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本編
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しおりを挟む初めて結ばれて数日が経った。
教会での結婚式の日程も、いつの間にか決まっている。
ウェディングドレスとタキシードも、オーダーメイドで作ると、我々の両親が張り切っていた。
ついでに言えば、ギルフォードの過保護さが増した。
(ギルが優しすぎて不気味だわ)
もう演技ではなくなったというのに――。
ところかまわずキスの嵐だし、毎日職場へは送り迎え、ドレスや宝石は大量に見繕われる始末だ。
結婚式の準備が忙しくて、まだギルフォードに菓子は作ってやれていない。
そんな中、社交パーティに脚を運ぶことになり、ちょっとした事件が起こる。
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