5 / 19
第5話 こうなったというのも(来るまえ)②
しおりを挟む
それからというもの、あたしは毎週末、ハルシャー市へ通った。
「大変でしょ、無理しないで」
ママは手みやげの林檎をむくあたしに、笑って言った。
「無理してないわよ。だいたいあたしは周りからたまには休めって言われてるんだから。お前は頭良すぎる、十二歳は遊べ、って」
あたしはそう言いながら、うさぎ林檎を一つ、ママに突き出した。あらあら、とママはそれを受け取る。
「あたしホントに頭いいんだから。成績いいんだから。宿題だって、列車の中でちょいちょいちょい、だからねー」
「でも六時間も」
「あたし若いのよ」
「そうね…… あ、ロッテ、ちょっと」
何、という間も無く、ママはあたしの髪に手をやった。
「解けてるわ」
有無を言わせぬ勢いで、ママはあたしの椅子をくるりと回し、五本はあるピンをさっと抜いた。
「ほらやっぱり解けてる」
「一つにするのって、やりにくいんだもの」
「ロッテの髪は絡まり易いからね」
ふふ、と言うとママは解けかけたあたしの三つ編みをやり直す。いい気持ち。ママが編むと、きつくないのに解けない。だから垂らしたままでも大丈夫。
だけどあたしがやると、どうしてもあちこちから髪がはみ出て、一日の授業が終わる頃には滅茶苦茶になってる。
「じゃあ切ればいいじゃないか、ソバカスガリチビには似合いもしねーのに」クラスの男子は言う。そのたびにあたしは「言う方がガキなんだよー」と言い返す。
切るのはやだ。あたしがママと似てるとこなんて、チョコレートケーキと同じ色の、この髪くらいしかないのだ。
その髪も、ママはまっすぐ、さらさらなのに、あたしは猫っ毛。顔立ちも違う。ママの子供の頃の写真をおばあちゃんから見せてもらったことがあるけど、それにも似てない。似ていたらいいな、と思うけど、事実はどうしようもない。
もしこの先ママの具合が悪くなって、輸血が必要になっても、ママはO型であたしはABだから、血をあげることもできない。
だからどうしても、この髪だけは、伸ばしていたいのだ。
「はいできました。どうする? また上で止めておく?」
「ううん、そのまま垂らしておく」
「その方が似合うものね」
「そう?」
そうよ、とママは笑った。
*
半年位、ママは良くも悪くもない状態が続いた。
「気力がね」
婦長さんはため息混じりに言った。
「結局はそれなのよ。ロッテのママは。あなたと違って、足りなさすぎ」
「あたしの元気を分けられればいいのに」
「そうね、半分でもいいわ。それで治ってしまうのに」
彼女はそう言って、あたしの肩を抱いた。
「パパが居れば、こんなことならなかったのかなあ」
「そうね…… マリアルイーゼはケルデン先生のこと本当に愛してたから」
それは初耳だった。いや違う。知ってはいたけど、このひとの口からその類の話を聞くのが初めてだった。
「婦長さん、パパを知ってるの?」
「まあね。ケルデン先生は、私達の間でも人気があったわ。実は私も結構憧れてたのよ」
「婦長さん、それでまさか結婚しないの?」
こら、とあたしは頭をこつんと殴られた。
*
けど正直言って、あたしはパパについて、何も知らなかった。
いい医者だった。ハルシャー市民病院でも外科で評判の腕を持っていたのだけど、ママと結婚して、実家の医院を継いでくれたのだという。でもフォート一つ残ってない。怒ったおじいちゃんが捨ててしまったらしい。
「哀しんで、じゃないの?」
あたしはその時おばあちゃんに訊ねた。おばあちゃんは首を横に振った。
「ねえロッテ、もの凄く辛いことがあったら、お前はどうするね?」
「泣く」
実際そうだった。あたしがおばあちゃんにその話を聞いた頃は、スキップ二学年したあたりで、教室でいじめられることも多かったのだ。今となっては、五歳も年上の同級生は大人げない、とそんなことはしない。
だけど一つ二つならいじめの理由となる。
「そうだね。泣いてすっきりするのもいいさ。だけど、泣いてもどうにもならない、と思ってしまった場合は?」
すぐには判らなかった。
「天に向かって、怒るのさ」
おばあちゃんはさらりとそう言った。
―――今ならその気持ちが、判ると思った。
*
この年は九月くらいから物騒な雰囲気になってきていた。
