【R18】突然すみません。片思い中の騎士様から惚れ薬を頼まれた魔術師令嬢です。良ければ皆さん、誰に使用するか教えていただけないでしょうか？

後日談

9※

　しばらく二人何も言わないまま抱きしめられていたのだけれど……
　お風呂に入っているからか、アーサー兄さまの呼吸が心なしかどんどん早くなっていく気がしてくる。

「リーリア……」

　やけに熱っぽく名を呼ばれた。
　
「アーサー兄さま？　……っ……！」

（腰にお兄様の下半身が当たっているけれど……）

　ものすごく……
　象徴が熱くなっているのが分かって、気恥ずかしくなっていく。
　アーサー兄さまは少しだけ悔しそうだ。

「すまない、もう少し、お前とゆっくり湯船に浸かっていたかったが……どうやら子どもの時のようにはいかないようだ……どうにも俺は我慢ができない性分だったみたいだな……」

「裸同士だし、仕方がなくって……きゃっ……」

　おもむろに背後から乳房を両手で覆い隠されると、ゆっくりと揉みしだかれる。

「ひゃあっ、あっ、んんっ……」

「大人になってからのお前の裸は想像でしかなかったが……柔らかくて弾力があって……触れると気持ちが良いな……」

　アーサー兄さまがどうやら何か想像していたようだ。

「想像は、いったい、んんっ……！」

　背後から首筋を柔らかく食まれると、びくんと大きく身体が跳ね上がる。

「お前は知らなくても大丈夫だ……ああ、大人になったお前を見ていたら、制御が効かないな……」

「ああっ……兄さま……あっ、あっ、あっ……！」

　紅い先端を摘ままれたり伸ばされたりしながら、器用にもみほぐされていると、勝手に腰がよがってしまう。気づけば、アーサー兄さんの膝の上に抱っこされる格好となっていた。

「リーリア」

「ひゃんっ……」

　湯船の中、両脚の間に、いきりたった巨根がぬるりと挟まってくる。

「すまない、少しだけ動かせてほしい……」

　彼が腰を揺らし始めると、身体が上下に動いて、湯面がぱちゃぱちゃと跳ね上がった。
　花弁の間に熱く滾った根っこが挟まってぬるぬる動くものだから、粘膜が擦れて気持ちが良くて仕方がない。一緒に芽も擦り上げられると、全身が性感帯になったかのようだ。

「ひあっ、あっ、あっ、あっ……」

「リーリア、お前がここまで綺麗な女性になるとは思ってなかった……」

「兄さまっ……ああっ、あっ、あっ……」

「後ろから見るお前も可愛くて……綺麗で仕方がないな……」

「そんな、こと……ああっ……――！」

　気持ちが良すぎて再び達してしまった。
　今日はとにかく綺麗だと言われてしまうし、お風呂の中で情事に及んでいるせいか、いつも以上にふわふわ気持ちが良くて、なんだか夢見心地だった。
　両脚の間、どんどん相手の熱塊が膨張していく。

「なあ、リーリア、お前の中に潜りこみたい……良いだろうか……？」

「はいっ……もちろん……です」

「じゃあ、俺の上に座ってくれないか？」

「ええっと、こうですか？」

　相手の膝の上に座らされると、ゆっくりと腰を下ろす。
　蜜口の中を荒ぶる獣が侵入してくると、肉壁に肉棒が擦れて気持ちが良かった。

「ふああっ……！」

　だいぶアーサー兄さまの形に慣らされた肉壁がしっかりと飲み込んでいく。
　全ての侵入を果たした後、アーサー兄さまが背後から声をかけてきた。

「ああ……お前の中、何度潜り込んでも、可愛くて仕方がない」

「私も……幸せです……」