学童職員、小学生になる。

ぽんた

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宿題

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帰宅して、誠斗くんとお茶をしてから宿題をする事にした。

「そう言えば、授業はどうでしたか?」
「一応教員免許はあるから問題なかったけど、苦手な科目はだいぶ忘れてたなぁ...。」
「何が苦手なんですか?」
「理科が苦手。後は宿題はないけど体育が大っ嫌い!!」
「へぇ、僕と真逆ですね。」
「そりゃあそうでしょう...。」

お医者さんだもん...。
それに誠斗くん、中高とバスケ部だったらしいし。

「それに、私達の時代で3年生でこんなの習った!?みたいな感じのもあった。」
「時代と共に変わりますからね。
宿題見ていいですか?」

ランドセルを開けて、宿題を取り出す。

「何だか懐かしいですね。」
「うん。」
「ノートとドリルが連動しているんですね。」
「そうなの。20年前はこんなの無かったよね?」
「無かった...と思います。」

誠斗くんはまじまじと宿題を見ていた。

「あ、すみません!そろそろ宿題をしないとですね!!」
「うん、そうだね。」
「飲み物片付けますね。」
「ありがとう!」



宿題が終わった頃、美帆が帰って来た。

「お姉ちゃん、美苑先生から電話があったよ。」
「え?何かした?」
「そうじゃなくて、どんな感じで過ごしていたのかを教えてくれたの。」
「な、なるほど...。何て言ってた?」
「『こはるちゃん、3年生とは思えないぐらい落ち着いていますね!大人っぽいです。』って。」
「そりゃあ大人だもの...。」
「『弟さんか妹さんが沢山いるんですか?』
って聞いてきたから、一人っ子です。
って言っておいたよ。」

ナイス美帆!!

「後は勉強の事を色々聞かれて、
『前の学校では担任と合わず色々あって、学校に行けない事が多かった。でも家で勉強していたから、授業にはついて行ける。』
って言っておいたから、合わせてね。」
「美帆最高!!ありがとう!!」

我が妹は本当に優秀である。
...今は母親だけどね!
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