とは言え、昔はもっとひどかったらしい。首府も、あたしが生まれたあたり前後数年はテロによる破壊活動が盛んだったらしい。
今では復旧されている繁華街も、店という店のガラスが壊され、道路がガラスの破片で埋まったというし、新聞社の建物が焼き討ちにあっただの、学生がデモを起こしただの、地下鉄が爆破されただの、首府警備隊が一斉蜂起して公開処刑されただの。
それに比べれば。
もっともあたし個人としては、あたしも何度かハルシャーへ行くのを止められたので「冗談じゃない」のだったけど。
新年休暇には、皆一斉に故郷に帰らされた。中にはスタジアムの新年行事に行きたかったのに、とぼやくヤツも居た。あたしには関係無いことだったが。
それより問題なのは、この年末が「冬」だったことだ。星間共通歴831年の「新年」はこの惑星では今年は「冬」。公転の関係で、年によって季節は違うのだ。ママの容態が急に悪くなっていたのは寒さのせいもある。
部屋に入った途端、力無く眠っているママを見て、あたしは心臓が跳ねた。息をしているのだろうか、と疑って、口の近くにそっと手をかざしたりもした。そしてそのたび、ああまだ生きてる、と安心した。
*
そしてニューイヤーズ・イブ。
さすがにこの時期には、よほど重病の患者さん以外、一時帰宅していた。残っているのはわずかだった。そのわずかの中に、あたし達は居た。
「まあこんなものよね」と婦長さんはからから、と笑った。あたしとママは、残っているナースや先生と一緒に年明けのカウントダウンをしよう、ということになっていた。
ところが。
ニューイヤーズイブ当日。夜になってもお祝いらしい雰囲気にならない病院に、あたしは嫌な予感がして、当直室の扉をノックした。
「……あの……」
「ああロッテちゃん、大変よ」
「え……」
TVの画面の中ではわーわー、と騒ぐ人々。光の塔の建つ大きなスタジアム。そこで行われているはずの盛大な催しが、奇妙なざわつきと共に止まっていた。
「これ、スタジアムの新年祭典ですよね?」
あたしは画面を指さして訊ねた。婦長さんも「ええ」と答えた。
「……何が起きたんですか」
「撃たれたの」
婦長さんはつぶやいた。撃たれたのは、当時の政治指導者と、その側近だという。
「それって」
「……大変なことよ、そう……私達はこれから、警戒態勢に入るから、ロッテちゃん、あなたも部屋のTVをつけて―――」
わかりました、とあたしはうなづいた。
「ママ……」
どうしたの? とママは身体を起こした。
「うるさいかもしれないけど、TVをつけていて、いい?」
「いいけど?」
あたしは備え付けのモニターのスイッチを入れた。ぼんやりと白く光るスタジアムの内部がすっと浮かび上がる。
「何、何が起こっているの? ロッテ」
「ママよく聞いて」
こくん、とママはうなづいた。この頃は立場が逆転していた。ママはあたしの言うことを素直に聞く。あたしはママにいちいち注意をする。
「さっきね、政府の偉い人が殺されたんだって。このスタジアムの中で」
「ええっ」
ママは身体をすくませた。
「でも大丈夫。ここは病院だもの。それに首府とハルシャーは遠いもの」
「……列車で六時間も掛かるんですものね」
そう、確かに夜行列車なら六時間だ――― あたしがいつもそれを使うものだから、ママの中ではハルシャーと首府は離れていた。
だけどハイウエイでエレカだったら、たった二時間だ。端から見れば「目と鼻の先」の街だ。
「ただもしかしたら、緊急ニュースが入るかもしれないから、つけておいてちょうだい、って言われたの。うるさかったらごめんね」
「ううん、大丈夫。せっかくの新年を迎える時に、寝てなんかいられますか」
ママはそう言った。そして興味深そうに、自分の正面に大きく広がるTVスクリーンに映るものをじっと見ている。
結局寝てしまったのはあたしの方だった。つきあって見ているうちに、いつの間にか、椅子の上で、うとうとしてしまったのだ。
「大変でしょ、無理しないで」
ママは手みやげの林檎をむくあたしに、笑って言った。
「無理してないわよ。だいたいあたしは周りからたまには休めって言われてるんだから。お前は頭良すぎる、十二歳は遊べ、って」
あたしはそう言いながら、うさぎ林檎を一つ、ママに突き出した。あらあら、とママはそれを受け取る。
