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第二章
懐古
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『父さん、もうやだ!』
『我儘を言うな! それを読み終わるまで、外に出てはいかん!』
『だって難しいんだもん! 読んでも分からないんだもん!』
ディブロという青年は物心ついたときから、当主たる父に厳しく教育を施されていた。
決して国の中枢に関わるような家柄でもなく、長男である兄と比較しても、異常なほど学問に集中するよう強制される。
幼心から抵抗し、少しずつ芽生えた反抗心は親に対する嫌悪感へ変化するまで、そう時間は掛からなかった。
決定打は、成人式を迎えた16歳の時に信じがたい事実を告げられる。
『結婚……? 誰と……?』
『今はまだ言えんが、お前はその御方と共に将来を築くことになる』
『はっ……? 会ったこともない、見たこともない女性と、結婚が決まっている!? ふざけるな、どういうことだよ!』
『ディブロ! これは我がイングリット、ひいてはお前にとって重要な……!』
『うるさいうるさいうるさい! もう沢山だ! あんたのことも、この家のことも! あんたの命令は受けない! こんな家、もう懲り懲りだ! 俺は、俺の生きる道は俺が決める!』
『ディブロ! 待て、ディブロ!』
呼び出され当主の執務室で言われたのは、すでに結婚が決まっているということだった。
見合いを受けた覚えもなく、会ったこともない相手と腰を落ち着け、子供を生せと言われたも同然だった。
憤り、少年時代から重ねられた不満が爆発し、ディブロは父へと叛逆する。
勢いに任せ家を出て行き、秘密裏に受けていた騎士団の入団試験に合格していたので、そのまま団の寮へと逃げるようにその道を歩み出した。
これからは自由に生きられる、そう信じていたが、現実は甘くない。
すり減るような日々の中で得たのは、国の命令への反抗という最悪な結果だけだった。
後悔はない、もしあるとするなら、自分にとって最善とは何だったのかを教えてほしいという嘆きくらいか。
「……夢。 懐かしい、見たくもない夢だな」
そう誰にいうわけでもない言葉と共に、ディブロは目を開ける。
騎士団寮でもなく、ましてやイングリット家の私室でもないそこは、客賓として与えられた見慣れない異国の一室だ。
起き上がろうと身体を動かそうとするが、何かに押え付けられているようでうまくいかない。
分からないままがよかった、だが現実を直視しなければならないと、背中にピッタリと張り付いているふわふわな毛の温もりの主へ視線を向けた。
抱きつき、静かな寝息を立てる狼の姿は幼さもあれば、凛々しさも感じられる不思議な相貌をしている。
獣人の特性なのかと、起こさないよう手をどかそうとするも、びくともしないのでもたついてしまった。
動きが相手に伝わればどうなるか、考えるまでもないだろうとディブロは内心焦るが時すでに遅し。
いつの間にか顔の近くにまで寄り添っていたマズルが頬を撫で、呼吸が肌を撫でるようにくすぐり、面白そうに抱きしめられていた腕に力がこもった。
諦めたように目を見れば、しっかりと開いた瞳が覗き込むように見つめていたので、仕方がなく声を出す。
「……おはよう、ございます」
「おはようございます。 随分とよそよそしいですね、昨夜はあれだけ激しく交わったというのに」
「……!? お、おまっ、そういう……、いってぇ!?」
気まずさ全開ながらも、かける言葉が見つからなかったがために、挨拶をするしかなかった。
対してどこか思わせぶりな顔のロドスは口元緩めに、昨晩を思い出させるような一言を告げる。
アレは何かの間違いだと反論しようとするディブロだったが、腰に感じたことのない激痛が走った。
思わず手を押さえて痛みが発生していると思われる箇所を撫で、そんな様子を面白そうに狼は見るため、抱擁を解く。
「無理しない方がいいですよ。 私のを受け止めたんですから、今は安静にしておいた方がいいかと」
「だ、だからアレは……!」
「事実は事実でしょう? 貴方は私に抱かれ、貴方は私を最終的に望んで受け入れた。 その証拠に、ほら」
「えっ……? なっ、何だこれ!?」
裸、というべきだろう獣人の体毛を惜しげもなく晒しながら、ロドスが上半身を起こす。
隣で恨めしそうに睨む男の眼光など意に介さないようで、狼はベッドテーブル傍の水さしとコップに手を伸ばし、喉を潤しながら、そっと右鎖骨部分を指差す。
