2 / 4
戻れない日常、「俺達は生き残れるのか?」
しおりを挟む
俺と、高校の友人たち
勇斗、亮太、綾桜、夢華、そして聖羅の
6人は、今台場で行われている
イベント会場に来ている。
そして、会場内の地球科学博物館
というところで行われている
"地球探検" という
VRで様々な体験が出来るブースで
探検をスタートしたところだった。
俺は現在VRで 地球探検の真っ最中だ。
ヘルメット型のVRマシンのおかげで、
周りの音などは入って来ず、俺は視界全域に
広がるその世界に没入していた。
(なんか⋯不思議な感覚だな
自分の中の世界が広がるというか⋯
何かが自分の中で覚醒していくような⋯?)
VRはこれまでにも、勿論使ったことはあるが
なんというか⋯新しい感覚だった。
俺は次々に広がる世界を体感しながら
探検を進める。ジャンクルの中や
アフリカのサバンナ、険しい山など⋯
そして、、
俺は手元のコントローラーを操作しながら
今は海の中にいた。
様々な魚や、大きな鮫、さらに大きな
鯨などが、俺の直ぐ側を通り抜けて行く
ぶつかりそうになった俺は、思わず
避けようとしてしまった。
それくらいリアルな映像だった。
(すごいな、この映像!
これはAIが作ってるのかな?)
予想以上の迫力に興奮しながら、
俺は冒険を進める。
やがて俺は深海に到達し、さらに
その海の底、砂泥の中に入っていく。
こんなこと実際には無理だし、
仮に中にはいっても、光もない中で
何も、見ることは出来ないだろう。
しかし、そこはクリアな映像で中の様子が
よく見えるように作り込まれ、俺は
どんどん地下深く⋯深く⋯⋯潜っていく。
どれくらい潜ったろう?
実際には大した時間じゃないと思うが、
体感では随分たったような気もする。
そこで俺は、ある奇妙な物を発見した。
様々な色をした土壁や岩石、何かの
化石のような物に混じって、
"それ"はあった。
(なんだろう?これ⋯)
見た目には箱状の何かに見えるが、
距離感がなく、大きさがつかめない
大きめの段ボールサイズ位の気もするし
もしかしたら、かなり大きな物なのかも?
俺達の通う学校の校舎のような大きさ
なのかも知れない。
(近くに行けないかな?)
俺はもっと近くに行ってみることにした。
移動スピードを速くしてどんどん近寄る。
しかし、スピートアップして
かなりの距離を進んだはずなのに
一向に近くに行くことができない。
これは、学校なんて大きさじゃない!
もっともっと大きいぞ!何なんだこれは?
俺は自分が見つけた"箱状の何かが"
考えてた以上に、とてつもない大きさなのを
ようやく実感した。
そうして、その物体に近付いていくと
頭の中に何かが語りかけてきた。⋯⋯
⋯⋯も、⋯⋯っと⋯⋯⋯⋯⋯だ
っと⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯こ、
(な、なんだ?これ??
これまで体験中に雑音なんか
入らなかったのに⋯)
俺は⋯
何か語りかけるような、聞こえてくる
その声らしき物の正体が何なのか?
確かめようとした⋯⋯⋯
確かめようとしてしまった!
俺は、まるで操られるが如くその声の
近くまでいってしまい⋯⋯気がつくと
さっきあれほど近寄ろうとしても
行くことができなかった物体の目の前にいた。
それは何か、俺の知っている言葉では表現
出来ないような、毒々しい色をしていて
その大きさは、今いるイベント会場全部
いや、もしかしたら俺が住んでいる街
いや⋯⋯それ以上かもしれない。
そんなとてつもない大きさだったのだ。
と、さっきの声がまた聞こえる。
いや、これは声なんかじゃない
頭に直接響いてくる。
何故なら、声と思っていたのは
何処の国の言葉でもない
何か、呪文のような、動物のうめき声の
ような、自分の理解を超えたものだったのだ
しかし、何故か俺を呼んでいる
⋯⋯⋯⋯俺は、呼ばれている。
そう理解してしまっていた。
そして、次の瞬間⋯⋯⋯⋯
⋯⋯⋯⋯そ れを⋯⋯⋯⋯も、っ⋯⋯て
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯来い!!
