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番外編
ルカの話1
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ずいぶん前に同族の淫魔を好きになった。
サキュバスじゃない。インキュバスの男だ。
報われることがないことは分かっていた。
でも好きで、ちょっかいをかけたり、女を寝取ることをやめられなかった。
そのたびに疎ましがられて、嫌われていくのは分かってた。でも止められなかった。
どうにかして関わりを持っていたかった。
その淫魔はどんな人間にも本気になることはなかった。
だから安心してた。
なのに、その淫魔は、アレクは、突然人間の男と契約した。
信じられなくてすぐに人間界へ降りた。
アレクが居なくなるように画策して、アレクのパートナーに接触した。
そいつからは、濃いアレクの匂いがした。
ムカついて、無理やり精気を飲んで、手を出そうとした。
戻ってきたアレクは、僕に本気で怒った。
そんなアレク、見たこともなかった。
そんなに大切なのか。この男が。
ただの、人間が。
サキュバスじゃない。インキュバスの男だ。
報われることがないことは分かっていた。
でも好きで、ちょっかいをかけたり、女を寝取ることをやめられなかった。
そのたびに疎ましがられて、嫌われていくのは分かってた。でも止められなかった。
どうにかして関わりを持っていたかった。
その淫魔はどんな人間にも本気になることはなかった。
だから安心してた。
なのに、その淫魔は、アレクは、突然人間の男と契約した。
信じられなくてすぐに人間界へ降りた。
アレクが居なくなるように画策して、アレクのパートナーに接触した。
そいつからは、濃いアレクの匂いがした。
ムカついて、無理やり精気を飲んで、手を出そうとした。
戻ってきたアレクは、僕に本気で怒った。
そんなアレク、見たこともなかった。
そんなに大切なのか。この男が。
ただの、人間が。
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