12 / 123
2章:1歳になったらしい
11話:上見館陽夏凛の怒りとそれぞれの気持ち
しおりを挟む
「な、何を言っているの?陽夏凛さん。演技なんてしてないわよ。それに、何に対して演技しているというの?」
陽夏凛の急な言葉に双美は戸惑った声で聞く。
「簡単ですよ。璃杏様に対してです。あなた方は璃杏様に対して恐怖心を抱いています。」
いつもの笑顔から一変陽夏凛の顔は表情のない人形のようになっていた。
「何を言っているの陽夏凛さん!!私達は璃杏を大切にしているわ!!」
必死に陽夏凛に言う白百合。
「それは分かっています。ただ、許せないんですよ。偽りのない愛もあなた方は璃杏様に対して向けていることも分かります!!でも、なんで怖いと思った時に無理に可愛がろうとするんですか?」
白百合を見つめる陽夏凛。
その目は嘘は絶対に許さない威圧も満ちた目をしている。
「そ、れは・・・・傷つけたくないから、よ。璃杏はまだ幼いし周囲からの視線なんてまだ気づかなくていいと思うの。悲しんでいるところなんて見たくないもの。」
白百合は視線を落して言う。
白百合の身体は少し震えているようにも見える。
そんな白百合に気づいた羽琉は白百合に肩を抱き寄せる。
「それに、璃杏はまだ幼くて知りたくないこともまだ知らなくていいと思うんだ。魔力だってまだどれくらいあるのか分からないから3歳になったら調べるんだ。璃杏だってその方が安心だしその魔力にそって対策を練れば安全に璃杏も過ごせる。」
微笑んで陽夏凛を見る羽琉。
でも、その視線は何処か刺がある。
「傷つけたくない?悲しませたくない?まだ気づかなくていい?知らなくていい?・・・・・ふざけないでくださいよ!璃杏様のためを思ってなのでしょうが自分のためにやってるようにしか聞こえないんですけど!!!傷つきたくないのはあなた達でしょう?周囲の視線に気づかなくてもいいって幼いからわからないと思ってるんですか?幼くても分かりますよ。周囲がどんな視線を自分に浴びせているか。悲しんでるところを見たくないってそれをあなた達がするのでしょう?今は銀色の髪で恐れているようですが魔力が強ければあなた達が璃杏様をもっと恐れることは分かっています。1番嫌なのは愛して大切に育ててくれていると思った人達の愛はただの演技にすぎず除け者になった時ですよ!そうなった時とても悔しくて苦しくて悲しくて辛いことしかないんです!!そんな経験したことないから言えるんです!私の人生はせん・・・・いえ、なんでもありません。でも、少しは璃杏様の気持ちも考えたらどうですか?私たちにないからと言って除け者や忌み子なんて言われるなんて心外です!!では、失礼します。」
陽夏凛はそのまま白百合の部屋から出ていった。
バタンッ
陽夏凛は数歩歩いたところで立ち止まり溜息を吐く。
「はああ。流石に言い過ぎたかもしれないけど私の本心であり璃杏ちゃんを守るためにはこうしないといけない。たとえ憎まれようと何だろうと璃杏ちゃんにはあんな思いさせたくない。でも、セーフ!自分の正体言うところだったよー!今日はゆっくり休むとしますか。」
また陽夏凛は歩き出した。
夜の月光が陽夏凛を照らす。
陽夏凛の姿はいつもと全く違う。
まるで・・・・・・淡い光の女神のようだった。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
陽夏凛が部屋を出ていったあとの部屋の中はとても静まり返っていた。
「・・・・・・陽夏凛さんの言う通りだわ。」
沈黙が続く中白百合が口を開いた。
「白百合?何を言って。」
肩を抱き寄せている手を離し白百合と目を合わせる羽琉。
「確かに私は璃杏が怖かった。私たち両親には銀の髪はいないましてやこの国には銀の髪の人なんて存在しない・・・・・そんなのただの・・」
『化け物』白百合はそう言いそうになった。
でも、言ってしまったなら璃杏という存在を否定し後々残るのは後悔しかない。
「僕も璃杏と久しぶりに会った時はびっくりしたよ。同時に不気味にも思った。結恵さんに会った時も僕は結恵さんを見た時の第一印象だった。最低だとつくづく思うよ。」
悔しそうな表情で言う羽琉。
「だが、あいつの言っていることは今後におけるような事だろう?別にあんなに怒らなくても。」
不思議そうに言う楓斗。
「違うわ!!陽夏凛さんは璃杏様に同じ目にあって欲しくなくて私達に怒ったの璃杏様のために。それに、今後におけるとかじゃない今まさに起こっていることよ。私も正直璃杏様が怖いわ。でも、月鍵家の一人娘だから大切にしなくてはと思っても恐怖心が勝ってしまう。本当にどうしたらいいのか。」
双美さんは楓斗の言葉を否定し心の内を明かした。
「でも、璃杏様はとても不思議な方ですよね。僕も初めは先輩達に押し付けられた、みたいな感じでした。僕も先輩達も璃杏様を恐怖視してました。でも、璃杏様はこの頃僕を見かける度に手を振ってくださいます。小さな手で頑張って。その度に思うのですああ、この小さな命を守りたいと。璃杏様は確かに人とは違うものをたくさん持っているんだと思います。でも、それで嫌ってしまうのは何か違うと思います。そして、璃杏様が4歳になられた時僕は立派な守護騎士になりたいと思います。すみません。偉そうなことを言ってしまって。僕もそろそろ戻らせて頂きます。」