「う、うわあああああぁっ!!」
不意に俺を襲ったその命令のような響きに
俺は、恐怖で叫び声をあげ、緊急停止の
コマンドをしていた。
「⋯⋯⋯⋯さ⋯⋯ま」
「お⋯客⋯⋯⋯様!」
「お客様! 大丈夫ですか!?」
俺は、気が付くと会場のスタッフに
声をかけられ、椅子から起こされていた。
「大丈夫ですか?御気分が、悪かったり
しませんか?」心配そうにしている
スタッフに俺は大丈夫だと伝えると
「すみません、海の底で見慣れない物を
みて、驚いちゃって⋯」俺は仲間や
スタッフの人達、一緒にいた他のお客にも
謝ると、皆と地球科学博物館を後にした。
「いや~、皆ホントごめんm(_ _;)m」
「ほんとだよ 急にどうしたんた?」
勇斗が、怪訝な表情で俺に話しかける。
「なんか、怖いものでも見たの~?」
夢華である。
「いや、俺もよくわからないんだけどさ」
「俺、VRで海の底に潜ったんだけど
その海底の底の底⋯⋯ずっと深い地の底
みたいなところでさ⋯⋯⋯なんて言うか
すげえ大きな物体?
みたいな物を見つけてさ」
「へえ、古代の遺跡かなんか?」
亮太が興味深いといった表情で
話に入ってくる。
「いやあ、、、どうなのかな?」
そういえば、亮太はこういうの好きだったな
「もういいよ 次のところ行こーぜ」
「アタシお腹空いてきちゃった~」
「そういえばアタシも、
そうねぇ⋯⋯こういうとこってお昼は
大体どこも混むし、先にどっかで
食べちゃう?空いてるうちに」
夢華が空腹アピールをすると聖羅も
同意する。
「そうだなあ 飯食ってからゆっくり
回るか」
勇斗も賛成のようだ。
亮太は⋯⋯?というように彼の方をみると
「僕はどっちでも」といい、
頷きながら笑った。綾桜も賛成らしい
そして、俺達は食事コーナー内の
軽食ブースに向かった。
食事コーナーに向かう途中、土産物屋を
見つけた俺は「皆、ごめん 先行ってて」
仲間にそう伝えると、俺はその中の
アクセサリーコーナーにあった
花を模したブローチを手に取る
値段は⋯⋯⋯3500円か!
そりゃ⋯それくらいはするよなぁ
高校生の小遣いを考えると
なかなか高額ではある。
しかし、俺は高校に入ると直ぐに
駅から程近いアミューズメント店で
バイトをしており、親から小遣いを
貰ってる奴等よりは少し余裕があった。
「うん、これにしよう」母さんに
似合いそうだし⋯
バイト始めてから、まだ母さんには
何もプレゼントしてなかったもんな
俺の父さんは仕事で家に居ないことが多く、
俺と母さんはほとんど二人で暮らしていた。
しかし、俺が高校生になってから
ばいを始めたので、母さんと過ごす
時間は前よりも短くなっていた。
前に、母さんの誕生日にバイト代渡すから
たまには何処かで食事したりしておいでよ
といったのだが、母さんはそんな俺に
にっこり笑いながら「いいのよ、それは
レンが一生懸命働いて稼いた大事な
お金でしょ?だから自分の為に大事に
使いなさい」って言ってくれたんだよな⋯
でも、プレゼントなら受け取ってくれるよな
「すみません これください!」俺は店員に
伝えると、キレイに包装してもらって
店を出た。
結構時間かかったかな
急ぐか!
