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十九話 結婚式を挙げよう
しおりを挟む二年後
滅茶苦茶大変な、子育てもなんとか落ち着いて
蓮さんやイザベラさんの助けを沢山借りながら此処まで来た
初めての赤ちゃんの夜泣きで二人で、交互に見ても寝不足が続いたり
遠くに出掛けることすら無いけど、近場を一緒に散歩したり、色々見てる回る内に子供は大きくなった
「 ママ、きれー! 」
『 そう?ありがとう 』
今日はずっと待っていた結婚式
隆一と決めたウェディングドレスに身を包み、メイクもされて、ティアラを付けブーケを持つ私に、銀色の目を向けて微笑む子供は大きくなった我が子
「 うん!きれー! 」
『 じゃ、チューして? 』
顔を下げて頬へと指先を向ければ、嬉しそうに笑って抱き着いて頬へと口付けを落としてくる一蓮に笑顔を向ける
「 んー! 」
『 もう、一蓮かわいいっ!! 』
目の色がハッキリ分かった時に、やっぱり隆一の瞳はカラーコンタクトじゃないんだ…と信じた時で、彼はそう思ってたのか?なんて言ってたのはいい思い出
ウルフアイの瞳は隆一に似て、目や鼻先は彼に似てるが眉毛や口元は私と思うほど
性格は大人しいけど好奇心大勢な辺り、隆一だろうねって誰もが言っていた
「 ルイさん、お綺麗ですね 」
『 蓮さん! 』
「 おにーさん!! 」
入り口へとやって来た人物の声に振り向けば、そこには白いスーツを着た蓮さん居た
彼の事が大好きな一蓮は早々にかけよって抱き着く
まぁ、私達が子育てで死にかけたときに手伝ってくれた蓮さんは最早、年の離れたお兄さんだろうな
『 ありがとう、一蓮を頼むね? 』
「 えぇ、乱入しないよう見張ってますよ 」
『 ありがとう。というか、貴方……ブーケいる? 』
結婚する気はなさそうな彼に、ブーケを受け取ればなんて聞けばその表情はすこし曇った
まだ告白してない様子を見ると、相手の反応を待ってるのだろうか……
「 いりません……一蓮を俺に下さい 」
『 あげれないからね 』
おじさん馬鹿になってるぐらい甘いのは分かるけど、流石に渡せないと言えば彼は眉を下げた
「 では……二人目の子でも…… 」
『 まだデキてないし、予定はない!あんな、痛い思いは嫌だよ 』
「 子育ては手伝いますよ?一蓮も兄弟、ほしいですよねー 」
「 ねー! 」
『 おい……兄弟よりいとこが二人目がほしいよ 』
一緒に傾げて可愛いな!そんな、事を言われても嫌だと思う私に彼は口角を上げて背を向けた
「 では、今晩は一蓮を預かりますので。どうぞ、夜を楽しんでくださいね、花嫁さん 」
ルカちゃんは女の子を生んでいた、だからこそ二人目の従兄弟…なんて話せばスルーされる
『 待って、一蓮は預からなくていいから!! 』
寧ろ今夜、二人っきりにされたらあの狼の餌食になる!
只でさえ、一蓮が寝た後は求めてくるのに!
