【R18】白い結婚2年目に白ネコになったら、冷血王と噂の旦那様との溺愛生活がはじまりました

おうぎまちこ(あきたこまち)

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後日談2※

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 満月の夜の散歩中。
 池の畔で、別名・冷酷王ヴァレンスは窮地に追いやられていた――。
 水面に映る星の煌めきが紫水晶の瞳の中でキラキラと揺れ動く。
 それ以上に、彼の瞳の中に映っているのは――。

「にゃあん……」

 ――一回りほど年下の愛らしい妻ユリアの裸体だった。
 陶器のような白い頬は、蒸気していて今は紅い。
 月夜にも血のように紅い丸い瞳はトロンとしている。びっしりと生えた睫毛が瞳の中に影を作っており、艶めかしさを色濃くしていた。
 しなやかな肢体、なだらかな乳房やくびれを覆うかのように、銀糸のような滑らかな白い髪が覆う。

 そうして、彼女の頭の上にはふさふさのネコ耳。
 お尻の付近からはふさふさの尻尾が生えていて、こちらに向かってフリフリしてくるではないか――。

「あ……ヴァレンス様……なんだか身体が……おかしい……のです……んっ……」

 挙げ句の果てに、色香を孕んだ声を漏らしながら、妻が夫ヴァレンスの身体にしなだれかかってきた。

「ユリ……ア……」

 至極真面目な表情を浮かべていたヴァレンスだったが――全身が沸騰寸前まで滾りかけていた。
 一気に瀬戸際まで追い詰められて――一瞬で果てそうだったが、一国の王の沽券にかけて耐えぬいた。

(……破廉恥な格好すぎる――――!)

 はあっと妻が漏らす甘い吐息で、またもやヴァレンスの脳髄が痺れておかしくなりそうだった。

 口づけてもネコの姿だったからと油断した。

 まさか、城庭だというのに――妻がネコ耳ネコ尻尾が生えた一糸まとわぬ姿になってしまうなんて、誰が想像しただろうか――!!

「ヴァレンス様に……どうにかしてほしいです……」

「……っ……」

(――どうにか――)

 ――どうにか、どうにか――。



『ヴァレンス様の好きにしてほしいです……♡』



 ネコ耳の妻が発していない言葉が重なって聞こえた。


(いかん……こんな状況で何を想像しているんだ、俺は……この窮状をどうにかしてほしいという意味に決まって……)

 ちらりと妻に視線を移すと――。


「ヴァレンス様、早く……」


 潤んだ瞳に見つめられると、ヴァレンスはくらりとした。

「くっ……」



 妻が言ってもいない言葉がヴァレンスの脳内に駆け巡る。


『ヴァレンス様、早く……私の中に』


 夜風で涼しかったはずなのに、ヴァレンスだけが異常に暑かった。

(妻が苦しんでいるというのに――俺はなんという想像を……最低だ……)

 下半身が充血して熱が集まりはじめる。

「ヴァレンス様……」

 妻がこちらに跨がってくるが気づかれてはいないだろうか――。

 不安だが――とにかく妻をどうにかしてやらないといけない。

「ユリア、俺が責任を持ってお前を城の中に――っ……!」

 その時、ふにっと妻の乳房がヴァレンスの胸板にシャツ越しに触れてきた。
 そのまま妻の柔らかな重みが、彼の全身にのしかかってくる。

(どうにかしてやらないといけないというのに……――!)

 軍人としても名高かったヴァレンスだというのに――ネコ耳の妻にうっかり押し倒されてしまった。

(くっ……俺という男は……身体が勝手に……!)

 やたらと自分の名前を呼びながら、全身を擦りつけてくるではないか。

 しかも――。

「ヴァレンス様、あ……」

 寝転がる自分の身体の上に跨がる格好になった妻がくねくねと恥じらう。
 
 察するに――ヴァレンスの無表情に反して、分身が熱してしまっていることに気づいたようだった。
年長者としての威厳など全くないような状況になってしまった。

「ヴァレンス様……身体が火照ってしまって……」

 ――ヴァレンスの理性が保たれたのはそこまでだった。

「あ……」

 華奢な妻の身体を一度強く抱きしめ、彼女の柔らかな白髪の間に指を埋めた後に引き寄せる。

「ユリア……」

 そうして、桜色の唇が半開きになっているところに無理矢理舌を捩じ入れ、くちゅくちゅとかき回す。

「あっ……んっ……あ……」

 ユリアは先ほどマタタビを嗅いだせいだろうか――。
 彼に呼応するかのように彼女も積極的に舌を絡めてくる。

「ヴァレンス様……あ……なんだかすごく気持ちいい……もっと……」

 妻の発言でヴァレンスの炎が一気に燃え上がって行く。

「ユリア……っ……」

 身体付きのわりに豊満な乳房にヴァレンスが長い指を沈み込ませ、ぐにぐにと変形させはじめる。

「ふあっ、あんっ、あっ、あ……」

 肉塊は掌の中で何度も弾む。尖った紅い先端を指先で転がすと、妻の身体がビクビクと跳ね上がった。
 両方の乳房をこね続けていると、普段よりも鋭敏になっているのか――彼女の両脚の間からは蜜がとろとろ溢れ出し、ヴァレンスの衣服を濡らしていく。
 ちょうど腰の上にいる彼女の腰が何度か浮遊して、脚の間にぶつかってくるものだから、彼の熱杭もどんどん膨張していく一方だ。
 
「ユリア……」

 両手で乳房を変形させ続けている間に――どんどん妻の呼吸が促迫していく。

「あんっ、あっ、ヴァレンス様っ、あっ、あっ、身体、変っ、あっ、あっ……――!」

 そうして、彼の身体の上、ネコ耳の妻がまるで白魚のように全身を戦慄かせた。

「ふあ……ああ……あ……」

 果てた彼女の身体をヴァレンスが抱き寄せる。
 悩ましげに呼吸を整えるユリアが、吐息を零しながら告げてくる。

「……まだ……足りないの……です……ヴァレンス様」

 ヴァレンスはいよいよ理性の限界突破を迎えた。

 このまま下衣を緩めて、自分自身も妻に呼応させよう。

(全てが終わった後、騎士服でユリアを包みこんで運べば問題ない)

 外だということは忘れていなかったが、欲望に忠実になったヴァレンスがそう結論づけて、自身の欲望の丈を取り出そうとした、その時――。

「なんだ……!?」

「ヴァレンス様……!?」

 ヴァレンスの身体が今度は光に包みこまれてしまう。

 そうして――。


「にゃ、にゃ、にゃにゃあ~~~~!!???」


 ――再び神の悪戯か――。

 ネコ耳ネコ尻尾で真っ裸の妻の眼前で――ヴァレンスは黒猫の姿になってしまったのだった――!!

(なぜ……?)

 そうして――。

「にゃ……」

 案の上――ヴァレンスもマタタビを嗅いで――元々発情していたのに――さらに発情してしまったのだった。




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