優しく微笑み璃杏について語る空桜。
その表情は愛おしくそれでいてとても大切そうな表情をしている。
空桜はそのまま部屋を出ていった。
バタンッ
「・・・・・・・私、璃杏のことしっかり見てなかった。」
ぽつり白百合は呟いた。
「そうね。私も見ていなったわ・・・・・あんな風に思えるなんて素晴らしいことだものね。」
白百合に微笑んで双美は答えた。
「そうだね。璃杏は璃杏であって忌み子でも何でもない。・・・・ねえ、3人ともひとつ聞きたいことがあるんだけど。陽夏凛さんが怒ってる途中に陽夏凛さんの瞳が深緑色に変わったんだ。見てない?」
真剣な顔で確かめる羽琉。
「俺は見てないぞ?」
首を振る楓斗。
「瞳の色が変わった?・・・・私も見てないですよ。」
少し考えたが当てはまらなかったのか首を振る双美。
「私も見ていませんわ。」
白百合も首を振り否定する。
「そう、か。どうやら璃杏の事だけじゃなくて陽夏凛さんについても少し調べないといけないね。」
戸惑った表情をした後真剣な顔をして言う羽琉。
「陽夏凛さんも不思議な方ね。分かりました。無理はしないでくださいね。では、解散しましょう。」
白百合の合図でそれぞれ部屋を出ていく。
バタンッ
扉が閉まるのを見届け白百合はひとつ溜息を吐く。
「はあ、何故かとても嫌な予感がするわ。今日とか明日起こるわけではなくいつか何か悪いものが来る嫌な予感がする。」
そう言って白百合は目を瞑った。
陽夏凛の急な言葉に双美は戸惑った声で聞く。
「簡単ですよ。璃杏様に対してです。あなた方は璃杏様に対して恐怖心を抱いています。」
いつもの笑顔から一変陽夏凛の顔は表情のない人形のようになっていた。
「何を言っているの陽夏凛さん!!私達は璃杏を大切にしているわ!!」
必死に陽夏凛に言う白百合。
「それは分かっています。ただ、許せないんですよ。偽りのない愛もあなた方は璃杏様に対して向けていることも分かります!!でも、なんで怖いと思った時に無理に可愛がろうとするんですか?」
白百合を見つめる陽夏凛。
その目は嘘は絶対に許さない威圧も満ちた目をしている。
「そ、れは・・・・傷つけたくないから、よ。璃杏はまだ幼いし周囲からの視線なんてまだ気づかなくていいと思うの。悲しんでいるところなんて見たくないもの。」
白百合は視線を落して言う。
白百合の身体は少し震えているようにも見える。
そんな白百合に気づいた羽琉は白百合に肩を抱き寄せる。
「それに、璃杏はまだ幼くて知りたくないこともまだ知らなくていいと思うんだ。魔力だってまだどれくらいあるのか分からないから3歳になったら調べるんだ。璃杏だってその方が安心だしその魔力にそって対策を練れば安全に璃杏も過ごせる。」
微笑んで陽夏凛を見る羽琉。
でも、その視線は何処か刺がある。
「傷つけたくない?悲しませたくない?まだ気づかなくていい?知らなくていい?・・・・・ふざけないでくださいよ!璃杏様のためを思ってなのでしょうが自分のためにやってるようにしか聞こえないんですけど!!!傷つきたくないのはあなた達でしょう?周囲の視線に気づかなくてもいいって幼いからわからないと思ってるんですか?幼くても分かりますよ。周囲がどんな視線を自分に浴びせているか。悲しんでるところを見たくないってそれをあなた達がするのでしょう?今は銀色の髪で恐れているようですが魔力が強ければあなた達が璃杏様をもっと恐れることは分かっています。1番嫌なのは愛して大切に育ててくれていると思った人達の愛はただの演技にすぎず除け者になった時ですよ!そうなった時とても悔しくて苦しくて悲しくて辛いことしかないんです!!そんな経験したことないから言えるんです!私の人生はせん・・・・いえ、なんでもありません。でも、少しは璃杏様の気持ちも考えたらどうですか?私たちにないからと言って除け者や忌み子なんて言われるなんて心外です!!では、失礼します。」
陽夏凛はそのまま白百合の部屋から出ていった。
バタンッ
陽夏凛は数歩歩いたところで立ち止まり溜息を吐く。
「はああ。流石に言い過ぎたかもしれないけど私の本心であり璃杏ちゃんを守るためにはこうしないといけない。たとえ憎まれようと何だろうと璃杏ちゃんにはあんな思いさせたくない。でも、セーフ!自分の正体言うところだったよー!今日はゆっくり休むとしますか。」
また陽夏凛は歩き出した。
夜の月光が陽夏凛を照らす。
陽夏凛の姿はいつもと全く違う。
まるで・・・・・・淡い光の女神のようだった。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
陽夏凛が部屋を出ていったあとの部屋の中はとても静まり返っていた。
「・・・・・・陽夏凛さんの言う通りだわ。」
沈黙が続く中白百合が口を開いた。
「白百合?何を言って。」
肩を抱き寄せている手を離し白百合と目を合わせる羽琉。
「確かに私は璃杏が怖かった。私たち両親には銀の髪はいないましてやこの国には銀の髪の人なんて存在しない・・・・・そんなのただの・・」
『化け物』白百合はそう言いそうになった。
でも、言ってしまったなら璃杏という存在を否定し後々残るのは後悔しかない。