俺は急いで皆のいる食事コーナーに向かった。
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。
「ごめん、また待たせちゃって
「「今日2度目だぞ」」
うっ、そんな全員で言わなくても⋯⋯
「ごめん お詫びに皆に飲み物奢るからさ」
流石に申し訳ないので、俺はそう言うと
皆から飲みたいものを聞いて、販売機に
買いに行った。
くっ、母さんのお土産も買っちゃたし、
思わぬ出費だ!
飲み物を買うついでに、
自分の注文も済ませた俺は、
皆に飲み物を届けると、ちょうど番号を
呼ばれたので、食事を受け取り
ようやく座ることができた。
座った時また、ポケットの中に
異物感を感じた俺は中の物を取り出すと
「あれ?石が割れている」
母さんかくれたお守りの石が割れていた。
原型は留めているが、石には大きめの
亀裂が入り、割れ目は上下に広がっている
まいったなぁ⋯⋯
せっかく母さんがくれたのに⋯
帰ったら正直に言って謝らなきゃ
少しガッカリしたが、今は皆と
出かけてるんだ。とりあえず後にしよう
俺は気を取り直して食べることにした。
今日の俺のメニューはフランクフルトと
ポテトにした。少しは節約しないとな⋯
俺が食べ始めると勇斗は
ハンバーガーを食べながら
「なんだあ お前それだけかよ」
と言ってきたので、「ん、あぁ今月まだ
長いしな⋯⋯また、皆で出かけるって時
金がないから行けないってのも嫌だからさ」
「だってお前バイトしてるじゃん」
「さっき母さんのお土産買ってきたからさ
この後を考えて少し節約だよ
それにまた早い時間だから
そこまで腹減ってないしな」俺は
そう言ってフランクを頬張った。
「お母さんにお土産かぁ
私も何か買っていこうかな?
優しいんだね レン君」綾桜がそう言って
俺に笑いかけてくる。
「そ、そうかな?」俺は少し照れながら
ドリンクを飲みポテトに手を伸ばそうとした。
その時だった⋯⋯!
ドカァーーーーーン!!
ガシャガシャ、バリーーーーン
耳を劈くような大きな音がした!
不意に轟音が響き、会場内が騒然となる
「な、なんだ!どうした」
「何があったの!」「いや~~怖い!」
誰彼問わず様々なところから、叫び声や
助けを求める声が響き渡る。
俺達もいきなりの事態に驚き、
みんなはパニック状態だ、
「なになになになに!どうしたの!」
「な、なんなんだよ! 何があったんだ!」
勇斗と夢華が寄り添いながら、
あたりを見渡す
勇斗は恐怖に怯える夢華を抱き寄せながら
辺りを警戒している。
「ひ、避難したほうがいいんじゃないかな」
「避難て、どこによ!」
「落ち着けって!」だめだ、突然のことに
皆恐怖でどうしていいか解らない!
とにかく、出口に向おう
「皆、気を付けて!
とにかく会場から出よう!」
「うん」、「そうだな!」
「皆、逃げ出してるから気を付けて!」
俺達は巻き込まれないよう互いに気を付け
ながら、出口に向かった。
そこで、俺たちが目にしたものは⋯⋯
「な、なんだよこれ
こんなの⋯⋯⋯⋯どうすればいいんだよ!」
それは、俺たちが遭遇したことのない
いや、他の誰も観たことが無いだろう⋯
あちこちで、さっきのような爆発や
建物が燃えたり、崩れ落ちたりしている
そして、泣き叫ぶ声、助けを求める声で
溢れかえっている。
まるで世の恐怖を具現化したような⋯⋯
地獄のようなその光景に、
「こ、こんな所で、俺達は⋯⋯
生き残ることができるのか⋯⋯⋯?」
そう、誰かが呟いた。
勇斗、亮太、綾桜、夢華、そして聖羅の
6人は、今台場で行われている
イベント会場に来ている。
そして、会場内の地球科学博物館
というところで行われている
"地球探検" という
VRで様々な体験が出来るブースで
探検をスタートしたところだった。
俺は現在VRで 地球探検の真っ最中だ。
ヘルメット型のVRマシンのおかげで、
周りの音などは入って来ず、俺は視界全域に
広がるその世界に没入していた。
(なんか⋯不思議な感覚だな
自分の中の世界が広がるというか⋯
何かが自分の中で覚醒していくような⋯?)