「あたしホントに頭いいんだから。成績いいんだから。宿題だって、列車の中でちょいちょいちょい、だからねー」
「でも六時間も」
「あたし若いのよ」
「そうね…… あ、ロッテ、ちょっと」
何、という間も無く、ママはあたしの髪に手をやった。
「解けてるわ」
有無を言わせぬ勢いで、ママはあたしの椅子をくるりと回し、五本はあるピンをさっと抜いた。
「ほらやっぱり解けてる」
「一つにするのって、やりにくいんだもの」
「ロッテの髪は絡まり易いからね」
ふふ、と言うとママは解けかけたあたしの三つ編みをやり直す。いい気持ち。ママが編むと、きつくないのに解けない。だから垂らしたままでも大丈夫。
だけどあたしがやると、どうしてもあちこちから髪がはみ出て、一日の授業が終わる頃には滅茶苦茶になってる。
「じゃあ切ればいいじゃないか、ソバカスガリチビには似合いもしねーのに」クラスの男子は言う。そのたびにあたしは「言う方がガキなんだよー」と言い返す。
切るのはやだ。あたしがママと似てるとこなんて、チョコレートケーキと同じ色の、この髪くらいしかないのだ。
その髪も、ママはまっすぐ、さらさらなのに、あたしは猫っ毛。顔立ちも違う。ママの子供の頃の写真をおばあちゃんから見せてもらったことがあるけど、それにも似てない。似ていたらいいな、と思うけど、事実はどうしようもない。
もしこの先ママの具合が悪くなって、輸血が必要になっても、ママはO型であたしはABだから、血をあげることもできない。
だからどうしても、この髪だけは、伸ばしていたいのだ。
「はいできました。どうする? また上で止めておく?」
「ううん、そのまま垂らしておく」
「その方が似合うものね」
「そう?」
そうよ、とママは笑った。
*
半年位、ママは良くも悪くもない状態が続いた。
「気力がね」
婦長さんはため息混じりに言った。
「結局はそれなのよ。ロッテのママは。あなたと違って、足りなさすぎ」
「あたしの元気を分けられればいいのに」
「そうね、半分でもいいわ。それで治ってしまうのに」
彼女はそう言って、あたしの肩を抱いた。
「パパが居れば、こんなことならなかったのかなあ」
「そうね…… マリアルイーゼはケルデン先生のこと本当に愛してたから」
それは初耳だった。いや違う。知ってはいたけど、このひとの口からその類の話を聞くのが初めてだった。
「婦長さん、パパを知ってるの?」
「まあね。ケルデン先生は、私達の間でも人気があったわ。実は私も結構憧れてたのよ」
「婦長さん、それでまさか結婚しないの?」
こら、とあたしは頭をこつんと殴られた。
*
けど正直言って、あたしはパパについて、何も知らなかった。
いい医者だった。ハルシャー市民病院でも外科で評判の腕を持っていたのだけど、ママと結婚して、実家の医院を継いでくれたのだという。でもフォート一つ残ってない。怒ったおじいちゃんが捨ててしまったらしい。
「哀しんで、じゃないの?」
あたしはその時おばあちゃんに訊ねた。おばあちゃんは首を横に振った。
「ねえロッテ、もの凄く辛いことがあったら、お前はどうするね?」
「泣く」
実際そうだった。あたしがおばあちゃんにその話を聞いた頃は、スキップ二学年したあたりで、教室でいじめられることも多かったのだ。今となっては、五歳も年上の同級生は大人げない、とそんなことはしない。
だけど一つ二つならいじめの理由となる。
「そうだね。泣いてすっきりするのもいいさ。だけど、泣いてもどうにもならない、と思ってしまった場合は?」
すぐには判らなかった。
「天に向かって、怒るのさ」
おばあちゃんはさらりとそう言った。
―――今ならその気持ちが、判ると思った。
*
この年は九月くらいから物騒な雰囲気になってきていた。
とは言え、昔はもっとひどかったらしい。首府も、あたしが生まれたあたり前後数年はテロによる破壊活動が盛んだったらしい。
今では復旧されている繁華街も、店という店のガラスが壊され、道路がガラスの破片で埋まったというし、新聞社の建物が焼き討ちにあっただの、学生がデモを起こしただの、地下鉄が爆破されただの、首府警備隊が一斉蜂起して公開処刑されただの。
それに比べれば。
もっともあたし個人としては、あたしも何度かハルシャーへ行くのを止められたので「冗談じゃない」のだったけど。
新年休暇には、皆一斉に故郷に帰らされた。中にはスタジアムの新年行事に行きたかったのに、とぼやくヤツも居た。あたしには関係無いことだったが。
それより問題なのは、この年末が「冬」だったことだ。星間共通歴831年の「新年」はこの惑星では今年は「冬」。公転の関係で、年によって季節は違うのだ。ママの容態が急に悪くなっていたのは寒さのせいもある。
部屋に入った途端、力無く眠っているママを見て、あたしは心臓が跳ねた。息をしているのだろうか、と疑って、口の近くにそっと手をかざしたりもした。そしてそのたび、ああまだ生きてる、と安心した。
*
そしてニューイヤーズ・イブ。
さすがにこの時期には、よほど重病の患者さん以外、一時帰宅していた。残っているのはわずかだった。そのわずかの中に、あたし達は居た。
「まあこんなものよね」と婦長さんはからから、と笑った。あたしとママは、残っているナースや先生と一緒に年明けのカウントダウンをしよう、ということになっていた。
ところが。
ニューイヤーズイブ当日。夜になってもお祝いらしい雰囲気にならない病院に、あたしは嫌な予感がして、当直室の扉をノックした。
「……あの……」
「ああロッテちゃん、大変よ」
「え……」
TVの画面の中ではわーわー、と騒ぐ人々。光の塔の建つ大きなスタジアム。そこで行われているはずの盛大な催しが、奇妙なざわつきと共に止まっていた。
「これ、スタジアムの新年祭典ですよね?」
あたしは画面を指さして訊ねた。婦長さんも「ええ」と答えた。
「……何が起きたんですか」
「撃たれたの」
婦長さんはつぶやいた。撃たれたのは、当時の政治指導者と、その側近だという。
「それって」
「……大変なことよ、そう……私達はこれから、警戒態勢に入るから、ロッテちゃん、あなたも部屋のTVをつけて―――」
わかりました、とあたしはうなづいた。
「ママ……」
どうしたの? とママは身体を起こした。
「うるさいかもしれないけど、TVをつけていて、いい?」
「いいけど?」
あたしは備え付けのモニターのスイッチを入れた。ぼんやりと白く光るスタジアムの内部がすっと浮かび上がる。
「何、何が起こっているの? ロッテ」
「ママよく聞いて」
こくん、とママはうなづいた。この頃は立場が逆転していた。ママはあたしの言うことを素直に聞く。あたしはママにいちいち注意をする。
「さっきね、政府の偉い人が殺されたんだって。このスタジアムの中で」
「ええっ」
ママは身体をすくませた。
「でも大丈夫。ここは病院だもの。それに首府とハルシャーは遠いもの」
「……列車で六時間も掛かるんですものね」
そう、確かに夜行列車なら六時間だ――― あたしがいつもそれを使うものだから、ママの中ではハルシャーと首府は離れていた。
だけどハイウエイでエレカだったら、たった二時間だ。端から見れば「目と鼻の先」の街だ。
「ただもしかしたら、緊急ニュースが入るかもしれないから、つけておいてちょうだい、って言われたの。うるさかったらごめんね」
「ううん、大丈夫。せっかくの新年を迎える時に、寝てなんかいられますか」
ママはそう言った。そして興味深そうに、自分の正面に大きく広がるTVスクリーンに映るものをじっと見ている。
結局寝てしまったのはあたしの方だった。つきあって見ているうちに、いつの間にか、椅子の上で、うとうとしてしまったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ガチャから始まる錬金ライフ
あに
ファンタジー
河地夜人は日雇い労働者だったが、スキルボールを手に入れた翌日にクビになってしまう。
手に入れたスキルボールは『ガチャ』そこから『鑑定』『錬金術』と手に入れて、今までダンジョンの宝箱しか出なかったポーションなどを冒険者御用達の『プライド』に売り、億万長者になっていく。
他にもS級冒険者と出会い、自らもS級に上り詰める。
どんどん仲間も増え、自らはダンジョンには行かず錬金術で飯を食う。
自身の本当のジョブが召喚士だったので、召喚した相棒のテンとまったり、時には冒険し成長していく。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる