処女壊体-the making of a saint-

柘榴

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第14章 懐胎の刑

第117話 次なる世界

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 それから、僕は狂った様に二人の少女と交わり続けた。

 何度も吐精を繰り返し、体力が尽きれば眠り、目を覚ませばまた交わる……それをひたすらに繰り返した。

 気が遠くなるくらいの回数を重ねたと思う。既に何日……いや、何週間、何ヶ月も経過しているのかもしれない。
 日光も入らないガレージの中、ただ自身に課せられた指名として吐精だけを繰り返していた僕には、既に時間の感覚など残ってはいなかった。

「はっ……は……」
 息を切らしながら、僕は茜とティエラの身体に触れる。
 二人は生きてはいるものの、既に何の反応も示さない状態の肉人形だ。
 流動食を管で流し込む事で強制的に栄養を与え続け、生命を維持させ続けていたが……それにも限界がある。
 母体と孕んだ子の健康状態を考えれば、今の環境で彼女達を拘束しておくが最善ではない事も、僕は分かっていた。

「あれから……随分と時間が経った。それは、君達を見れば分かる」
 僕は膨れた二人の腹を撫でながら言う。この中には、確かに新たな生命が宿っている。僕の半身であり、貴重な素材。
「そして、君達とお腹の中の子供の事を考えれば……このままでは限界が訪れるという事も」

 そして、現実的に考えても母体、そしてお腹の中の子供の事を考えれば、現状の環境は決して望ましいとは言えない。
 流動食だけでは摂取できる栄養素も限りがあるし、なにより此処には出産を想定した設備や器具は揃っていない。
 僕も専門の産婦人科医では無いし、医学部だったとはいえ専門外の分野の知識には乏しい。
 孕んだ子を無事に出産し、その後も健やかに育つ『素材』でなければ意味が無い。

 茜、ティエラ……そしてお腹の中の子供の事を考えれば……辿り着く答えは一つだった。

 こうなった今、この場所に未練は無かった。
 本来ならば茜と僕だけの世界となるはずだったこの場所も、今となっては単なる薄汚れたガレージでしかない。
 
 ならば、僕は二人の少女と新たな生命を連れて別の世界へ飛び立つ事も厭わない。
 そこに未来があるのなら……僕は躊躇いなくこの世界を捨て、次の世界へと進んで見せよう。

 僕は決意した。二人の少女とそこに宿った新たな生命……全てを引き連れて、新たな世界へと飛び立つ事を。


「通報を、したいんだ」
 その第一歩として、僕はまず自らの罪を公にすべく、自ら警察へと連絡を行う事にした。

 未来を守る為ならば、僕は自らの罪も全て受け入れて見せると覚悟を決めたのだ。
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