VRはこれまでにも、勿論使ったことはあるが
なんというか⋯新しい感覚だった。
俺は次々に広がる世界を体感しながら
探検を進める。ジャンクルの中や
アフリカのサバンナ、険しい山など⋯
そして、、
俺は手元のコントローラーを操作しながら
今は海の中にいた。
様々な魚や、大きな鮫、さらに大きな
鯨などが、俺の直ぐ側を通り抜けて行く
ぶつかりそうになった俺は、思わず
避けようとしてしまった。
それくらいリアルな映像だった。
(すごいな、この映像!
これはAIが作ってるのかな?)
予想以上の迫力に興奮しながら、
俺は冒険を進める。
やがて俺は深海に到達し、さらに
その海の底、砂泥の中に入っていく。
こんなこと実際には無理だし、
仮に中にはいっても、光もない中で
何も、見ることは出来ないだろう。
しかし、そこはクリアな映像で中の様子が
よく見えるように作り込まれ、俺は
どんどん地下深く⋯深く⋯⋯潜っていく。
どれくらい潜ったろう?
実際には大した時間じゃないと思うが、
体感では随分たったような気もする。
そこで俺は、ある奇妙な物を発見した。
様々な色をした土壁や岩石、何かの
化石のような物に混じって、
"それ"はあった。
(なんだろう?これ⋯)
見た目には箱状の何かに見えるが、
距離感がなく、大きさがつかめない
大きめの段ボールサイズ位の気もするし
もしかしたら、かなり大きな物なのかも?
俺達の通う学校の校舎のような大きさ
なのかも知れない。
(近くに行けないかな?)
俺はもっと近くに行ってみることにした。
移動スピードを速くしてどんどん近寄る。
しかし、スピートアップして
かなりの距離を進んだはずなのに
一向に近くに行くことができない。
これは、学校なんて大きさじゃない!
もっともっと大きいぞ!何なんだこれは?
俺は自分が見つけた"箱状の何かが"
考えてた以上に、とてつもない大きさなのを
ようやく実感した。
そうして、その物体に近付いていくと
頭の中に何かが語りかけてきた。⋯⋯
⋯⋯も、⋯⋯っと⋯⋯⋯⋯⋯だ
っと⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯こ、
(な、なんだ?これ??
これまで体験中に雑音なんか
入らなかったのに⋯)
俺は⋯
何か語りかけるような、聞こえてくる
その声らしき物の正体が何なのか?
確かめようとした⋯⋯⋯
確かめようとしてしまった!
俺は、まるで操られるが如くその声の
近くまでいってしまい⋯⋯気がつくと
さっきあれほど近寄ろうとしても
行くことができなかった物体の目の前にいた。
それは何か、俺の知っている言葉では表現
出来ないような、毒々しい色をしていて
その大きさは、今いるイベント会場全部
いや、もしかしたら俺が住んでいる街
いや⋯⋯それ以上かもしれない。
そんなとてつもない大きさだったのだ。
と、さっきの声がまた聞こえる。
いや、これは声なんかじゃない
頭に直接響いてくる。
何故なら、声と思っていたのは
何処の国の言葉でもない
何か、呪文のような、動物のうめき声の
ような、自分の理解を超えたものだったのだ
しかし、何故か俺を呼んでいる
⋯⋯⋯⋯俺は、呼ばれている。
そう理解してしまっていた。
そして、次の瞬間⋯⋯⋯⋯
⋯⋯⋯⋯そ れを⋯⋯⋯⋯も、っ⋯⋯て
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯来い!!
