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第12話 自壊の刑
第101話 頭蓋の内側
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僕は早速、ティエラへ開頭手術の準備を進めさせ、開頭は僕の立会いのもと、慎重に行わせる事にした。
「はっ……は……」
ティエラは震える手を押さえつけながら茜の頭部に手を加えていく。
それが毒による震えなのか、死への恐怖による震えなのかは定かでは無いが、明らかに今までのティエラとは違い余裕を失っていた。
「……随分と手際が悪いな、死にたいのか?」
「やってる! 今、やってるから……」
半泣きで僕を怒鳴りつけるティエラ。
死が迫ってくる中では、所詮は天才とやらもこの程度なのだ。
「……天才が聞いて呆れる」
「もう開くから……助けて……ねぇ……っ」
ティエラの命乞いも今の僕には苛立ちを加速させるだけの雑音にしか聞こえない。
僕は何の反応も示さず、ソファに腰を下ろし開頭が済むのを待つ事にした。
「開いた……っ」
しばらくして、息を切らしたティエラから開頭が済んだ事を告げられた。
顔面は脂汗に塗れ、美しい金髪もぼさぼさに乱れている。
「なら、すぐに施術を始めろ」
確かに茜の頭蓋骨の一部は切り取られ、開頭は成功している。
次は、肝心の中身……脳を施術を行い、茜の心と魂を取り戻す。
人間の全てを司るのは脳だ。その脳さえ従える事が出来れば、僕の理想通りの茜が創り出せる筈なのだ。
「……?」
だが、僕は目の前のティエラの異変に気付く。先程まで動いていた手の動きが止まり、茜の頭の中身を覗き込んだまま、気を失ったかの様に固まったまま動かない。
「おい、聞こえなかったのか? 今すぐに始めろと……」
僕の言葉を聞いても、ティエラは手を動かそうとはしない。
「は、はは……そういう事かぁ……はは」
だだ、力無く……諦めた様な笑いを漏らすだけだった。
「死にたいのか?! 止まっている暇があるのなら、すぐに施術を始めろと言っているんだ!」
ティエラの金髪を鷲掴みにし、耳元で僕は怒鳴り散らす。
例えようの無いくらいの焦りと恐怖が、僕の心を煽る。
「無理……よ、こんなの……治せる訳……無い。あんたも、見れば分かる……こんなの、どうすりゃ良いっての? 無理……もう、手遅れ」
僕はティエラを突き飛ばし、茜の頭の中身を同じ様に覗き込む。
「……っ」
そして、覗き込んだ先の……想像を絶する様な光景が、僕へ逃れようの無い絶望を突き付けた。
「はっ……は……」
ティエラは震える手を押さえつけながら茜の頭部に手を加えていく。
それが毒による震えなのか、死への恐怖による震えなのかは定かでは無いが、明らかに今までのティエラとは違い余裕を失っていた。
「……随分と手際が悪いな、死にたいのか?」
「やってる! 今、やってるから……」
半泣きで僕を怒鳴りつけるティエラ。
死が迫ってくる中では、所詮は天才とやらもこの程度なのだ。
「……天才が聞いて呆れる」
「もう開くから……助けて……ねぇ……っ」
ティエラの命乞いも今の僕には苛立ちを加速させるだけの雑音にしか聞こえない。
僕は何の反応も示さず、ソファに腰を下ろし開頭が済むのを待つ事にした。
「開いた……っ」
しばらくして、息を切らしたティエラから開頭が済んだ事を告げられた。
顔面は脂汗に塗れ、美しい金髪もぼさぼさに乱れている。
「なら、すぐに施術を始めろ」
確かに茜の頭蓋骨の一部は切り取られ、開頭は成功している。
次は、肝心の中身……脳を施術を行い、茜の心と魂を取り戻す。
人間の全てを司るのは脳だ。その脳さえ従える事が出来れば、僕の理想通りの茜が創り出せる筈なのだ。
「……?」
だが、僕は目の前のティエラの異変に気付く。先程まで動いていた手の動きが止まり、茜の頭の中身を覗き込んだまま、気を失ったかの様に固まったまま動かない。
「おい、聞こえなかったのか? 今すぐに始めろと……」
僕の言葉を聞いても、ティエラは手を動かそうとはしない。
「は、はは……そういう事かぁ……はは」
だだ、力無く……諦めた様な笑いを漏らすだけだった。
「死にたいのか?! 止まっている暇があるのなら、すぐに施術を始めろと言っているんだ!」
ティエラの金髪を鷲掴みにし、耳元で僕は怒鳴り散らす。
例えようの無いくらいの焦りと恐怖が、僕の心を煽る。
「無理……よ、こんなの……治せる訳……無い。あんたも、見れば分かる……こんなの、どうすりゃ良いっての? 無理……もう、手遅れ」
僕はティエラを突き飛ばし、茜の頭の中身を同じ様に覗き込む。
「……っ」
そして、覗き込んだ先の……想像を絶する様な光景が、僕へ逃れようの無い絶望を突き付けた。
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