎧も黒。短い髪も、また黒だった。
背中に長大な剣を背負った、長身の剣士。
(冒険者……?)
「なんだてめえは?」
「ただの通りすがりだ」
山賊の誰何の声に、剣士は低い声で答えた。そして、
「こいつ、貰ってもいいか?」
「えっ、あわわわ!」
マリスの首根っこを掴み、ひょぃと持ち上げ、山賊達に示した。子猫のような扱いである。
「な、なに言ってやがる! さては、てめえも冒険者だな。舐めた態度とりやがったことを、後悔させてやるぜ」
山賊の頭目が激高した。そして、あの重低音が響いてくる。
「いけない! 早く僕を置いて、逃げて下さい!」
マリスは、剣士に警告した。自分はもうどうなってもいいが、これ以上目の前で人が無為に死ぬのを見たくない。
「逃げる? なんで?」
剣士は、マリスを自分の顔まで持ち上げて聞いてきた。まるで危機感がない。どこか楽しげですらある。
「ストーンゴーレムです! 潰されちゃいますよ! 急いで!」
必死に訴えかけるが、剣士はマリスの顔をしげしげと見つめたまま動こうとしない。
その内に、石の巨人が眼前に近づいてしまう。
「へえー、雑魚には分不相応な玩具を持ってるじゃねえか」
そこでようやく剣士はマリスから目を離したが、未だ慌てた様子はない。
「あぁ、間に合わなかった……ごめんなさい……」
また、なにもできなかった。もっと真剣に危機を伝えられていたら、この剣士は死なずに済んだのに。
「なに謝ってんだ、おまえ?」
剣士が心底不思議そうに、マリスの顔を覗き込んで来る。ひょっとすると、どうしようもなく鈍い人なのかもしれない。
「死に晒しやがれぇっ!」
山賊の号令で、巨人の拳が剣士目掛けて放たれる。このまま一緒に潰されるなら、罪悪感がいくらか軽くなるかもしれないとマリスは思った。
だがそれは、まったくの杞憂だった。
右手にマリスをぶら下げたまま、左手--片手だけで、剣士はゴーレムの拳を受け止めていた。
その様を見て、マリスも、山賊達も、ぽかんと口を開けて呆気に取られてしまう。まるでそこだけ、世界の法則が違うようだった。
「おらよ」
剣士の左手に押し返されて、巨人が背後に倒れ掛かる。
「ちょっと、退いてな」
剣士に手を放されたマリスが、尻もちを着くまでの間に、
「へっ?」
「ふんっ!」
彼の剣の一閃が、巨人を縦に両断していた。あれほど圧倒的だった存在が、轟音を上げてあっさりと崩れ落ちる。
「な、なんだと……」
「頭ぁ、こいつの格好、もしかして黒翼の虎じゃ?」
「あほぬかせ、そんな大物が俺達みたいな山賊--」
山賊達が狼狽えている場所に、剣士が無造作に接近し、
「雑魚でも、酒代くらいにはなるか」
剣が横薙ぎに振るわれると、山賊の頭目と、その脇にいた男の上半身が中に舞って落ちた。一拍置いて、下半身が倒れる。
「ひぃぃぃぃぃっ!」
逃げ出した山賊の背を、剣士が容赦なく袈裟斬りにした。
「あ、あっ、あぁぁ……」
最後に残ったひとりは、逃げ出すことも諦めてその場に膝を付いていた。
「ま、待ってくれ、俺はやりたくてやってたわけじゃねえんだ! 仕事がなくて仕方なく、なぁわかるだろ? わかってくれよ! もう、足を洗う。金輪際、悪さはしねえ! 改心するよ! だから、見逃してくれぇ、頼むよぉ!」
生き残りの男は、剣士を拝みながら必死に捲し立てた。しかし、
「わりいな、俺はカス言葉は聞こえねえんだ」
剣士の剣は、振り下ろされた。
その最後にマリスは、わずかに憐憫を感じた。本当に、なにか事情があったのかもしれない。人生がままならないものであることは、この一日で嫌というほど味わった。
(でも、仕方ないよね。酷いことをしてきたんだから……)
立ち上がり、剣士の側によろよろと近づく。現金なもので、助かったとわかると体はなんとか動いた。
「あ、あの、ありがとうございました。なんて、お礼を言ったらいいか……」
剣士に礼を述べる。本当に、なんと言って感謝すればいいのかわからない。どうやって、この恩を返せばいいだろう。
「礼はいらねえぜ。おまえは、俺のものだからな」
「はい?」
剣士の言葉の真意がわからず、マリスは間抜けな返事を返してしまった。自分は彼のもの? やはり意味がわからない。
「命を救ってやったんだ。おまえの残りの人生、全部俺が貰う。嫌とは言わせねえぜ」
今度は、どうにか理解できた。この人は助けた礼に、マリスの人生全てを捧げろと言っているらしい。
「それって、つまり……奴隷……?」
「まぁ、そんなようなもんだな」
「えぇぇぇぇぇっ!?」
漆黒の闇に、マリスのここ一日で最大の悲鳴が木霊した。
街道に倒れたまま、マリスは自身の行いを振り返った。
少しでも弁が立ったなら、あんな山賊たち簡単に欺けただろう。仮にも魔術を扱えるのだから、少し機転を利かせればもっと密かに脱出することも難しくなかったはずだ。
(でも……僕にはできなかった……ただ諦めてただけ……)
スートンゴーレムも、冷静に呪印の場所を見つけられたら、使役権を奪うことができたかもしれない。
(いや……無理か……一歩も動けなくて、喚いてただけの僕じゃ……)
そう、自嘲する。では、どうすればよかったのだろう? 正しい選択は、なんだったのか。
(冒険者になるなんて、やっぱり僕には無理だったんだよ……身の程しらずの愚か者だ……お師匠様の所で、ずっと魔術の勉強をしてればよかった……)
いつの間にかマリスの両目からは、涙が止め処なく流れ出していた。情けなくて、申し訳なくて、悲しくて、そして怖くて。
「このガキ、スミスを黒焦げにしやがって!」
気づくと、山賊達に追い付かれていた。もう、どうしようもない。体が動かないのだから。また、諦める。
(諦めてばかりだな…僕……)
可笑しくて笑いそうになる、出たのは弱々しい息だけだったが。
「ぶっ殺してやる!」
山賊達のひとりが、斧を振り上げた。それで楽にしてくれるなら、嬉しい。しかし、
「待て」
山賊の頭が、腕を掴んでそれを止めてしまう。
「けどお頭、こいつは--」
「いいじゃねえか、あいつは前から危なっかしいと思ってたのよ。分け前も増えて、願ったりじゃねえか」
また生き長らえそうなことに、マリスは心底がっかりした。破滅の魔術を教えてくれなかった師を、この時ばかりは恨めしく思う。
「しかし、杖なしでもあんな魔術を使えるとはな。どうしたもんか--ん?」
山賊達の視線が、一斉にマリスの背後に向いた。
(足音……?)
誰かが、こちら近づいて来るらしい。
足音は、マリスのすぐ後ろで止まった。どうにか重い首を巡らせて、そちらを見る。
ひと目見た印象は、黒だった。暗闇の中で、なお昏い漆黒のマント。その下の鎧も黒。短い髪も、また黒だった。
背中に長大な剣を背負った、長身の剣士。
(冒険者……?)