「う、うわあああああぁっ!!」
不意に俺を襲ったその命令のような響きに
俺は、恐怖で叫び声をあげ、緊急停止の
コマンドをしていた。
「⋯⋯⋯⋯さ⋯⋯ま」
「お⋯客⋯⋯⋯様!」
「お客様! 大丈夫ですか!?」
俺は、気が付くと会場のスタッフに
声をかけられ、椅子から起こされていた。
「大丈夫ですか?御気分が、悪かったり
しませんか?」心配そうにしている
スタッフに俺は大丈夫だと伝えると
「すみません、海の底で見慣れない物を
みて、驚いちゃって⋯」俺は仲間や
スタッフの人達、一緒にいた他のお客にも
謝ると、皆と地球科学博物館を後にした。
「いや~、皆ホントごめんm(_ _;)m」
「ほんとだよ 急にどうしたんた?」
勇斗が、怪訝な表情で俺に話しかける。
「なんか、怖いものでも見たの~?」
夢華である。
「いや、俺もよくわからないんだけどさ」
「俺、VRで海の底に潜ったんだけど
その海底の底の底⋯⋯ずっと深い地の底
みたいなところでさ⋯⋯⋯なんて言うか
すげえ大きな物体?
みたいな物を見つけてさ」
「へえ、古代の遺跡かなんか?」
亮太が興味深いといった表情で
話に入ってくる。
「いやあ、、、どうなのかな?」
そういえば、亮太はこういうの好きだったな
「もういいよ 次のところ行こーぜ」
「アタシお腹空いてきちゃった~」
「そういえばアタシも、
そうねぇ⋯⋯こういうとこってお昼は
大体どこも混むし、先にどっかで
食べちゃう?空いてるうちに」
夢華が空腹アピールをすると聖羅も
同意する。
「そうだなあ 飯食ってからゆっくり
回るか」
勇斗も賛成のようだ。
亮太は⋯⋯?というように彼の方をみると
「僕はどっちでも」といい、
頷きながら笑った。綾桜も賛成らしい
そして、俺達は食事コーナー内の
軽食ブースに向かった。
食事コーナーに向かう途中、土産物屋を
見つけた俺は「皆、ごめん 先行ってて」
仲間にそう伝えると、俺はその中の
アクセサリーコーナーにあった
花を模したブローチを手に取る
値段は⋯⋯⋯3500円か!
そりゃ⋯それくらいはするよなぁ
高校生の小遣いを考えると
なかなか高額ではある。
しかし、俺は高校に入ると直ぐに
駅から程近いアミューズメント店で
バイトをしており、親から小遣いを
貰ってる奴等よりは少し余裕があった。
「うん、これにしよう」母さんに
似合いそうだし⋯
バイト始めてから、まだ母さんには
何もプレゼントしてなかったもんな
俺の父さんは仕事で家に居ないことが多く、
俺と母さんはほとんど二人で暮らしていた。
しかし、俺が高校生になってから
ばいを始めたので、母さんと過ごす
時間は前よりも短くなっていた。
前に、母さんの誕生日にバイト代渡すから
たまには何処かで食事したりしておいでよ
といったのだが、母さんはそんな俺に
にっこり笑いながら「いいのよ、それは
レンが一生懸命働いて稼いた大事な
お金でしょ?だから自分の為に大事に
使いなさい」って言ってくれたんだよな⋯
でも、プレゼントなら受け取ってくれるよな
「すみません これください!」俺は店員に
伝えると、キレイに包装してもらって
店を出た。
結構時間かかったかな
急ぐか!
