堅物騎士団長は狼王子の番となる
それはただ、運命のようなものだった。
下級貴族の出自ながら、努力と才覚に恵まれたディブロ・イングリッドは王国最強の騎士団にて団長にまで登り詰める。
しかし王を始めとする者たちに謀反の疑いをかけられ、罪を問われ投獄されてしまった。
解放されたくば、王家直属の玩具になれと言われ、選ばなければ死あるのみと宣告されてしまう。
生き恥を晒してまで無様に生に縋るつもりはなかった彼は極刑を選ぶも、それも叶わなかった。
落ちぶれた騎士団長の前に現れたのは、直属の部下として信頼していた一人の青年で、その彼は身分と姿を隠して潜入していた隣国である獣人たちが統治する王国の王位継承者、ロドス・ヴァーン=ファルネウス第一王子その人だった。
事態を飲み込めないディブロにロドスは告げる。
「迎えに来ましたよ団長、いえっディブロ殿。 たった今から、貴方は私の番です」
下級貴族の出自ながら、努力と才覚に恵まれたディブロ・イングリッドは王国最強の騎士団にて団長にまで登り詰める。
しかし王を始めとする者たちに謀反の疑いをかけられ、罪を問われ投獄されてしまった。
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