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第9章 洗脳の刑
第66話 少女の残酷な要求
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額に刻まれた深い傷口から、ティエラが一気に葵の頭皮を引き剥がそうとする。
しかし、人間の身体は丈夫なものでそう簡単には剥がれない。みちみちっ、と聞いた事も無い様な奇怪な音と共に十数センチの頭皮の切れ端が静かに床に落ちる。引き千切られた頭皮には艶やかな黒髪が埋め込まれたままだ。
頭皮を失った十数センチの範囲からは血に濡れた白い頭蓋骨が露わになっており、血が絶え間無く流れ出ている。
「がぁ……ッ、ぁ……あ……」
自身の頭部に生じた経験した事の無い様な痛みに、葵は口を開いたまま痙攣していたが、拘束された状態ではまともに身動きさえ取れない。
喉が潰れてしまったのか、葵は悲鳴すらまともに上げる事ができなくなっていたが、その喉奥からは僅かに声帯が震える音が口元から白い泡と共に漏れ出している。
「案外難しいものね。切り込みが浅かったのかしら? 私も初めてだから勝手が分からないわ、ごめんね?」
自身の指先の血を拭き取りながら、ティエラが葵の顔を覗き込み謝罪する。
これだけの事をしておいて、冷徹な表情は一切崩れていない。
「ティエラ、それでは効率が悪くないか? そのやり方に意味がある様には見えないが……」
「馬鹿ね、あるに決まってるじゃない。実験台の痛覚に対する耐性やら反応を試す為にも必要なやり方よ。何も知りもしない癖に口出ししないでくれる?」
ティエラ曰く、このやり方で実験台の痛覚に対する耐性、反応を観察し今後の施術の方針を固めるのだと言う。
脳弄りに方針とやらがあるのかは知らないが、これ以上ティエラに口出しをしても無意味だと悟り僕は口を閉じる。
「や、や……めて……ぐだ……さ……っ」
頭皮を髪の毛ごと引き剥がされ、白い泡を吹きながら葵は大粒の涙を流しながらティエラに懇願する。
だが、そんな言葉はティエラには届かない。
「あんたもうるさい! 実験体がペラペラ喋るんじゃないっての……」
するとティエラは苛立ちを覚えたのか、葵の開いた口から泡だらけの舌を強引に引っ張り出す。
「がっ……はッぁ……ぁ」
舌を引っ張り出され、まともに声も出せない中でも葵は必死に何かを訴えかけようと舌を蠢かせる。
「……まぁ……コレは要らないか。脳味噌とは関係無い器官だもんね」
誰にも聞こえない様な、自分に言い聞かせる為の独り言のような口調でティエラはそう呟いた。
すると、ティエラは医療用のハサミを持参のキャリーバッグから取り出す。
そして、銀色に輝くハサミの刃で葵の桜色の舌を挟み込み……その先端の一センチ程を容赦無く切り落とした。
さくっ、と薄い肉が切り落とされる音と共に葵の声にもならない悲鳴が湧き上がる。
「んぐぅぅううッ! んんッ……んァ……ッ!」
切断された舌の先端からは血が溢れ、桜色の舌と混ざり合う。
「これからあんたがピーピー喚くたびに舌を一センチずつ切り落とす事にするわ。余計に痛い思いをしたくないのなら、私をイラつかせない事ね。分かった? 分かるわよね? 葵」
ティエラは葵の首元に手を掛け、子供に語りかけるかの様に優しい口調で言う。
葵は、ただその少女の残酷な要求に首を縦に振り続ける事しか出来なかった。
しかし、人間の身体は丈夫なものでそう簡単には剥がれない。みちみちっ、と聞いた事も無い様な奇怪な音と共に十数センチの頭皮の切れ端が静かに床に落ちる。引き千切られた頭皮には艶やかな黒髪が埋め込まれたままだ。
頭皮を失った十数センチの範囲からは血に濡れた白い頭蓋骨が露わになっており、血が絶え間無く流れ出ている。
「がぁ……ッ、ぁ……あ……」
自身の頭部に生じた経験した事の無い様な痛みに、葵は口を開いたまま痙攣していたが、拘束された状態ではまともに身動きさえ取れない。
喉が潰れてしまったのか、葵は悲鳴すらまともに上げる事ができなくなっていたが、その喉奥からは僅かに声帯が震える音が口元から白い泡と共に漏れ出している。
「案外難しいものね。切り込みが浅かったのかしら? 私も初めてだから勝手が分からないわ、ごめんね?」
自身の指先の血を拭き取りながら、ティエラが葵の顔を覗き込み謝罪する。
これだけの事をしておいて、冷徹な表情は一切崩れていない。
「ティエラ、それでは効率が悪くないか? そのやり方に意味がある様には見えないが……」
「馬鹿ね、あるに決まってるじゃない。実験台の痛覚に対する耐性やら反応を試す為にも必要なやり方よ。何も知りもしない癖に口出ししないでくれる?」
ティエラ曰く、このやり方で実験台の痛覚に対する耐性、反応を観察し今後の施術の方針を固めるのだと言う。
脳弄りに方針とやらがあるのかは知らないが、これ以上ティエラに口出しをしても無意味だと悟り僕は口を閉じる。
「や、や……めて……ぐだ……さ……っ」
頭皮を髪の毛ごと引き剥がされ、白い泡を吹きながら葵は大粒の涙を流しながらティエラに懇願する。
だが、そんな言葉はティエラには届かない。
「あんたもうるさい! 実験体がペラペラ喋るんじゃないっての……」
するとティエラは苛立ちを覚えたのか、葵の開いた口から泡だらけの舌を強引に引っ張り出す。
「がっ……はッぁ……ぁ」
舌を引っ張り出され、まともに声も出せない中でも葵は必死に何かを訴えかけようと舌を蠢かせる。
「……まぁ……コレは要らないか。脳味噌とは関係無い器官だもんね」
誰にも聞こえない様な、自分に言い聞かせる為の独り言のような口調でティエラはそう呟いた。
すると、ティエラは医療用のハサミを持参のキャリーバッグから取り出す。
そして、銀色に輝くハサミの刃で葵の桜色の舌を挟み込み……その先端の一センチ程を容赦無く切り落とした。
さくっ、と薄い肉が切り落とされる音と共に葵の声にもならない悲鳴が湧き上がる。
「んぐぅぅううッ! んんッ……んァ……ッ!」
切断された舌の先端からは血が溢れ、桜色の舌と混ざり合う。
「これからあんたがピーピー喚くたびに舌を一センチずつ切り落とす事にするわ。余計に痛い思いをしたくないのなら、私をイラつかせない事ね。分かった? 分かるわよね? 葵」
ティエラは葵の首元に手を掛け、子供に語りかけるかの様に優しい口調で言う。
葵は、ただその少女の残酷な要求に首を縦に振り続ける事しか出来なかった。
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