俺は急いで皆のいる食事コーナーに向かった。
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。
「ごめん、また待たせちゃって
「「今日2度目だぞ」」
うっ、そんな全員で言わなくても⋯⋯
「ごめん お詫びに皆に飲み物奢るからさ」
流石に申し訳ないので、俺はそう言うと
皆から飲みたいものを聞いて、販売機に
買いに行った。
くっ、母さんのお土産も買っちゃたし、
思わぬ出費だ!
飲み物を買うついでに、
自分の注文も済ませた俺は、
皆に飲み物を届けると、ちょうど番号を
呼ばれたので、食事を受け取り
ようやく座ることができた。
座った時また、ポケットの中に
異物感を感じた俺は中の物を取り出すと
「あれ?石が割れている」
母さんかくれたお守りの石が割れていた。
原型は留めているが、石には大きめの
亀裂が入り、割れ目は上下に広がっている
まいったなぁ⋯⋯
せっかく母さんがくれたのに⋯
帰ったら正直に言って謝らなきゃ
少しガッカリしたが、今は皆と
出かけてるんだ。とりあえず後にしよう
俺は気を取り直して食べることにした。
今日の俺のメニューはフランクフルトと
ポテトにした。少しは節約しないとな⋯
俺が食べ始めると勇斗は
ハンバーガーを食べながら
「なんだあ お前それだけかよ」
と言ってきたので、「ん、あぁ今月まだ
長いしな⋯⋯また、皆で出かけるって時
金がないから行けないってのも嫌だからさ」
「だってお前バイトしてるじゃん」
「さっき母さんのお土産買ってきたからさ
この後を考えて少し節約だよ
それにまた早い時間だから
そこまで腹減ってないしな」俺は
そう言ってフランクを頬張った。
「お母さんにお土産かぁ
私も何か買っていこうかな?
優しいんだね レン君」綾桜がそう言って
俺に笑いかけてくる。
「そ、そうかな?」俺は少し照れながら
ドリンクを飲みポテトに手を伸ばそうとした。
その時だった⋯⋯!
ドカァーーーーーン!!
ガシャガシャ、バリーーーーン
耳を劈くような大きな音がした!
不意に轟音が響き、会場内が騒然となる
「な、なんだ!どうした」
「何があったの!」「いや~~怖い!」
誰彼問わず様々なところから、叫び声や
助けを求める声が響き渡る。
俺達もいきなりの事態に驚き、
みんなはパニック状態だ、
「なになになになに!どうしたの!」
「な、なんなんだよ! 何があったんだ!」
勇斗と夢華が寄り添いながら、
あたりを見渡す
勇斗は恐怖に怯える夢華を抱き寄せながら
辺りを警戒している。
「ひ、避難したほうがいいんじゃないかな」
「避難て、どこによ!」
「落ち着けって!」だめだ、突然のことに
皆恐怖でどうしていいか解らない!
とにかく、出口に向おう
「皆、気を付けて!
とにかく会場から出よう!」
「うん」、「そうだな!」
「皆、逃げ出してるから気を付けて!」
俺達は巻き込まれないよう互いに気を付け
ながら、出口に向かった。
そこで、俺たちが目にしたものは⋯⋯
「な、なんだよこれ
こんなの⋯⋯⋯⋯どうすればいいんだよ!」
それは、俺たちが遭遇したことのない
いや、他の誰も観たことが無いだろう⋯
あちこちで、さっきのような爆発や
建物が燃えたり、崩れ落ちたりしている
そして、泣き叫ぶ声、助けを求める声で
溢れかえっている。
まるで世の恐怖を具現化したような⋯⋯
地獄のようなその光景に、
「こ、こんな所で、俺達は⋯⋯
生き残ることができるのか⋯⋯⋯?」
そう、誰かが呟いた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で
重田いの
ファンタジー
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で、人々の間に静かな困惑が広がる。
魔術師は事態を把握するため使用人に聞き取りを始める。
案外、普段踏まれている側の人々の方が真実を理解しているものである。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる