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年相応に!
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「お姉ちゃん、ちゃんと年相応に振る舞う様にね。」
「う、うん...。」
実年齢=精神年齢では無いとしても、
小学3年生として振る舞うのはなかなか大変なものだな...。
「仕事で子供と毎日の様に接していたから、行けるんじゃない?」
「そうは言われても...。
どうしても今まで培って来た人生経験があってですね...。」
「女優になるんだよ!!」
「はい?」
そう言えばこの子、高校の時演劇部だったな...。
ソファーに座っている誠斗くんが、こっちを見て笑っている。
「お姉ちゃんは、小学3年の女児の役。
なりきるの!!女児に!!」
「じ、女児に...」
「そう!お姉ちゃんの職場にいる女の子を1人思い浮かべてみて。」
「う、うん!」
ぱっと思い付いたのは、4年生の女の子。
頭が良くて運動も出来て、色んな遊びを考えるのが得意な子だ。
明るく元気!な性格より、どっちかと言うと落ち着いたしっかり者って感じ。
この子なら参考になりそう...かな?
「困った時は、あの子ならこう返すかな~?って考えたら良いんじゃないかな?」
「なるほど。頑張るよ!」
「うん!後はとにかくボロが出ない様にね!」
「う、気を付けます!!」
◇
転校して2日目。
「(よし、頑張るぞ!!)」
私は張り切って通学路を歩く。
それにしても暑いしランドセルが重い...。
「こはるちゃん!!おはよう!!」
「おはよう!ひなちゃん。」
ひなちゃんは、水色のランドセルに麦わら帽子をかぶっていた。
帽子にはひまわりのアクセサリーが付いている。
「昨日、本当はわたしが学校案内したいなって思っていたんだけど、
習い事があってできなかったんだよね...」
「そうなんだ。気持ちだけでも嬉しいよ!
ありがとう!」
私は長田くんに学校案内してもらった事を話した。
「長田くんが案内してくれたんだね!
それなら良かった♪」
◇
「この学校、建物が古いでしょ?
こはるちゃんの前の学校はどんな感じだったの?」
「そうだね...。(20年前は)新しい校舎だったのに、何故か雨漏りしてたな...。」
「へぇ、新しくても雨漏りするんだね。」
今は流石に雨漏りしていないだろうけどね。
「う、うん...。」
実年齢=精神年齢では無いとしても、
小学3年生として振る舞うのはなかなか大変なものだな...。
「仕事で子供と毎日の様に接していたから、行けるんじゃない?」
「そうは言われても...。
どうしても今まで培って来た人生経験があってですね...。」
「女優になるんだよ!!」
「はい?」
そう言えばこの子、高校の時演劇部だったな...。
ソファーに座っている誠斗くんが、こっちを見て笑っている。
「お姉ちゃんは、小学3年の女児の役。
なりきるの!!女児に!!」
「じ、女児に...」
「そう!お姉ちゃんの職場にいる女の子を1人思い浮かべてみて。」
「う、うん!」
ぱっと思い付いたのは、4年生の女の子。
頭が良くて運動も出来て、色んな遊びを考えるのが得意な子だ。
明るく元気!な性格より、どっちかと言うと落ち着いたしっかり者って感じ。
この子なら参考になりそう...かな?
「困った時は、あの子ならこう返すかな~?って考えたら良いんじゃないかな?」
「なるほど。頑張るよ!」
「うん!後はとにかくボロが出ない様にね!」
「う、気を付けます!!」
◇
転校して2日目。
「(よし、頑張るぞ!!)」
私は張り切って通学路を歩く。
それにしても暑いしランドセルが重い...。
「こはるちゃん!!おはよう!!」
「おはよう!ひなちゃん。」
ひなちゃんは、水色のランドセルに麦わら帽子をかぶっていた。
帽子にはひまわりのアクセサリーが付いている。
「昨日、本当はわたしが学校案内したいなって思っていたんだけど、
習い事があってできなかったんだよね...」
「そうなんだ。気持ちだけでも嬉しいよ!
ありがとう!」
私は長田くんに学校案内してもらった事を話した。
「長田くんが案内してくれたんだね!
それなら良かった♪」
◇
「この学校、建物が古いでしょ?
こはるちゃんの前の学校はどんな感じだったの?」
「そうだね...。(20年前は)新しい校舎だったのに、何故か雨漏りしてたな...。」
「へぇ、新しくても雨漏りするんだね。」
今は流石に雨漏りしていないだろうけどね。
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