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後日談
Eternal-2
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「それは――」
直前まで、全裸でオナニー・ショーをしていたのだ。
さすがの探偵も下着までは用意していなかったので、そのまま素肌にジャージを着て島を脱出したワケであるが。
「……だから、オレはせめて先に服屋に行きたいって、散々車で言ったじゃないか。お前はそれを無視して――」
恨み言をいうが、史郎はそれどころでは無い様子だ。
見る間に殺気を纏い、獰猛な虎のような形相で唸る。
「聖……何をされた?」
「え?」
「やられたのか」
言うと同時に、聖が履いていたジャージがあっという間に足から抜き取られた。
神業のような速さに、抵抗する間もない。
「史郎!?」
ビックリして、咄嗟に、上に着ていたジャージの裾を掴んで引き下げる。
そうして下肢を隠しながら、聖はキッと史郎を睨むが――
「おいおい、そりゃあ随分と可愛い格好だな」
「は?」
「上だけ着て、下はスッポンポンってのは格別にエロいな」
しかも、恥ずかしそうにしながら上着で下肢を隠そうとしている。
これは――萌える。
「聖っ!」
言うと同時に飛び掛かってきた史郎に、聖は必死の抵抗をするが。
如何せんここまでの疲労と、救出してもらった恩と、可哀想なジンの処遇改善の段取りをしてもらったこともあり、その抵抗は力がない。
(あ、そうだ。オレは、そのジンの事で史郎に確認したい事があったんだ)
ずっと引っ掛かっていた事だ。
疑念をそのままにしておくのはスッキリしなくて気持ちが悪い。
「史郎、お前青菱の――」
言い掛けた唇を、熱を持った唇で塞がれる。
直前まで、全裸でオナニー・ショーをしていたのだ。
さすがの探偵も下着までは用意していなかったので、そのまま素肌にジャージを着て島を脱出したワケであるが。
「……だから、オレはせめて先に服屋に行きたいって、散々車で言ったじゃないか。お前はそれを無視して――」
恨み言をいうが、史郎はそれどころでは無い様子だ。
見る間に殺気を纏い、獰猛な虎のような形相で唸る。
「聖……何をされた?」
「え?」
「やられたのか」
言うと同時に、聖が履いていたジャージがあっという間に足から抜き取られた。
神業のような速さに、抵抗する間もない。
「史郎!?」
ビックリして、咄嗟に、上に着ていたジャージの裾を掴んで引き下げる。
そうして下肢を隠しながら、聖はキッと史郎を睨むが――
「おいおい、そりゃあ随分と可愛い格好だな」
「は?」
「上だけ着て、下はスッポンポンってのは格別にエロいな」
しかも、恥ずかしそうにしながら上着で下肢を隠そうとしている。
これは――萌える。
「聖っ!」
言うと同時に飛び掛かってきた史郎に、聖は必死の抵抗をするが。
如何せんここまでの疲労と、救出してもらった恩と、可哀想なジンの処遇改善の段取りをしてもらったこともあり、その抵抗は力がない。
(あ、そうだ。オレは、そのジンの事で史郎に確認したい事があったんだ)
ずっと引っ掛かっていた事だ。
疑念をそのままにしておくのはスッキリしなくて気持ちが悪い。
「史郎、お前青菱の――」
言い掛けた唇を、熱を持った唇で塞がれる。
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