転校生にパンツを狙われて困ってます

獅月 クロ

文字の大きさ
37 / 77

06

しおりを挟む

撮影が始まれば、下着姿を撮られることに慣れて無いために緊急で硬くなる

その時にカメラマンから指示がされ、
落ち着いてとか、身体の力を抜いてとか言われるが良く分からない

「 しょーたくん、もう少し腰を捻って直立してみて 」

『 あ~いいなぁ、やっぱりパンツ似合うなぁ 』

「( いやいやいや!!待て待て、なんで御前も俺の股間に一眼レフを向けたんだ!? 」

スマホのカメラなら分かる、いや分からないが、それでも男の股間にカメラを向けるのは可笑しいだろ

いいなぁ、とか言いながら言われると恥ずかしくて死にたくなる

褒められるの嬉しいけど、なんだろ....
本当に男として見てないと思うと胸の辺りが痛くなる

「( こんなのでバイト続くのかも微妙だよ )」

3時間、休憩なしでパンツを3回程履き替えたところ今日のバイトは終わった

色々考えてたが、彼女が写真撮るのに飽きてからは案外気になることもなかった
彼女に見られてないだけで緊張感が解れるとは....

「 夕御飯らしいが、君は何を食べようとしてるの? 」

『 ん?カップ焼きそば? 』

「 ....えっ?皆と食べないの? 」

輝夜かぐやに晩御飯を与えてから、彼女が一旦6階のリビングに行った為に
俺も着いていけば、其処には段ボール箱を探る姿があった

カップ焼きそば、確か他のモデルさんは近くの弁当屋さんが作った弁当らしいけど
彼女は無いのだろうかと疑問になる

『 弁当はモデルさん達だけだし、お父さんが晩御飯食べない様子の時は適当さ 』

「 ....いつも? 」

『 うーん、良くかな?こっちに来る前からずっとだ 』

彼女の父親は、確か撮影をある程度見てからポスターやら下着のパッケージにするやつを選ぶとかで、忙しそうにしていた
だから晩御飯は遅くなるだろうとは思ってたけど....頻繁にカップ麺ばかりなんて身体に悪い
 
と言うか、俺が何となく気に入らない

「 ....キッチン借りてもいい? 」

『 ん?いいけど? 』

「 じゃ、少し待って。晩御飯作るから 」

『 マジ?あ、でも、冷蔵庫の中身....あんまないよ? 』 

一瞬嬉しそうにする様子の後に、カップ焼きそばから手を離して
冷蔵庫の中身を確認する為にキッチンへといき
埋め込み式の冷蔵庫を開けばそこは確かに殆ど空だった
あるのは飲み物と父親が飲みそうな酒だけ

「 こんな立派なキッチンと冷蔵庫あるのに、余り使ってないとわかるよ.... 」

『 お父さんが手のあいたときに作ってくる位だからな.... 』

「 それに賞味期限切れてるのもあるし....2年前の七味.... 」

『 ははっ、お父さんが日本に来るときに使ってた家だから仕方ない 』

日本に来る時に、寝泊まりする必要があるために仕事場とついでに造った家だという
確かに、そう考えれば客室の多さに比べて生活面が余り感じられない

彼女が住み初めてから少しずつ増えてるような気もするけど、それでも冷蔵庫の中身は独り暮らしの男性を思わせるほど何もないし、賞味期限だって危うい

作るときだけ買ってくるって感じか....

「 分かった、冷蔵庫整理してから買い物に行ってくるよ 」 

『 あ、行く!お菓子買いたいし 』

「 それが主でしょ、分かったよ 」

軽く笑う彼女に、先に御風呂を済ませるよう伝えて
彼女が風呂に入ってる間、冷蔵庫の中身を全て取り出し、中を拭いたり洗ったりと綺麗にして

賞味期限が切れた物は全て捨てた
きっと、置いてあるのは必要であり、たまに使うのだと思って其をメモに書き
晩御飯の材料も書いていく

『 上がった.... 』

「 髪も乾かしたみたいだし、行こうか 」

『 おう、お父さんからカードも借りてきたし行けるよ 』

「 それは助かる 」

俺のお小遣いだけでは足り無さそうだったから嬉しいと、軽く笑ったからパーカーに半ズボンを着た彼女と歩いて買い物へと出掛けた

輝夜には悪いが、お留守番してもらってね
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...