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お菓子な国の姫君は、年下の堅物甘党王子に溺愛されています

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「サヴァランっ、ああっ……!」


「マカロン様……ああ、今日もぎゅうぎゅうに締め付けてきて、もう果ててしまいそうです」


 今夜も――新居の白いベッドの上、寝っ転がったわたくしの狭穴は、サヴァランの熱杭に貫かれてしまいました。
 
 彼の言う通り、わたくしは彼と離れたくないから、どうやらぎゅうぎゅう締め付けてしまうそうなのです。


「だって、サヴァランが素敵なんですもの……」


「ああ、マカロン様、いくつになっても愛らしい御人だ……」


 そうして――彼がわたくしの髪を優しく撫でてくださった後、左右のほっぺに口づけをしてくださるの。


 改めて両太腿の内側に大きな掌を添えられて、両脚を開かれてしまいました。


「それでは、動きますよ」

「はい」

 とっても優しい口調のサヴァラン。


「ああ、あなたの中は何度沈み込んでも気持ちが良くて幸せです」


「ああっ、そんな奥深く……気持ちいいっ……」


 奥深くを優しく優しく突いてくるものだから、全身にビリビリと刺激が走ってしまいます。


「ああ――あなたの声は砂糖菓子よりも甘い……」

「サヴァランったら……ああっ……」


 次第にサヴァランの腰遣いが激しくなってきました。
 私の両脚の間目掛けて彼の恥骨が、何度も何度もぶつかってきます。
 ぶつかられるたびに身体が揺り動かされてしまいます。
 パチュンパチュンと水音が立ってしまって……
 その音を聞いていたら、なんだかとっても恥ずかしくなってきました。


「ふあっ、ああっ、サヴァランっ……」


「ああ、姫様……すごく締まって、苦しいぐらいに幸せです」


 すごく余裕な表情だったのに、今では何かに耐えるかのよう。
 一心不乱にサヴァランはわたくしの狭穴へと抜き差しを繰り返しました。
 ギシギシギシギシ、ベッドが軋みます。
 優しいのに大胆な動きで……
 サヴァランの呼吸がどんどん速くなっていきます。
 激しく求められてしまっていて……
 どんどん激しさを増してきて、なんだか余裕を失ったサヴァランのことが、とっても愛おしく感じてしまいました。

「あっ、あんっ、あっ、サヴァラン……」

「マカロン様……」

 
 
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