何かの間違いだと否定しようとするディブロが見たものは、自身の肌に異様な紋様が浮かび上がっていた。
狼を模したものの周囲を柱が囲っているような紋章だが、本人が望んで刻んだものではない。
混乱する男に狼が事実を伝えた。
「それは番いの証です。 貴方という器が私という魔力を受け止め、番い足らしめた証拠として刻まれたもの」
「つ、番いって……!? あの話、本当だったのか!?」
「嘘なんかついたって、私に得はないと思いますけど? ほら、私にもこの通り」
「……えっ?」
元部下と一晩の過ちを犯してしまったとディブロは考えようとしていたが、彼にすれば理解が追いつかない状況が展開されているのだろう。
ますます訳が分からないという態度に、ロドスが苦笑しながら自身の左鎖骨部分を指差した。
すると毛並みに覆われて地肌が見えないはずが、その下からでも分かるほどに淡い輝きを放つ。
よく似た狼の紋様を見比べ、自分のと大きな差異がないのを否応なく確認した男は、シーツに包まりながら唖然とするしかなかった。
「これでようやく、番いの儀は完了しました。 すみません、事後報告になってしまって……」
「はっ? 儀って、まさか昨夜お前が俺を犯したのが……!」
「はい、そのまさかです」
「な、何てことしてんだよ!? そんな大事なこと! お、俺みたいな余所者が、ていうか俺は男だぞ!? つ、番いってことはつまり……、子供だって産まれないぞ!? いや、そもそも俺たちは付き合ってすら……!」
「分かりました、分かりましたから落ち着いてください。 ただ一つだけ、訂正させていただきたいことがあります」
「何、だよ……?」
「私たちは元々、そういう関係になる予定だったんですよ。 ディブロさん、貴方が成人した日にお父上から婚姻について聞いているのでは?」
誰かこの状況を説明してくれ、ディブロが切に願っているのを分かっていたかのように、慌てふためく彼をロドスがなだめる。
ただ一点、最初から決まっていたという事実を言われて、見上げる男は狼の顔を見つつキョトンとした。
それは昨晩見た夢の内容とよく酷似した、身に覚えがある話と思うまで時間はかからない。
今更になって冷静に、あの時のことを考えれば考えるだけ、結婚相手が誰なのかというのを、結局現在まで聞いたこともなければ、聞く気もなかった。
貴族として定められた政略結婚を放棄したと判断され、実家とも疎遠だったのが災いしたのだろう。
青ざめていくディブロの顔を見て、ロドスは呆れながらため息をついた。
「……聞いてはいましたが、本当に何も知ろうとしなかったんですね」
「し、仕方ないだろう!? 成人した日に、いきなり結婚しろと強要されたら……!」
「されたんですか?」
「……されて、ない」
「ハァ、やっぱりか。 ご当主殿が申し訳なさそうに謝罪された時は、何事かと思いましたけど。 それで、貴方は結局家を出て、騎士団に入り、そのまま話が有耶無耶になったと勘違いしていたわけですね?」
「……はい」
「なるわけないでしょう。 貴方だって曲がりなりにも貴族なんですから、そのくらい考えて行動してください。 まぁ、結果的にこうして番いに慣れたのだから良しとしましょう」
頭を抱える王子の姿に、ディブロは顔を真っ赤にしながら反論を試みる。
だがそれも、たった一撃言い渡されただけで、自分の落ち度を認めざるを得なかった。
子供ながらの反骨心から来たものにしても、すぐ結婚しろと言われていなかったのも含めて、非はディブロにある。
貴族というしがらみから、政略結婚などさして不思議なことではない世界に身を置く者としては、情けないと言われてしまえば立つ瀬もなかった。
落ち込む姿に、これ以上は小言を言っても仕方がないとロドスは考え、そっと男の頭に手を置いて撫でる。
「とりあえず、着替えましょうか。 貴方がここに来てからのこと、これからのこと、色々とお話しないといけませんし」
「……そ、そうだな」
「それじゃあ、さっそく」
「うわっ!? ちょっ、何してるんだよ!?」
「湯浴みです、裸を見られるのなんて今更なんですから、諦めてください」
「待て待て! 一人で、一人でやるから!」
子供をあやすような優しい声色に、ディブロは不覚にも落ち着きを取り戻していく。
部下という枠でしか見ていなかったせいもあって、この狼には頭が上がらないことを思い知らされた。
ただそれも、これからについて話し合おうとするよりも先にすべきとばかり、男の体がロドスによって持ち上げられる。
姫抱っこという、裸の男同士でするものではない態勢に悲鳴まじりの声を出すも、聞く気もない獣人はスタスタと歩き始めた。
向かう先は浴場、そこですでに待ち構えていた侍従たちにより、ディブロは全身を洗われるという恥辱を味わう羽目になる。
『我儘を言うな! それを読み終わるまで、外に出てはいかん!』
『だって難しいんだもん! 読んでも分からないんだもん!』
ディブロという青年は物心ついたときから、当主たる父に厳しく教育を施されていた。
決して国の中枢に関わるような家柄でもなく、長男である兄と比較しても、異常なほど学問に集中するよう強制される。
幼心から抵抗し、少しずつ芽生えた反抗心は親に対する嫌悪感へ変化するまで、そう時間は掛からなかった。
決定打は、成人式を迎えた16歳の時に信じがたい事実を告げられる。
『結婚……? 誰と……?』
『今はまだ言えんが、お前はその御方と共に将来を築くことになる』
『はっ……? 会ったこともない、見たこともない女性と、結婚が決まっている!? ふざけるな、どういうことだよ!』
『ディブロ! これは我がイングリット、ひいてはお前にとって重要な……!』
『うるさいうるさいうるさい! もう沢山だ! あんたのことも、この家のことも! あんたの命令は受けない! こんな家、もう懲り懲りだ! 俺は、俺の生きる道は俺が決める!』
『ディブロ! 待て、ディブロ!』
呼び出され当主の執務室で言われたのは、すでに結婚が決まっているということだった。
見合いを受けた覚えもなく、会ったこともない相手と腰を落ち着け、子供を生せと言われたも同然だった。
憤り、少年時代から重ねられた不満が爆発し、ディブロは父へと叛逆する。
勢いに任せ家を出て行き、秘密裏に受けていた騎士団の入団試験に合格していたので、そのまま団の寮へと逃げるようにその道を歩み出した。
これからは自由に生きられる、そう信じていたが、現実は甘くない。
すり減るような日々の中で得たのは、国の命令への反抗という最悪な結果だけだった。
後悔はない、もしあるとするなら、自分にとって最善とは何だったのかを教えてほしいという嘆きくらいか。
「……夢。 懐かしい、見たくもない夢だな」
そう誰にいうわけでもない言葉と共に、ディブロは目を開ける。
騎士団寮でもなく、ましてやイングリット家の私室でもないそこは、客賓として与えられた見慣れない異国の一室だ。
起き上がろうと身体を動かそうとするが、何かに押え付けられているようでうまくいかない。
分からないままがよかった、だが現実を直視しなければならないと、背中にピッタリと張り付いているふわふわな毛の温もりの主へ視線を向けた。
抱きつき、静かな寝息を立てる狼の姿は幼さもあれば、凛々しさも感じられる不思議な相貌をしている。
獣人の特性なのかと、起こさないよう手をどかそうとするも、びくともしないのでもたついてしまった。
動きが相手に伝わればどうなるか、考えるまでもないだろうとディブロは内心焦るが時すでに遅し。
いつの間にか顔の近くにまで寄り添っていたマズルが頬を撫で、呼吸が肌を撫でるようにくすぐり、面白そうに抱きしめられていた腕に力がこもった。
諦めたように目を見れば、しっかりと開いた瞳が覗き込むように見つめていたので、仕方がなく声を出す。
「……おはよう、ございます」
「おはようございます。 随分とよそよそしいですね、昨夜はあれだけ激しく交わったというのに」
「……!? お、おまっ、そういう……、いってぇ!?」
気まずさ全開ながらも、かける言葉が見つからなかったがために、挨拶をするしかなかった。
対してどこか思わせぶりな顔のロドスは口元緩めに、昨晩を思い出させるような一言を告げる。
アレは何かの間違いだと反論しようとするディブロだったが、腰に感じたことのない激痛が走った。
思わず手を押さえて痛みが発生していると思われる箇所を撫で、そんな様子を面白そうに狼は見るため、抱擁を解く。
「無理しない方がいいですよ。 私のを受け止めたんですから、今は安静にしておいた方がいいかと」
「だ、だからアレは……!」
「事実は事実でしょう? 貴方は私に抱かれ、貴方は私を最終的に望んで受け入れた。 その証拠に、ほら」
「えっ……? なっ、何だこれ!?」
裸、というべきだろう獣人の体毛を惜しげもなく晒しながら、ロドスが上半身を起こす。
隣で恨めしそうに睨む男の眼光など意に介さないようで、狼はベッドテーブル傍の水さしとコップに手を伸ばし、喉を潤しながら、そっと右鎖骨部分を指差す。
何かの間違いだと否定しようとするディブロが見たものは、自身の肌に異様な紋様が浮かび上がっていた。
狼を模したものの周囲を柱が囲っているような紋章だが、本人が望んで刻んだものではない。
