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しおりを挟む俺だけ内心焦って、テンパってるのに彼女や周りのモデルはごく普通の態度をしていた
『 ジャック、今日のパンツ最高!この豹柄どこで買ったんだ? 』
「 おう!これはアメリカ製のだな、向こうに行った時に買ってなー、似うか? 」
『 マジ、似合う! 』
「( あ、そうやって写メってアイコンにしてたんだ.... )」
ジャックの分の下着を渡してから、パンツに触れそのまま新しいスマホで写メる彼女に、何処か納得した
そして彼もまた平気な顔して、少しポーズをするからな....
「 マジ、ニアウ!ありがとっ 」
『 ははっ。次はアレックス。えーとこれだね? 』
「 了解 」
紙には名前と履く種類の下着でも書かれてるのだろ、其を見て配り彼女がいる前でももらった人達は履いていく
なんという、オープンなんだ....
そして其を見ても顔色変えずに彼女は首を捻る
『 うーん、アレックスは肌が白いから他の色がよさそうだな。同じので違う色....此にしよう 』
「 分かった 」
持っていた下着を交換して、その場で履き直すアレックスもまたすごいね....
俺なら恥ずかしくて無理、と言うか
流石アメリカ....アメリカサイズって....
いや、何がって話だけど
『 さて、最後はしょーた。3種類ある、ほら
』
「 あ、うん.... 」
『 履いてみろ 』
「 へっ、えっ!? 」
渡されたのはVパンツ、布の面積が俺が普段履く下着とは遥かに少ないのを受け取り、此を履くのかと疑問になったところで、履け?
イヤイヤ、目の前で無理だよと必死に首を振れば彼女は傾げた
『 御前のサイズを知らないから変えなきゃいけないかも知れないだろ?それに似合う色もあるし 』
「 俺はLで....あ.... 」
持ってるのはVパンツ、此をLサイズなら確かに違う
受け取ったのもMっぽいほどに小さい気もする
じっと、当たり前のように見てくる彼女に俺はどうすればいいか迷った
「 シルキーちゃん、しょーたは恥ずかしいらしくてな?俺達が見るから安心しろ 」
『 恥ずかしい?見慣れてるが....分かった、着て良さそうなら言ってくれ 』
「 ははっ、待っててなー! 」
ジャックが部屋から出した事で、俺は一つ息を吐いた
「 たすかっ.... 」
ありがと、と礼を言おうとして目線を向ければ此処にいるモデルの全員は俺を見てニヤニヤと笑ってるじゃないか
その表情に顔が熱くなるのを感じる
「 な、なんだよ!! 」
「 いやー慣れてないんだなぁって 」
「 あのまま着替えてたら、チンポジ指示とかされるとき有るからなぁ~ 」
「 チン....ポジ....も!!? 」
それすら指示するのかと無意識に自分の股間を片手で押さえてしまえば、彼等は笑いながら自分達の下半身へと触れ、形に合わせるようVラインの紐を動かす
「 そう、だからずれてたりしたら写真とるのにダサいだろ? 」
「 小さければパット入れろとかいうし 」
「 逆にハッキリ見えすぎても入れたりな.... 」
「「 ってことで.... 」」
「 えっ? 」
「「 俺達がチンポジ指示してやるよ!! 」」
なんで俺はこんな事になったんだろ
いやぁぁあと叫ぶなんて女々しくて嫌だから、必死に....そう必死にされるがままになっていた
もう、色々触れて色々言われて心が折れた
折れそうではなく、折れたし萎えた
『 随分と楽しそうだったな?面白い連中だろ? 』
「 君の無神経な理由が分かったよ 」
『 ん? 』
そんなあんな連中ばかりに囲まれてたら、女子高校らしい恥じらいも何も無くなるだろ
俺も大切な何かを失った、そう表情というか感情を....
『 お父さん、彼奴....いつにもまして無表情なんだが、何かあっただろうか? 』
「 ククッ....さぁな? 」
年頃の高校生男子だと言うのを気付いて欲しい
特に、ジャックとオリビアな!!
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