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第14章 懐胎の刑
第115話 三人の行方
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「はっ……ぁ……は……」
僕と茜は黙々と交わっていた。
僕の息遣い、そして快楽に震える吐息だけが響き渡る。
茜は勿論だが何の反応も示さない。
人間と交わっているというより、温度のある人形か死体と交わっているようで、不思議な感覚だった。
「……気持ち、悪い……」
そして、その光景を目の当たりにしていたティエラが吐き捨てるように言う。
魂の無い肉塊を相手に愛撫を重ねる僕に対しての言葉だろうが、僕は全く気にもならなかった。
「この営みの、どこがだい? 新たなる生命を宿す為の神聖な営みだというのに……理解に苦しむ」
僕は茜の身体を抱き抱えながら問う。
僕からすれば、あの『受胎告知』の絵画の様に神聖で、高貴な行いと同等だ。
神話の様に『処女懐胎』とはいかないが、むしろ僕は茜の身体へ僕の遺伝子を直接注ぎ込める事に喜びを感じていた。
更に、茜の肉体が僕の遺伝子を受け入れる姿を想像すれば、想像を絶する程の幸福感と征服感を味わう事が出来る。
「……私を、どうする気……もう、用済みなんでしょ……」
僕が茜と身体を重ね合わせ、交わっている最中、背後からティエラの掠れた声が漂ってくる。
僕は気にも留めなかったが、やがてティエラの声は大きなものへとなっていく。
「……殺して、殺しなさいよ。もう……良いでしょ……っ……もう」
「うるさいぞ」
流石に煩わしく感じた僕は茜との行為を中断し、ティエラの話を聞いてやる事にする。
無理矢理に黙らせる事も出来たが、夥しいくらいの幸福感に満たされていた僕は一先ずティエラの話を聞いてやろうと考えたのだ。
「ふむ……確かに、既に君は用済みだ。部品としても磨耗しているし、使える部品も殆ど残っていない」
四肢を失い、椅子へ縛り付けられているティエラを見下しながら、僕はその姿を目視する。
切り落とした手足の肉の殆どは既に使い切ってしまったし、他にも特に突出して必要とする部位も無い。
そもそも、今更になってこうも寂れてしまった女の部品など必要無い。
何故なら、僕は新たな生命をゼロから造る事を決意したのだから。
そう考えれば、確かに今のティエラは素材や部品としては『用済み』なのだろう。
「なら……今すぐ……」
「だが、それは……出来ない」
僕の非情な返答に、ティエラの顔から血の気が引いていく。
唯一の救いの手段である死すら許されず、更なる苦痛を強いられ続ける事に、ティエラは感情を抑えきれず、獣の様な声で泣き叫ぶ。
「確かに君を『素材』『部品』としての役目は一先ず終えた。だが、君にはもう一つの役目があるんだ」
泣き叫ぶティエラへ近付き、彼女の髪を撫でる。
確かに今のティエラでは部品としての価値は無い。
だが、一つだけ貴重な機能を持っている。
「そういえば、葵を逃した理由……実はもう一つあるんだ、教えてあげよう。簡単な事だ。葵も君と同じく部品、素材としての役目は終えたが……もう一つ、大きな役割を担っていた。だから……殺さずに逃した」
「これ以上……何を……っ……」
ティエラは表情を崩しながら、僕に問う。
「何をすれば良いかかい? いや、何もしなくても良い。ただ……『苗床』として、生き長らえてくれていれば、それで良いんだ」
それに対し、僕は答えてやる。
ティエラだけではなく、三人の歩み未来の行方を。
「茜、葵、ティエラ……君達三人が新たな『聖処女』を産む『聖母』となるんだ」
僕と茜は黙々と交わっていた。
僕の息遣い、そして快楽に震える吐息だけが響き渡る。
茜は勿論だが何の反応も示さない。
人間と交わっているというより、温度のある人形か死体と交わっているようで、不思議な感覚だった。
「……気持ち、悪い……」
そして、その光景を目の当たりにしていたティエラが吐き捨てるように言う。
魂の無い肉塊を相手に愛撫を重ねる僕に対しての言葉だろうが、僕は全く気にもならなかった。
「この営みの、どこがだい? 新たなる生命を宿す為の神聖な営みだというのに……理解に苦しむ」
僕は茜の身体を抱き抱えながら問う。
僕からすれば、あの『受胎告知』の絵画の様に神聖で、高貴な行いと同等だ。
神話の様に『処女懐胎』とはいかないが、むしろ僕は茜の身体へ僕の遺伝子を直接注ぎ込める事に喜びを感じていた。
更に、茜の肉体が僕の遺伝子を受け入れる姿を想像すれば、想像を絶する程の幸福感と征服感を味わう事が出来る。
「……私を、どうする気……もう、用済みなんでしょ……」
僕が茜と身体を重ね合わせ、交わっている最中、背後からティエラの掠れた声が漂ってくる。
僕は気にも留めなかったが、やがてティエラの声は大きなものへとなっていく。
「……殺して、殺しなさいよ。もう……良いでしょ……っ……もう」
「うるさいぞ」
流石に煩わしく感じた僕は茜との行為を中断し、ティエラの話を聞いてやる事にする。
無理矢理に黙らせる事も出来たが、夥しいくらいの幸福感に満たされていた僕は一先ずティエラの話を聞いてやろうと考えたのだ。
「ふむ……確かに、既に君は用済みだ。部品としても磨耗しているし、使える部品も殆ど残っていない」
四肢を失い、椅子へ縛り付けられているティエラを見下しながら、僕はその姿を目視する。
切り落とした手足の肉の殆どは既に使い切ってしまったし、他にも特に突出して必要とする部位も無い。
そもそも、今更になってこうも寂れてしまった女の部品など必要無い。
何故なら、僕は新たな生命をゼロから造る事を決意したのだから。
そう考えれば、確かに今のティエラは素材や部品としては『用済み』なのだろう。
「なら……今すぐ……」
「だが、それは……出来ない」
僕の非情な返答に、ティエラの顔から血の気が引いていく。
唯一の救いの手段である死すら許されず、更なる苦痛を強いられ続ける事に、ティエラは感情を抑えきれず、獣の様な声で泣き叫ぶ。
「確かに君を『素材』『部品』としての役目は一先ず終えた。だが、君にはもう一つの役目があるんだ」
泣き叫ぶティエラへ近付き、彼女の髪を撫でる。
確かに今のティエラでは部品としての価値は無い。
だが、一つだけ貴重な機能を持っている。
「そういえば、葵を逃した理由……実はもう一つあるんだ、教えてあげよう。簡単な事だ。葵も君と同じく部品、素材としての役目は終えたが……もう一つ、大きな役割を担っていた。だから……殺さずに逃した」
「これ以上……何を……っ……」
ティエラは表情を崩しながら、僕に問う。
「何をすれば良いかかい? いや、何もしなくても良い。ただ……『苗床』として、生き長らえてくれていれば、それで良いんだ」
それに対し、僕は答えてやる。
ティエラだけではなく、三人の歩み未来の行方を。
「茜、葵、ティエラ……君達三人が新たな『聖処女』を産む『聖母』となるんだ」
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