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やらかし夫夫(ふうふ)、番(つがい)になる
05*ー大志Sideー
しおりを挟む不安そうに揺れている瞳をどうにかしてやりたくて、精一杯、優しく触れた。
啄むようにキスをしていると、鼻から甘ったるく抜けた声が出始めた。
若干、まだ身体に力が入ってはいるものの拒絶の色を示さない瞳を覗き込みながら、再度、身体に手を這わしていく。
「んっ…」
ピクリと身体を震わせ、恥ずかしそうに顔を染めて、伏せ目がちになっており、俺の視線から逃れようとするかのように顔を横へと逸らした。
その可愛らしい仕草が俺をさらに煽ってくる。『もっと鳴かせたい』その口からでる嬌声じみた声を聞かせてほしいと本能も理性も求めている。
こちらに向けられていた耳へとわざとらしく音を立てながら舐めたり唇で食んでみたりしていると、雪斗の腰がプルプルと震えており、布越しに分かるくらいには雪斗のソレが勃ち上がっていた。
やはり、オメガだから小ぶりである。まぁ、標準のベータと比べればではあるが…。
アルファにもベータにも粗チンがいるらしいからな…。ちなみにその情報源は結翔である…。
稀にオメガの中にも標準アルファくらいの者も居るらしい…その情報源もまた結翔である…。
まさか、その短小って俺の事じゃないよな?と今更ながらに焦ってしまうが…結翔はド直球であり、回り諄い言い方はしない。
それが俺や結翔で言う『藤もっちん』ならば尚の事…。
『大志の陰茎…小さくね?』で終わりである…。今まで言われた事がないから大丈夫だと信じたい…。
「大志?」なんて不安そうに呼んでくる雪斗に目を向ければ、やはり、声音と同じくらいに不安そうな表情を浮かべている視線と絡んだ。
その目は『やっぱり嫌?』なんて言っているようにも見えたが…俺は違うという意味を込めて興奮しすぎてガチガチに張り詰めているソレを雪斗のソレへと押し当てた。
直後、不安そうな顔を一変させた雪斗は頬を赤く染めて甘い息を吐いた。
形の良い雪斗の首筋へ舌を這わせて時折、吸い付いた。少しずつ服も脱がせて行く。
「あぅ…ン、はぁ…」
ピクリ、ピクリと身体を揺らし股を擦り合わせている雪斗の股の間へと身体を捩じ込むと、ズボンを脱がしてショーツ越しに雪斗のソレへと触れた。
途中で形の良い可愛らしいお尻を揉みしだいたのは仕方ないと思ってもらいたい…。
雪斗のソレへと触れた直後、俺の頭は雪斗の腕の中に閉じ込められており、目の前には可愛く色づいた胸の頂きがあった。
迷わず舌で捏ねて吸い付いた。
「ひゃあ!!」
なんて、甲高くも可愛い声で鳴いたと思ったらビクビクと身体を痙攣させている。
どうやらイッたらしい…。ショーツに色濃いシミを作った雪斗の理性は軽く飛んでいるようにも見受けられた。
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