「僕も璃杏と久しぶりに会った時はびっくりしたよ。同時に不気味にも思った。結恵さんに会った時も僕は結恵さんを見た時の第一印象だった。最低だとつくづく思うよ。」
悔しそうな表情で言う羽琉。
「だが、あいつの言っていることは今後におけるような事だろう?別にあんなに怒らなくても。」
不思議そうに言う楓斗。
「違うわ!!陽夏凛さんは璃杏様に同じ目にあって欲しくなくて私達に怒ったの璃杏様のために。それに、今後におけるとかじゃない今まさに起こっていることよ。私も正直璃杏様が怖いわ。でも、月鍵家の一人娘だから大切にしなくてはと思っても恐怖心が勝ってしまう。本当にどうしたらいいのか。」
双美さんは楓斗の言葉を否定し心の内を明かした。
「でも、璃杏様はとても不思議な方ですよね。僕も初めは先輩達に押し付けられた、みたいな感じでした。僕も先輩達も璃杏様を恐怖視してました。でも、璃杏様はこの頃僕を見かける度に手を振ってくださいます。小さな手で頑張って。その度に思うのですああ、この小さな命を守りたいと。璃杏様は確かに人とは違うものをたくさん持っているんだと思います。でも、それで嫌ってしまうのは何か違うと思います。そして、璃杏様が4歳になられた時僕は立派な守護騎士になりたいと思います。すみません。偉そうなことを言ってしまって。僕もそろそろ戻らせて頂きます。」
優しく微笑み璃杏について語る空桜。
その表情は愛おしくそれでいてとても大切そうな表情をしている。
空桜はそのまま部屋を出ていった。
バタンッ
「・・・・・・・私、璃杏のことしっかり見てなかった。」
ぽつり白百合は呟いた。
「そうね。私も見ていなったわ・・・・・あんな風に思えるなんて素晴らしいことだものね。」
白百合に微笑んで双美は答えた。
「そうだね。璃杏は璃杏であって忌み子でも何でもない。・・・・ねえ、3人ともひとつ聞きたいことがあるんだけど。陽夏凛さんが怒ってる途中に陽夏凛さんの瞳が深緑色に変わったんだ。見てない?」
真剣な顔で確かめる羽琉。
「俺は見てないぞ?」
首を振る楓斗。
「瞳の色が変わった?・・・・私も見てないですよ。」
少し考えたが当てはまらなかったのか首を振る双美。
「私も見ていませんわ。」
白百合も首を振り否定する。
「そう、か。どうやら璃杏の事だけじゃなくて陽夏凛さんについても少し調べないといけないね。」
戸惑った表情をした後真剣な顔をして言う羽琉。
「陽夏凛さんも不思議な方ね。分かりました。無理はしないでくださいね。では、解散しましょう。」
白百合の合図でそれぞれ部屋を出ていく。
バタンッ
扉が閉まるのを見届け白百合はひとつ溜息を吐く。
「はあ、何故かとても嫌な予感がするわ。今日とか明日起こるわけではなくいつか何か悪いものが来る嫌な予感がする。」
そう言って白百合は目を瞑った。
4
あなたにおすすめの小説
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ
女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。
過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。
公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。
けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。
これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。
イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん)
※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。
※他サイトにも投稿しています。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました
下菊みこと
恋愛
突然通り魔に殺されたと思ったら望んでもないのに記憶を持ったまま転生してしまう主人公。転生したは良いが見目が怪しいと実親に捨てられて、代わりにその怪しい見た目から宗教の教徒を名乗る人たちに拾ってもらう。
そこには自分と同い年で、神の子と崇められる兄がいた。
自分ははっきりと神の子なんかじゃないと拒否したので助かったが、兄は大人たちの期待に応えようと頑張っている。
そんな兄に気を遣っていたら、いつのまにやらかなり溺愛、執着されていたお話。
小説家になろう様でも投稿しています。
勝手ながら、タイトルとあらすじなんか違うなと思ってちょっと変えました。
猫に転生したらご主人様に溺愛されるようになりました
あべ鈴峰
恋愛
気がつけば 異世界転生。
どんな風に生まれ変わったのかと期待したのに なぜか猫に転生。 人間でなかったのは残念だが、それでも構わないと気持ちを切り替えて猫ライフを満喫しようとした。しかし、転生先は森の中、食べ物も満足に食べてず、寂しさと飢えでなげやりに なって居るところに 物音が。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる