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ベガ棟は五階建てで、ワンフロア8部屋ずつある。5階に王族、4階に公爵、3階~2階に侯爵、辺境伯、1階に常駐の警備隊と割り当てられている。
他の棟に比べて、ゆったりとした造りになっていて、部屋には寝室、執務室、バス・トイレ、簡易キッチンなども完備している。
ベガ棟の受付へ行くと、待たされることなく3階の角部屋へと通された。通された部屋は、ちょうど換気されているのか、窓からは優しく暖かい風が吹き込んでいた。
「スーツケースと身の回りのものが入った箱は執務室に運び込ませた。それ以外は片付けが済んでいる」
「ありがとうございます」
「重いものがあれば、私が手伝っていくが⋯」
「3年間に少しは筋肉がついたんで大丈夫です」
ノアは筋肉を見せるが、ウィリアムは苦笑いを返すだけだった。
(そりゃね、兄様に比べれば貧弱ですけどね!)
「では、ノアール。一年は我慢してくれよ?ああ⋯見送りはいらない」
「わかってます。問題は起こしません」
兄に抱きしめられ、抱きしめ返す。ウィリアムが使用人を連れて部屋を後にすると、再び風が吹き込み、部屋が静かすぎるのを実感する。
(やだな、急にさみしい)
ため息を付いて気合を入れると、スーツケースの中にしまった本を片付けるべく荷物を開けた。
しばらくして、片付けるはずの本に読みふけっていると部屋がノックされる。訪ね人に心当たりがなく、無視を決め込むと間を置いて再びドアがノックされた。
「はい?」
「失礼、こちらはヴェンディエール辺境伯の御子息の部屋であっていますか?」
ドアを開けて入ってきたのは、赤髪を襟足だけ伸ばし、ひとくくりに三つ編みした青年だった。
「あなたは?」
質問には答えず、質問で返すと、相手は驚いたように目を見張り、軽く騎士の礼をする。
「ダリウス・ニールセンと言います。ニールセン侯爵の次男で、あなたのお隣の部屋になりましたので、ご挨拶にと」
ダリウスは口角を歪め、顔には人の好さそうな笑みを浮かべている。部屋に入らず挨拶だけをしに来ましたと、再び一礼する。
「そうですか、中へどうぞ?」
ノアは、ダリウスを鷹揚に部屋へ招き入れ、執務室のソファに座るよう勧めた。
「ご挨拶が遅れました、ノアール・ヴェンディエーっ?!」
ノアが騎士の礼をし頭を下げた瞬間、ダリウスは腕で首を抱え込み、じゃれあうように締め上げる。
「久しぶりだな、ノア!」
「お前は相変わらず馬鹿力だな?!」
呆れたように腕を叩くと、ダリウスは嬉しそうにノアの体を抱え込んだ。
「ん~これこれ!久しぶりに会ったが、少しも成長しないな!」
昔は同じぐらいの身長だったくせに、十歳を超えた頃から、ひょろひょろと伸び始め、それに応えるように体格もがっしりとした筋肉質へと変貌してしまった。
「成長はしてる!お前がそれ以上に無駄に育ってんの!」
完全に抱え込まれた状態で、ダリウスの三つ編みされたお下げを、減らず口を叩きながら引っ張る。
ダリウス・ニールセンは、王都のヴェンディエールの屋敷の隣に住む、いわゆる幼馴染というやつだ。良いことも悪いことも等しくやって、等しく怒られてきた。
最初に「冒険者になりたい」と相談したのも、ダリウスだった。最初は頭ごなしに反対されたが、ノアの頑なな態度に折れ、その後は色々と協力してくれた。
「で、どうよ?」
「なにが」
「冒険者だよ、冒険者!うまく行ってんのか?」
ソファに深く腰掛け、これ土産とばかりに、どこからともなく出したクッキーの缶を机へ置いた。
喉の渇きを思い出し、簡易キッチンで紅茶ポットを用意する。お湯はすぐには沸かないので、魔法頼みだ。
「うまく行ってんだけど、約束通り連れ戻された」
真向かいのソファに腰掛け、ティーカップをダリウスに差し出しながら、いかにも残念そうに肩をすくめる。
「おっ、それが冒険者の指輪か?」
ティーカップに添えていた左手を目ざとく見つけ、間近で見ようと近づいてくる。
「へぇ~オニキスじゃん。剣士で冒険者通ったんだ、良かったな」
ノアから、ティーカップを受け取り、ダリウスは心から喜んでいる。
「なんで、それをっ!」
そんなダリウスとは打って変わって、眉間に皺を寄せて不穏な雰囲気のノアは、なんでバレたのかホントに意味が分からないと頭を振る。
「だから、指輪の石!オニキスは剣士、アメジストは魔法師、クリスタルは聖者、あとは何だったか」
(なんだ、それはじめて聞いたんだが?!)
動揺を隠せず、ノアはダリウスを見つめて、息を呑んだ。
(いつ、説明された?指輪を受け取った時か?)
記憶がなさすぎて、冒険者試験を思い出す。なんとか記憶をたどるが、一向に記憶がない。
あの時は受かった高揚感に、テンションが上がり過ぎてた記憶しかない…
「冒険者は魔法師で、受かった」
静かに言って、顔を覆う。ダリウスが、唖然としている雰囲気が見なくても伝わってくる。
「剣士として受かった」
と言ったらもしかしたら、隠し通せたかもしれないが、隠せるはずもない。剣技は、お世辞にも強いとは言えない。
姉にバレたのも指輪の石で判別したからか。と今更ながら気づく。
「じゃあ、それ誰の」
「ん・・・」
「言いづらい相手、なのか?」
ノアが口ごもれば、ダリウスは問い詰めるような口調で語尾を強めた。
「っ相棒の・・・」
「へぇ、指輪交換する仲なのか」
「冒険者になってから、ずっと一緒にいた」
相手のことを思うと自然と嬉しそうな笑みを浮かべるノアの態度に動揺しながらもダリウスはノアの手を取り、指輪を抜き取る。
「ちょっ⁈返せって!」
抜き取られた指輪を取り返すように、ダリウスの手を掴もうとするが、上手くかわされ、ダリウスは内側の刻印を確認するように指輪を裏返す。
「レノ、ね。平民か?」
「わかんない。お互いに何も言わなかった。あっちもこっちの状況はわかんないと思うし」
泣きそうに顔をゆがませるノアに指輪を返すと、ダリウスはノアの横へ場所を変えた。
「指輪は『永遠の絆』の証に交換することが多いと聞く、恋人であれ相棒であれ」
ダリウスの言葉に、今まで以上に動揺したノアは、顔色がなくなるくらい真っ白になり、ダリウスは落ち着けるように肩を抱いた。
「ダリウス、どうしよう・・・その、指輪・・・勝手に交換して帰ってきた」
「冗談、だよな?」
ダリウスはノアの言葉に今まで以上に言葉を失った。それは、ノアの一方的な思いで相手の気持ちは全くわからないから。
「場所の特定はできるって言われたから、離れてもまた探せるように⋯」
(冒険者に戻ったときすぐ探せるようにって思っただけなんだけど・・・これ、レノに殺されても文句言えないってこと?)
動揺のせいか、ブルブルと震えているノアの両肩を掴むと、落ち着かせるように力を込める。
「落ち着け!相手がどんな立場の人間かわからない以上、指輪をつけとくのは危険だ、出来れば傍に置かないに越したことはないが⋯」
「ダリウス・・・それは嫌かも」
弱々しく呟いて、ノアはダリウスの肩に顔を埋めた。その間も微かに震えるノアに絆されたダリウスは決心を固めるように頷く。
「そうか⋯片時も離したくないんだな?仕方ない、指輪は認識阻害を掛けておく」
一方的な思いかもしれないが、しばらく一緒にいたんだ、相手だって少なからずノアのことを思っているはずと、幼馴染の初恋を少しでも見守ろうと、親切心で指輪に認識阻害の魔法をかける。
それが、自分をも巻き込んだ嵐を巻き起こすとは露にも思わずに。
他の棟に比べて、ゆったりとした造りになっていて、部屋には寝室、執務室、バス・トイレ、簡易キッチンなども完備している。
ベガ棟の受付へ行くと、待たされることなく3階の角部屋へと通された。通された部屋は、ちょうど換気されているのか、窓からは優しく暖かい風が吹き込んでいた。
「スーツケースと身の回りのものが入った箱は執務室に運び込ませた。それ以外は片付けが済んでいる」
「ありがとうございます」
「重いものがあれば、私が手伝っていくが⋯」
「3年間に少しは筋肉がついたんで大丈夫です」
ノアは筋肉を見せるが、ウィリアムは苦笑いを返すだけだった。
(そりゃね、兄様に比べれば貧弱ですけどね!)
「では、ノアール。一年は我慢してくれよ?ああ⋯見送りはいらない」
「わかってます。問題は起こしません」
兄に抱きしめられ、抱きしめ返す。ウィリアムが使用人を連れて部屋を後にすると、再び風が吹き込み、部屋が静かすぎるのを実感する。
(やだな、急にさみしい)
ため息を付いて気合を入れると、スーツケースの中にしまった本を片付けるべく荷物を開けた。
しばらくして、片付けるはずの本に読みふけっていると部屋がノックされる。訪ね人に心当たりがなく、無視を決め込むと間を置いて再びドアがノックされた。
「はい?」
「失礼、こちらはヴェンディエール辺境伯の御子息の部屋であっていますか?」
ドアを開けて入ってきたのは、赤髪を襟足だけ伸ばし、ひとくくりに三つ編みした青年だった。
「あなたは?」
質問には答えず、質問で返すと、相手は驚いたように目を見張り、軽く騎士の礼をする。
「ダリウス・ニールセンと言います。ニールセン侯爵の次男で、あなたのお隣の部屋になりましたので、ご挨拶にと」
ダリウスは口角を歪め、顔には人の好さそうな笑みを浮かべている。部屋に入らず挨拶だけをしに来ましたと、再び一礼する。
「そうですか、中へどうぞ?」
ノアは、ダリウスを鷹揚に部屋へ招き入れ、執務室のソファに座るよう勧めた。
「ご挨拶が遅れました、ノアール・ヴェンディエーっ?!」
ノアが騎士の礼をし頭を下げた瞬間、ダリウスは腕で首を抱え込み、じゃれあうように締め上げる。
「久しぶりだな、ノア!」
「お前は相変わらず馬鹿力だな?!」
呆れたように腕を叩くと、ダリウスは嬉しそうにノアの体を抱え込んだ。
「ん~これこれ!久しぶりに会ったが、少しも成長しないな!」
昔は同じぐらいの身長だったくせに、十歳を超えた頃から、ひょろひょろと伸び始め、それに応えるように体格もがっしりとした筋肉質へと変貌してしまった。
「成長はしてる!お前がそれ以上に無駄に育ってんの!」
完全に抱え込まれた状態で、ダリウスの三つ編みされたお下げを、減らず口を叩きながら引っ張る。
ダリウス・ニールセンは、王都のヴェンディエールの屋敷の隣に住む、いわゆる幼馴染というやつだ。良いことも悪いことも等しくやって、等しく怒られてきた。
最初に「冒険者になりたい」と相談したのも、ダリウスだった。最初は頭ごなしに反対されたが、ノアの頑なな態度に折れ、その後は色々と協力してくれた。
「で、どうよ?」
「なにが」
「冒険者だよ、冒険者!うまく行ってんのか?」
ソファに深く腰掛け、これ土産とばかりに、どこからともなく出したクッキーの缶を机へ置いた。
喉の渇きを思い出し、簡易キッチンで紅茶ポットを用意する。お湯はすぐには沸かないので、魔法頼みだ。
「うまく行ってんだけど、約束通り連れ戻された」
真向かいのソファに腰掛け、ティーカップをダリウスに差し出しながら、いかにも残念そうに肩をすくめる。
「おっ、それが冒険者の指輪か?」
ティーカップに添えていた左手を目ざとく見つけ、間近で見ようと近づいてくる。
「へぇ~オニキスじゃん。剣士で冒険者通ったんだ、良かったな」
ノアから、ティーカップを受け取り、ダリウスは心から喜んでいる。
「なんで、それをっ!」
そんなダリウスとは打って変わって、眉間に皺を寄せて不穏な雰囲気のノアは、なんでバレたのかホントに意味が分からないと頭を振る。
「だから、指輪の石!オニキスは剣士、アメジストは魔法師、クリスタルは聖者、あとは何だったか」
(なんだ、それはじめて聞いたんだが?!)