いやーーとその背中に手を呼ばせば、他の女性スタッフは笑っていた
「 ふふっ、ほら、ルイさん。メイクが崩れますよ 」
「 今夜は楽しみですね 」
『 なわけ!! 』
二人目まだ?なんて聞かれることは多いし
一蓮の時に使ったもので、綺麗なものはのけていたりする
でも、やっぱりまだ欲しくないと思うわけで……
ちょっとふてくした私はメイクを直されてから結婚式場へと向かった
花束をスタッフに渡してから待てば、隆一はやって来た
オールバックにした髪型と白いスーツはよく似合う
見惚れるほどに格好いいと感動すれば、彼は笑った
「 ルイ、綺麗だな。流石俺の奥さんだ 」
『 っ……隆一も、格好いいよ。自慢の夫 』
「 そうだろ、知ってる 」
『 相変わらずの自信だね 』
片腕を抱かれたことで、軽く腕に触れれば扉は開く
この日の為に、沢山の人が協力してくれたり認めてくれた
引きこもりでニートなのに、それでも隆一は変わらない愛情を、
いや……それ以上の愛情を向けてくれて
子育ては大変だけど、協力してくれてる
ルカちゃんは既に号泣しながら参加して、その隣には蓮さんと一蓮がいる
前に出会った、桐生家の人や他の方々もいる大きな結婚式だ
涙を流す母親に、色々あったけど今が幸せならいい
「 新郎 五十嵐隆一、あなたはここにいる新婦五十嵐ルイを、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、妻として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか? 」
「 誓います 」
「 妻として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか? 」
『 はい、誓います 』
胸に入る心地よさと恥ずかしさに、ゆっくりと身体を向ければ
指輪の交換が行われて、結局全部準備して貰ったと思っていれば神父の言葉と共に、レースを掴み上げた彼は、頬に触れた
「 愛してる…ルイ 」
『 うん……私も、愛してる…… 』
彼の手へと触れれば顔は近付き唇はそっと重なった
深くなる感覚と共に首へと腕を回し抱き締める
拍手の音に恥ずかしくなり、そっと目線を落とせば隆一は額へと口付けてから笑った
「 よし……披露宴の準備だ 」
『 わっ!ちょっ!先にブーケって! 』
横抱きにして歩き出した彼と共に、浮遊感に驚くも外へと出ればブーケを投げる準備をする
結婚したい子達が集まるなかで、背を向ければブーケを投げた
「 えっ…… 」
『 ん? 』
ざわついたことに、振り向けばそこにはブーケを掴んだ蓮さんの姿がある
彼は持ってしまった其をみた後に、隣で笑ってるルカへと差し出す
「 ん? 」
「 俺と……結婚しませんか? 」
その言葉にルカは驚き、顔を真っ赤に染め上げた
彼氏だった、拓真さんは子供嫌いであり、子供が生まれて直ぐに愛想を尽かして逃げたらしい
ポジティブになろうとしたルカは笑って、根性無しと言ってたけど本当は凄く傷付いていた
その時に、子育てに慣れた蓮さんが協力してて彼等はいつの間にか付き合っていた
だからこそ、結婚しないの?と私と隆一は言ってたのだが……
ルカが落ち着くまで待ってたのだろ、この場の雰囲気と共に告げた彼の問いに、姉は嬉しそうに答えた
「 子持ちで良ければ喜んで 」
「 構いません。御二人とも幸せにします 」
「 っ……ありがとう!!」
拓真さんとは戸籍も入れてなくて結婚をして無かった彼女
だからこそ初めてのプロポーズに泣くルカを見てると、私まで泣けてきて隆一にそれとなくハンカチを貰って鼻水をかむ
『 ルカちゃん、おめでとううぅぅう…… 』
「 ルイ!従兄弟楽しみにしてて 」
「 ちょっ、気が早いですよ…… 」
「 ははっ、いいじゃないか! 」
ハンカチを隆一に返してから、皆で笑ったり拍手をする
どうやら二人目は蓮さんとの子が欲しいみたいだけど…
私は二人目はどうしようかな……
痛いの覚えてるか考えたくないと内心思っていた
ルカは前よりずっと幸せなんだろうね
前の人の子供とか気にせず仲良く暮らしてるのを知ってる
笑い合って、二回も衣装替えして長いようで短い結婚式は終えた
他の人の運転でマンションへと戻れば、酒の入った隆一は早々に押し倒してきてはネクタイに触れる
「 滅茶苦茶に抱いていいよな? 」
『 疲れてるんだけど…… 』
「 ダメ、逃がさねぇ…… 」
『 ん……んっ…… 』
御互いに飲まされまくって酒が入ってる事に、なんとなく出会った時と似てると思った
噛み付くように深く口付けられ受け入れながら首へと腕を回せば、彼の片手は太股に触れ、ドレスを捲り上げる
「 はぁ……ルイ、愛してる……好きすぎて、壊れそう…… 」
『 ふふっ……もう壊れてるから、溺愛しすぎ…… 』
「 そりゃ好きだからな…… 」
ネクタイを外しボタンを片手で外す様子に、腰に重みを感じては、彼はもう一度キスを落とす
妊娠したら嫌われる、子育てに疲れて二人目は考えたくない、という男性が多いって聞く中で
隆一の欲しがりは変わらなかった
ティアラとレースを着けたまま、互いの身体を求めて、愛撫をした後に挿入されれば腰は揺らされる
『 あぁっ、あっ!はっ、んっ! 』
「 ハァー……っ…… 」
ゴムを着けることもなく、求めるままに深く押し当てられ擦られる度に中を締め付け雄を求める
口端から垂れる唾液を拭くことすら出来ず、挿入されたまま達した身体は数回目の絶頂を経験して、思考は真っ白に染まる
『 ぁ、んっ、ぁ!隆ちゃん、いくっ、ぁ、あっ!らめっ、んっ!! 』
「 はぁ、敏感だな……まだまだ、これからだろ? 」
『 むりっ、ンンッ!はげしっ、ぁあっ! 』
一蓮がいるから声を抑えてソフトなセックスばかりだったから、そうやって激しく求められて喘ぐのは久々だと思う
気持ち良すぎて浅く達したり、背中へと爪を立てて抱き着けば
汗を滲ませる彼は、挿入したまま熱を吐き出した
「 はぁ、っ……二人目……作ろう……ルイ 」
『 ンンッ!ぁ、あっ! 』
最初からそのつもりに違いないでしょ!
