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第3話「生徒会の雑務としての仕事」
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慶山高等学校は森林に囲まれたいかにも田舎の高校なのだが、毎年入学希望者が後を絶たない。県外や海外から来る生徒も当たり前なぐらい有名な高校なのだ。
何でも歴代の総理大臣のほとんどがこの高校の卒業生であり、他にも有名なスポーツ選手や学者など様々な大物を輩出しているらしい。
それにこの高校自体が国の重要文化財に匹敵するらしく指定保護地区にもなっている。
つまり、この高校は全国の有名な私立以上の名門校であり生徒会もそれぐらい重みのある所なのだ。
だからこの慶山高等学校の生徒会に所属すると言う事は成績・人望・信頼がある人でなくてはならない。
そんな神聖な場所に平凡な俺が所属するのは場違いじゃないのか?と大いに疑問を抱いてしまう。
「実は私たち生徒会は全員彼女が見えているのだよ。彼女はゆいと言ってあのスケッチブックに書かれている通り、一言も喋れない。まあ、こちらから話しかければスケッチブックに書いて返事をしてくれる。詳しい事は後日話そう」
小笠原椎名の話を聞いて俺は窓際に座っているゆいを見た。
彼女は田園しか見えない窓の外を静かに眺めていた。ただ、俺にはそれがつまらなさそうに見えた。
「・・・分かりました。先輩方、よろしくお願いします!」
なぜか俺はゆいの事が気になり、生徒会に入る事にした。それはスケッチブックに書かれていた話せない・死ねない人形・魔女と言う言葉が気になっていたからだ。
「よし、君の生徒会の役職は生徒会雑務にする。表向きは生徒会の雑務を一手に引き受けてもらうけど、裏向きはゆいの世話役だ」
生徒手帳に書いてあったのだが、ここの生徒会は立候補する生徒がいる場合生徒会長の権限で増やせるらしい。俺みたいな突然ゆいを見える者を引き入れる為に作られた校則なのだろうと感じた。
その後、生徒会室で生徒会の活動内容やゆいの世話について話し合った。
生徒会はゆいを保護するためにゆいを見えるだけが生徒会に所属できると言っていたが、俺はなぜ生徒会はそんなにゆいを守ろうとしている理由が分からなかった。
なぜ彼女が生徒会室に監禁状態で毎日リコーダーを吹いているだけのまるでかごの鳥と同じなのだろうと思ってしまった。
結局リコーダーの音源の正体を発見できたが、謎は更に深まるばかりだった。
何でも歴代の総理大臣のほとんどがこの高校の卒業生であり、他にも有名なスポーツ選手や学者など様々な大物を輩出しているらしい。
それにこの高校自体が国の重要文化財に匹敵するらしく指定保護地区にもなっている。
つまり、この高校は全国の有名な私立以上の名門校であり生徒会もそれぐらい重みのある所なのだ。
だからこの慶山高等学校の生徒会に所属すると言う事は成績・人望・信頼がある人でなくてはならない。
そんな神聖な場所に平凡な俺が所属するのは場違いじゃないのか?と大いに疑問を抱いてしまう。
「実は私たち生徒会は全員彼女が見えているのだよ。彼女はゆいと言ってあのスケッチブックに書かれている通り、一言も喋れない。まあ、こちらから話しかければスケッチブックに書いて返事をしてくれる。詳しい事は後日話そう」
小笠原椎名の話を聞いて俺は窓際に座っているゆいを見た。
彼女は田園しか見えない窓の外を静かに眺めていた。ただ、俺にはそれがつまらなさそうに見えた。
「・・・分かりました。先輩方、よろしくお願いします!」
なぜか俺はゆいの事が気になり、生徒会に入る事にした。それはスケッチブックに書かれていた話せない・死ねない人形・魔女と言う言葉が気になっていたからだ。
「よし、君の生徒会の役職は生徒会雑務にする。表向きは生徒会の雑務を一手に引き受けてもらうけど、裏向きはゆいの世話役だ」
生徒手帳に書いてあったのだが、ここの生徒会は立候補する生徒がいる場合生徒会長の権限で増やせるらしい。俺みたいな突然ゆいを見える者を引き入れる為に作られた校則なのだろうと感じた。
その後、生徒会室で生徒会の活動内容やゆいの世話について話し合った。
生徒会はゆいを保護するためにゆいを見えるだけが生徒会に所属できると言っていたが、俺はなぜ生徒会はそんなにゆいを守ろうとしている理由が分からなかった。
なぜ彼女が生徒会室に監禁状態で毎日リコーダーを吹いているだけのまるでかごの鳥と同じなのだろうと思ってしまった。
結局リコーダーの音源の正体を発見できたが、謎は更に深まるばかりだった。
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