動揺を隠せず、ノアはダリウスを見つめて、息を呑んだ。
(いつ、説明された?指輪を受け取った時か?)
記憶がなさすぎて、冒険者試験を思い出す。なんとか記憶をたどるが、一向に記憶がない。
あの時は受かった高揚感に、テンションが上がり過ぎてた記憶しかない…
「冒険者は魔法師で、受かった」
静かに言って、顔を覆う。ダリウスが、唖然としている雰囲気が見なくても伝わってくる。
「剣士として受かった」
と言ったらもしかしたら、隠し通せたかもしれないが、隠せるはずもない。剣技は、お世辞にも強いとは言えない。
姉にバレたのも指輪の石で判別したからか。と今更ながら気づく。
「じゃあ、それ誰の」
「ん・・・」
「言いづらい相手、なのか?」
ノアが口ごもれば、ダリウスは問い詰めるような口調で語尾を強めた。
「っ相棒の・・・」
「へぇ、指輪交換する仲なのか」
「冒険者になってから、ずっと一緒にいた」
相手のことを思うと自然と嬉しそうな笑みを浮かべるノアの態度に動揺しながらもダリウスはノアの手を取り、指輪を抜き取る。
「ちょっ⁈返せって!」
抜き取られた指輪を取り返すように、ダリウスの手を掴もうとするが、上手くかわされ、ダリウスは内側の刻印を確認するように指輪を裏返す。
「レノ、ね。平民か?」
「わかんない。お互いに何も言わなかった。あっちもこっちの状況はわかんないと思うし」
泣きそうに顔をゆがませるノアに指輪を返すと、ダリウスはノアの横へ場所を変えた。
「指輪は『永遠の絆』の証に交換することが多いと聞く、恋人であれ相棒であれ」
ダリウスの言葉に、今まで以上に動揺したノアは、顔色がなくなるくらい真っ白になり、ダリウスは落ち着けるように肩を抱いた。
「ダリウス、どうしよう・・・その、指輪・・・勝手に交換して帰ってきた」
「冗談、だよな?」
ダリウスはノアの言葉に今まで以上に言葉を失った。それは、ノアの一方的な思いで相手の気持ちは全くわからないから。
「場所の特定はできるって言われたから、離れてもまた探せるように⋯」
(冒険者に戻ったときすぐ探せるようにって思っただけなんだけど・・・これ、レノに殺されても文句言えないってこと?)
動揺のせいか、ブルブルと震えているノアの両肩を掴むと、落ち着かせるように力を込める。
「落ち着け!相手がどんな立場の人間かわからない以上、指輪をつけとくのは危険だ、出来れば傍に置かないに越したことはないが⋯」
「ダリウス・・・それは嫌かも」
弱々しく呟いて、ノアはダリウスの肩に顔を埋めた。その間も微かに震えるノアに絆されたダリウスは決心を固めるように頷く。
「そうか⋯片時も離したくないんだな?仕方ない、指輪は認識阻害を掛けておく」
一方的な思いかもしれないが、しばらく一緒にいたんだ、相手だって少なからずノアのことを思っているはずと、幼馴染の初恋を少しでも見守ろうと、親切心で指輪に認識阻害の魔法をかける。
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