76 / 125
第9章 洗脳の刑
第76話 姉妹の愛
しおりを挟む
「私、一人っ子なのよ。ずーっと一人」
廃人同然の姉妹二人を眺めながら、ティエラは静かに語り始めた。二人の姉妹は変わらず虚ろな目で虚空を眺めているだけだ。身体に力も入らず、躾のされていない獣の様に糞尿を垂れ流している。
「だからね、この子達が羨ましいの。美しくて、健気で、仲睦まじい……誰から見ても理想の姉妹よね」
そして、僕達がその理想の姉妹を狂わせ、壊した。僕達の様な狂人の手によって、呆気なく。
彼女達を壊した僕達はどうだ?
僕もティエラも、幼い頃から友達の一人すらいなかった事だろう。僕たちの様な異端者は常に非難され、足蹴にされてきた。
同じ穴の狢の僕だからこそ、ティエラの過去など容易に想像ができる。
ティエラも僕も、ずっと一人だった。そして、憎悪と狂気が日々積もっていくだけ。
「だから、だから……だからこそ、思うの。壊したい。この二人を徹底的に嬲って、壊した後の惨めな姿を想像すると……最高の気分」
そして、孤独の中で僕達は憎悪と狂気は破裂し、僕達を呑み込んだ。気付いた頃には他人が壊れ、堕ちていく姿に快楽を見い出す狂人となっていたのだ。
「歪んでいるね、それで、君を満足させるにはどうすれば良い?」
自分達が狂っている事など分かっている。だが、分かっているからといって止められもしないし、止めようとも思わない。
倫理や法に縛られ、自分の欲望が殺されるくらいなら、僕達は狂ったままで良い、最後の最後まで。
呼応した様に、ティエラが微笑む。
そして、細い指で自らの頭部を指差して見せる。
「ココの『弄り合い』っこ」
ティエラが提案する、吹山姉妹への最低最悪の『弄り合い』っこ。
それは、姉妹の壊された心と尊厳に更に唾を吐きかける様な仕打ちだった。
廃人同然の姉妹二人を眺めながら、ティエラは静かに語り始めた。二人の姉妹は変わらず虚ろな目で虚空を眺めているだけだ。身体に力も入らず、躾のされていない獣の様に糞尿を垂れ流している。
「だからね、この子達が羨ましいの。美しくて、健気で、仲睦まじい……誰から見ても理想の姉妹よね」
そして、僕達がその理想の姉妹を狂わせ、壊した。僕達の様な狂人の手によって、呆気なく。
彼女達を壊した僕達はどうだ?
僕もティエラも、幼い頃から友達の一人すらいなかった事だろう。僕たちの様な異端者は常に非難され、足蹴にされてきた。
同じ穴の狢の僕だからこそ、ティエラの過去など容易に想像ができる。
ティエラも僕も、ずっと一人だった。そして、憎悪と狂気が日々積もっていくだけ。
「だから、だから……だからこそ、思うの。壊したい。この二人を徹底的に嬲って、壊した後の惨めな姿を想像すると……最高の気分」
そして、孤独の中で僕達は憎悪と狂気は破裂し、僕達を呑み込んだ。気付いた頃には他人が壊れ、堕ちていく姿に快楽を見い出す狂人となっていたのだ。
「歪んでいるね、それで、君を満足させるにはどうすれば良い?」
自分達が狂っている事など分かっている。だが、分かっているからといって止められもしないし、止めようとも思わない。
倫理や法に縛られ、自分の欲望が殺されるくらいなら、僕達は狂ったままで良い、最後の最後まで。
呼応した様に、ティエラが微笑む。
そして、細い指で自らの頭部を指差して見せる。
「ココの『弄り合い』っこ」
ティエラが提案する、吹山姉妹への最低最悪の『弄り合い』っこ。
それは、姉妹の壊された心と尊厳に更に唾を吐きかける様な仕打ちだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる