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第四章
20.謝罪の朝(side:公爵令嬢)
しおりを挟むいま、フォルトゥーナはクエレブレを一望できる物見の塔の最上階にいる。
ルーカスに辺境伯城の中をひととおり案内して貰い、最後にこの物見の塔に登ってきたのだ。
そのむかし、魔物の襲来をいち早く見つけ周囲に知らせるために立てた警戒任務用の塔。
いまはとくに警戒任務にあたる将兵はいないと説明を受けた。
ここからは領地がぐるりと一望できる。
南の方角には田園風景。西の方角には山。北の方角は果樹園が広がり、その向こうにやはり山々。東の方角にはなにもない。地平線の向こうには隣の領と、そのもっと向こうは王都だ。
(びっくり。ここはもうむかし習った“クエレブレ”とは別の地だわ)
クエレブレという土地は砂漠の広がる不毛の地だと習ったのだ。
やや呆然としながら景色を見ていたフォルトゥーナに、少し困ったような表情でルーカスが話しかけた。
「フォルトゥーナさま。できれば……この地の現状を宰相閣下には内密にしていただきたいのですが」
小首を傾げて心配そうに見上げてくるルーカスの紅玉のような瞳を見ていると、なんだか自分が少年をいじめる悪いおとなになってしまったような気がして、いたたまれない気分を味わっているフォルトゥーナであった。
(この子、なんでこんなに愛らしいのかしら……もう。こんな顔されたら、おねえさまはなんでもいうこと聞きたくなっちゃうじゃない)
そもそも、朝の一件からしてこの少年には敵わないと思い知らされているのに。
◇
“朝の一件”とは、改めてフォルトゥーナが行った辺境伯親子への謁見を指す。
そもそもフォルトゥーナが心の中で七転八倒し、自問自答の末になんとか自分自身に折り合いをつけるのに要した時間はまるまる一晩。
一晩たってから、意を決し人前に姿を現したのは西棟の一階食堂。
そこは辺境伯閣下がご家族とともに食事をする場所だと聞いたからだ。
きちんと乳母であるクラシオン夫人経由で、執事長殿と連絡をとり確認済みである。
早朝、執事長とも(彼女のなかでは)初めて挨拶をし(白い口ひげを生やした執事長には、孫をみるような温かい瞳で見られ、この人も自分の恥ずかしい姿を知っているのかと身悶えた)、城仕えの皆には迷惑をかけるかもしれないが、食堂で辺境伯閣下を待たせて欲しい旨を伝え了承を得た。
なによりも早いご挨拶と謝罪をするためとはいえ、さすがに早朝の自室を訪問するのは失礼かと思い、食堂で待つことにしたのだ。
席についてはいかがでしょうと促す執事長にやんわりと断りをいれ、勝手ではあるが食堂の入り口に立って辺境伯閣下が来るのを待った。
朝食の準備をする城仕えの使用人たちがチロチロとフォルトゥーナを盗み見ているのは分かっていたが、せめてこれくらいはして謝意を表明したかったのだ。
せっかく謝意を表明するのに、座ってのほほんと待っていたら台無しではないか!
ほどなくしてルーカス少年が現れたので、フォルトゥーナの中の羞恥心がまたしても疼いたが、鍛えられた精神力をもって表面上は淑女の笑みを死守し持ちこたえた。
……持ちこたえたと、思っている。
(わたくし、ぜったい赤面してるわ……頬が熱いもの……)
それでも気を取り直し、ルーカスへきちんと朝の挨拶をした。
昨日まではたらいた無礼の数々についても誠心誠意詫びた。
そんなフォルトゥーナに対して、朝早いにもかかわらずすっきり爽やかな微笑みをみせたルーカスは寛容な態度を示した。
「フォルトゥーナさま、あまりお気になさらず」
完璧なまでのやわらかい笑みに救われたような心地になった。
(なんてお心の広い子なのっっっ)
「それより、こんなところで立ってないで、座ってください」
(“それより”なの? もっと責任追及してもいいのよっ? わたくしを気遣わなくてもよくってよ?)
「いいえ、ルーカス卿。示しがつきませんもの、わたくしはここで閣下を待たせていただきます」
フォルトゥーナがそう言うと、ルーカスは彼女を気遣うような瞳を向けた。
そして
「では、ぼくもここで」
と言って、彼女の隣に並んで立ってしまった。
「ルーカス卿⁈ あなたさまはお座りくださいませ。わたくしと一緒に立つ必要など……」
フォルトゥーナが彼に着席を勧めると、ルーカスは可愛らしい顔で笑って肩を竦めた。
「淑女を立たせたまま自分だけ着席するなんて、騎士の名折れです。父からはそう教わっておりますので、お気になさらず」
(なんという高潔な発言なのっっっ)
フォルトゥーナは内心で悶絶しつつ困惑した。
できるだけ早く今までの無礼を詫び、自身を受け入れてくれた感謝を辺境伯へ告げねばならない。正気に返ったからには、ちゃんとしたあいさつと謝罪をしたいという気持ちを表明したくて待っているのに、そんな私的な事情に辺境伯子息をつき合わせるつもりなどなかったのだ。
ここで彼女が座ればルーカスも着席してくれるだろう。
だがそれでは謝罪表明にはならない。公爵令嬢ともあろうものが、そんな無礼者になってはいけない。
だがしかし。
フォルトゥーナは内心で頭を掻きむしる。
(ルーカスさまは、年若いのに完璧な騎士さまだわ! 高潔な騎士さまだわ! 辺境伯の教育は素晴らしいわ‼ それに引き換え、我が身の不甲斐なさったら!)
無礼の数々をはたらかれながらも、あっさりと水に流す度量。
さらにフォルトゥーナを気遣うやさしさ。
ルーカスの素晴らしさに比べ、なんと己は不甲斐ないのかと羞恥がいや増した。
自室にいたらまちがいなく寝台の上を転げ回って叫ぶか、壁に頭をガンガンぶつけていたことだろう。
フォルトゥーナの逡巡と羞恥と戸惑いはすぐに解消された。
ほどなくして辺境伯閣下が姿を現したからだ。
彼の見上げるほどの長身と逞しい体躯。厳めしい表情に気圧されたのは一瞬。
彼の発する気とは裏腹に、その瞳は意外なほど温和に彼女を見下ろしていた。
それに勇気づけられすぐさま気持ちを立て直したフォルトゥーナは、淑女として渾身のカーテシーを見せたあと、今までの不甲斐ない自分を誠心誠意詫び、自身をクエレブレに受け入れてくれたことに感謝のことばを述べた。
そんなフォルトゥーナに対し、辺境伯はびっくりするほど親しみやすい笑みを見せた。
「謝罪、たしかに受け取った。……だが、あまり悔やまれるな」
辺境伯はあっさりと許し逆にフォルトゥーナを慰める始末であった。
しかも、彼は彼女が正気に戻ったことを喜んでくれたばかりか、すぐに着席するよう勧めたのだ。
(この親子、心が広すぎなんじゃないのかしら⁈)
息子ばかりでなく親までもかと、フォルトーナは驚愕した。
もともと女性に対して寛容なのか、それとも心の中に天使でも住んでいるのかと疑うほどである。
「さあ、フォルトゥーナさま。こちらの席へどうぞ。朝食にしましょう」
「いえ、こちらはご家族の方のための食堂でしょう? わたくしは……」
「フォルトゥーナさまはすでに辺境伯家の一員ですよ。そうでしょう? ちちうえ」
「あぁ。我が息子の言うことにまちがいはない」
椅子を引いて待ってくれているルーカス少年のどこまでも完璧な騎士ぶりと、辺境伯閣下の意外なほど温かな笑みに、フォルトゥーナの頬の赤みはしばらく治まりそうもなかった。
◇
朝の顛末を思い出しただけで赤面がぶり返しそうなフォルトゥーナである。
(あの朝食の席で、なぜかルーカスさまが城の案内をしてくれることになって……なぜかいま、物見の塔にいるのよね……)
「フォルトゥーナさま?」
心配そうに彼女を見上げるルーカスは、とても愛らしい。
彼を見るたびに、心の奥でなにかが疼いて堪らない。
その彼はどうやらクエレブレが豊かな土地だという事実を公にしたくないらしいのだ。
フォルトゥーナは王子妃教育のなかで、この地からの税は免除されていると学んでいる。
だが、現状これだけ豊かな土地だと王宮に――というか、宰相である父に――知られたら無税というわけにはいかなくなるだろう。
聡明なルーカスはきっとそれを危惧しているのだ。
じつは昨日のうちにフォルトゥーナは自分の乳母へ尋ねている。
父である宰相に、このクエレブレが以前とは段違いに豊かな土地になっている事実を知らせたのか否か。
答えは否。
ひと月に一度、宰相へフォルトゥーナのようすを報告してはいたが、クエレブレの状況についてはなにも知らせていないのだとクラシオン夫人は言った。なぜ知らせなかったのかと再度問えば
「老い先短いわたくしめにとっては、お嬢さまの幸せ以外は些末なことですので」
という返事を貰ってしまい、逆に申し訳なさが募ってしまった。
そういう乳母の姿勢は、フォルトゥーナにとってはとても好ましく感じた。
これから先、辺境伯閣下の後添いとして生活していくのならば、その地に住まう人々の反感を買うような行動は控えた方がよい。クラシオン夫人はそう考えたのであろう。
(いまさら王子妃になどならない……つまり、中央政治から離れるわけだし、お父さまから密命を受けているわけでもないし……わたくし個人としては、逆に魔獣討伐費用を国庫から支払うべきだと思うのよね。それくらい、クエレブレがある意味は重要なのだし)
三百年ほどまえに、砂漠から発生した魔獣大暴走で王国西側が半壊した記録もある。
そのときクエレブレでは跡目争いとやらで揉めていて、魔獣討伐するべき人材が欠乏していたのだとか。その当時の対応のお粗末さたるや、記録を読んだフォルトゥーナは頭痛を感じたほどである。
この地が防衛線として存続するために、王家も融通をきかせるべきなのだ。
この地は王国民にとっては重要な場所なのだから。
その第一歩として、ルーカスの望むとおり宰相へ知らせないと彼と約束すればいい。
この地が潤っているのなら、それはそれでいいことだ。
フォルトゥーナはそう考えた。
なによりも、自分をこうして見上げるルーカスはとても愛らしい。彼のこんな表情を独占して拝めるだけで得をしたのではないかとまで思えた。
(ん? でも待って)
約束しようとした寸前、フォルトゥーナは再考した。
この先、この少年はクエレブレだけでなく広く世に出る人材なのではなかろうか。
そんな彼に人と人との付き合いは甘いだけではないと、だれかが教えねばならないのでは? と。
お願いします。はい了承しました、となるのは子どものうちだけだ。
世に出れば、物事はそうすんなり進まないのだから。
「ルーカス卿。世の中は持ちつ持たれつなのよ。交換条件といきましょう? わたくしのお願いごとを引き受けてくださるのなら、ルーカス卿の願いも叶えますわ」
人と人との付き合いはギブ&テイク。なにかを与えた代わりに別のものを貰うことで成り立っている。どちらか一方のみが負担を被るものではない。
なにかしらの提案や願いを持ち掛けるのならば、それに相当するだけの見返りまたは同じ願いを引き受けねばならない。
「お願いごと? フォルトゥーナさまの?」
ルーカスはきょとんとした顔でフォルトゥーナを見上げている。
その澄んだ瞳に自分が映ってもいいのかと懺悔したい気分に(一瞬)なったフォルトゥーナであったが、己を奮い立たせて笑顔を貫いた。
「フォルトゥーナさまのお願いごと、教えて下さい。ぼくが全力で叶えてみせます!」
……なぜかやる気に満ち溢れているルーカスのことばが清らか過ぎて、その顔は花が綻ぶようなと形容しても遜色のない笑顔で、なんだかフォルトゥーナに反省したいような後ろめたいような、妙な気持ちを抱かせた。
(うーん……わたくし、もしかしたら途方もなく狡猾で粗悪な人間なんじゃないかしら)
とはいえ、いい機会でもある。
フォルトゥーナは願いを口にした。
「わたくしに、火の魔法を教えてくださる人を手配してほしいの」
ルーカスは意外だという顔をする。
「火の魔法、ですか……理由を伺っても? あなたはすでに火の精霊とも契約を果たした魔法使いだとクラシオン夫人から伺っておりますが」
「わたくし、火魔法を極めたいの。今まで逃げていた攻撃魔法を」
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