「なんだてめえは?」
「ただの通りすがりだ」
山賊の誰何の声に、剣士は低い声で答えた。そして、
「こいつ、貰ってもいいか?」
「えっ、あわわわ!」
マリスの首根っこを掴み、ひょぃと持ち上げ、山賊達に示した。子猫のような扱いである。
「な、なに言ってやがる! さては、てめえも冒険者だな。舐めた態度とりやがったことを、後悔させてやるぜ」
山賊の頭目が激高した。そして、あの重低音が響いてくる。
「いけない! 早く僕を置いて、逃げて下さい!」
マリスは、剣士に警告した。自分はもうどうなってもいいが、これ以上目の前で人が無為に死ぬのを見たくない。
「逃げる? なんで?」
剣士は、マリスを自分の顔まで持ち上げて聞いてきた。まるで危機感がない。どこか楽しげですらある。
「ストーンゴーレムです! 潰されちゃいますよ! 急いで!」
必死に訴えかけるが、剣士はマリスの顔をしげしげと見つめたまま動こうとしない。
その内に、石の巨人が眼前に近づいてしまう。
「へえー、雑魚には分不相応な玩具を持ってるじゃねえか」
そこでようやく剣士はマリスから目を離したが、未だ慌てた様子はない。
「あぁ、間に合わなかった……ごめんなさい……」
また、なにもできなかった。もっと真剣に危機を伝えられていたら、この剣士は死なずに済んだのに。
「なに謝ってんだ、おまえ?」
剣士が心底不思議そうに、マリスの顔を覗き込んで来る。ひょっとすると、どうしようもなく鈍い人なのかもしれない。
「死に晒しやがれぇっ!」
山賊の号令で、巨人の拳が剣士目掛けて放たれる。このまま一緒に潰されるなら、罪悪感がいくらか軽くなるかもしれないとマリスは思った。
だがそれは、まったくの杞憂だった。
右手にマリスをぶら下げたまま、左手--片手だけで、剣士はゴーレムの拳を受け止めていた。
その様を見て、マリスも、山賊達も、ぽかんと口を開けて呆気に取られてしまう。まるでそこだけ、世界の法則が違うようだった。
「おらよ」
剣士の左手に押し返されて、巨人が背後に倒れ掛かる。
「ちょっと、退いてな」
剣士に手を放されたマリスが、尻もちを着くまでの間に、
「へっ?」
「ふんっ!」
彼の剣の一閃が、巨人を縦に両断していた。あれほど圧倒的だった存在が、轟音を上げてあっさりと崩れ落ちる。
「な、なんだと……」
「頭ぁ、こいつの格好、もしかして黒翼の虎じゃ?」
「あほぬかせ、そんな大物が俺達みたいな山賊--」
山賊達が狼狽えている場所に、剣士が無造作に接近し、
「雑魚でも、酒代くらいにはなるか」
剣が横薙ぎに振るわれると、山賊の頭目と、その脇にいた男の上半身が中に舞って落ちた。一拍置いて、下半身が倒れる。
「ひぃぃぃぃぃっ!」
逃げ出した山賊の背を、剣士が容赦なく袈裟斬りにした。
「あ、あっ、あぁぁ……」
最後に残ったひとりは、逃げ出すことも諦めてその場に膝を付いていた。
「ま、待ってくれ、俺はやりたくてやってたわけじゃねえんだ! 仕事がなくて仕方なく、なぁわかるだろ? わかってくれよ! もう、足を洗う。金輪際、悪さはしねえ! 改心するよ! だから、見逃してくれぇ、頼むよぉ!」
生き残りの男は、剣士を拝みながら必死に捲し立てた。しかし、
「わりいな、俺はカス言葉は聞こえねえんだ」
剣士の剣は、振り下ろされた。
その最後にマリスは、わずかに憐憫を感じた。本当に、なにか事情があったのかもしれない。人生がままならないものであることは、この一日で嫌というほど味わった。
(でも、仕方ないよね。酷いことをしてきたんだから……)
立ち上がり、剣士の側によろよろと近づく。現金なもので、助かったとわかると体はなんとか動いた。
「あ、あの、ありがとうございました。なんて、お礼を言ったらいいか……」
剣士に礼を述べる。本当に、なんと言って感謝すればいいのかわからない。どうやって、この恩を返せばいいだろう。
「礼はいらねえぜ。おまえは、俺のものだからな」
「はい?」
剣士の言葉の真意がわからず、マリスは間抜けな返事を返してしまった。自分は彼のもの? やはり意味がわからない。
「命を救ってやったんだ。おまえの残りの人生、全部俺が貰う。嫌とは言わせねえぜ」
今度は、どうにか理解できた。この人は助けた礼に、マリスの人生全てを捧げろと言っているらしい。
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