本当に身勝手だと思い、耳へと舐めて甘咬みすれば彼は繋げたまま、腰を揺らし息を吐く
『 あっ、ンッ、奥に……いれてぇ…… 』
「 ハァー……あぁ……種付けしてやる…… 」
私の腰を浮かして、注ぎ込む精子にどうか卵子まで届いて欲しいと願っていた時には、何度も身体を重ねていた
二回目の感覚は、察することが出来る
結婚式から二週間が経過した頃に、腹に感じる感覚はどこか口角が上がるもので
内緒で買っていた妊娠検査薬を使ってみた
『 ふぁ…… 』
終了と言う縦線以外にある、もう一本の縦線を見るなり笑みは溢れ、嬉しさに涙は浮かぶ
いつ報告しよ、検査薬を持って考える私は今日帰ってくる時間を楽しみにしてた
十九時より早い時間に、玄関の扉が開いたことでテンション上がって私はすこし走った
『 うわっ!! 』
「 !? 」
つるっと滑る大理石の床に転倒しかければ、いつまでも打ち付けない身体の痛みに不思議と思えば、そこには驚く表情を見せる蓮さんがいた
『 ふぇ!? 』
「 この家で走ったら危ないですよ。それと、何か落として…… 」
『 あっ……!! 』
起こされた身体と共に、彼が拾ったのはパーカーのポケットから落ちた妊娠検査薬
見られた事に恥ずかしくなり、あわあわと騒ぐ私に彼は笑みを向けた
「 おめでとうございます。兄はもっと喜ぶでしょうね 」
『 っ、ありがとう…… 』
「 は? 」
『 えっ……? 』
蓮さんの背後から聞こえた驚く声に、目線を上げればそこには幼稚園から連れて帰ってきてくれた、隆一と一蓮の姿があった
「 パパ、ママ……よろこんでる? 」
「 っ……一蓮ちょっと降りててな 」
「 うん? 」
息子を降ろした彼は、早々にやって来ては私の身体へと抱き締めてきた
「 おめでとう、ルイ!! 」
『 う、うん……産んでいいの? 』
「 もちろんだ!そうか、そうか!つわりになる前に良いものを食おう。一蓮、外食行くぞ 」
「 うん!! 」
いや、待て……もう少し別の反応は無いのかと思っていれば買ったものを早々にキッチンへと置きに行った彼を見てから、蓮さんは私の耳元へと顔を寄せた
「 …ルカさんも、昨日、教えてくれましたよ 」
『 えっ……?そうなの?おめでた……? 』
「 えぇ、姉妹なので妊娠時期も似てるなかもしれませんね 」
それって私達の結婚式が終わった頃に、一蓮を預かってない日にヤってるって事だよね?
兄弟揃って結婚する前に手を出すのが早い!!
でも、素直に嬉しいと喜んだ私に蓮さんも嬉しそうに笑みを浮かべた
「 ルイ、なに食べたい? 」
『 焼き肉! 』
「 おにくー! 」
「 よし、行くか! 」
蓮さんはルカと娘を連れて、後から合流するらしくて、私と隆一は一蓮を連れて先に焼き肉屋へと向かった
結局、兄弟と姉妹同士一緒になったね、なんて笑いあった
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