混乱する男に狼が事実を伝えた。
「それは番いの証です。 貴方という器が私という魔力を受け止め、番い足らしめた証拠として刻まれたもの」
「つ、番いって……!? あの話、本当だったのか!?」
「嘘なんかついたって、私に得はないと思いますけど? ほら、私にもこの通り」
「……えっ?」
元部下と一晩の過ちを犯してしまったとディブロは考えようとしていたが、彼にすれば理解が追いつかない状況が展開されているのだろう。
ますます訳が分からないという態度に、ロドスが苦笑しながら自身の左鎖骨部分を指差した。
すると毛並みに覆われて地肌が見えないはずが、その下からでも分かるほどに淡い輝きを放つ。
よく似た狼の紋様を見比べ、自分のと大きな差異がないのを否応なく確認した男は、シーツに包まりながら唖然とするしかなかった。
「これでようやく、番いの儀は完了しました。 すみません、事後報告になってしまって……」
「はっ? 儀って、まさか昨夜お前が俺を犯したのが……!」
「はい、そのまさかです」
「な、何てことしてんだよ!? そんな大事なこと! お、俺みたいな余所者が、ていうか俺は男だぞ!? つ、番いってことはつまり……、子供だって産まれないぞ!? いや、そもそも俺たちは付き合ってすら……!」
「分かりました、分かりましたから落ち着いてください。 ただ一つだけ、訂正させていただきたいことがあります」
「何、だよ……?」
「私たちは元々、そういう関係になる予定だったんですよ。 ディブロさん、貴方が成人した日にお父上から婚姻について聞いているのでは?」
誰かこの状況を説明してくれ、ディブロが切に願っているのを分かっていたかのように、慌てふためく彼をロドスがなだめる。
ただ一点、最初から決まっていたという事実を言われて、見上げる男は狼の顔を見つつキョトンとした。
それは昨晩見た夢の内容とよく酷似した、身に覚えがある話と思うまで時間はかからない。
今更になって冷静に、あの時のことを考えれば考えるだけ、結婚相手が誰なのかというのを、結局現在まで聞いたこともなければ、聞く気もなかった。
貴族として定められた政略結婚を放棄したと判断され、実家とも疎遠だったのが災いしたのだろう。
青ざめていくディブロの顔を見て、ロドスは呆れながらため息をついた。
「……聞いてはいましたが、本当に何も知ろうとしなかったんですね」
「し、仕方ないだろう!? 成人した日に、いきなり結婚しろと強要されたら……!」
「されたんですか?」
「……されて、ない」
「ハァ、やっぱりか。 ご当主殿が申し訳なさそうに謝罪された時は、何事かと思いましたけど。 それで、貴方は結局家を出て、騎士団に入り、そのまま話が有耶無耶になったと勘違いしていたわけですね?」
「……はい」
「なるわけないでしょう。 貴方だって曲がりなりにも貴族なんですから、そのくらい考えて行動してください。 まぁ、結果的にこうして番いに慣れたのだから良しとしましょう」
頭を抱える王子の姿に、ディブロは顔を真っ赤にしながら反論を試みる。
だがそれも、たった一撃言い渡されただけで、自分の落ち度を認めざるを得なかった。
子供ながらの反骨心から来たものにしても、すぐ結婚しろと言われていなかったのも含めて、非はディブロにある。
貴族というしがらみから、政略結婚などさして不思議なことではない世界に身を置く者としては、情けないと言われてしまえば立つ瀬もなかった。
落ち込む姿に、これ以上は小言を言っても仕方がないとロドスは考え、そっと男の頭に手を置いて撫でる。
「とりあえず、着替えましょうか。 貴方がここに来てからのこと、これからのこと、色々とお話しないといけませんし」
「……そ、そうだな」
「それじゃあ、さっそく」
「うわっ!? ちょっ、何してるんだよ!?」
「湯浴みです、裸を見られるのなんて今更なんですから、諦めてください」
「待て待て! 一人で、一人でやるから!」
子供をあやすような優しい声色に、ディブロは不覚にも落ち着きを取り戻していく。
部下という枠でしか見ていなかったせいもあって、この狼には頭が上がらないことを思い知らされた。
ただそれも、これからについて話し合おうとするよりも先にすべきとばかり、男の体がロドスによって持ち上げられる。
姫抱っこという、裸の男同士でするものではない態勢に悲鳴まじりの声を出すも、聞く気もない獣人はスタスタと歩き始めた。
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