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第20話 呑むと酔っていなくてとも本音は出るものかもしれない。
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部屋のドアを開けると、まだ昼間の陽射しの温みが残っていた。
もう十一月である。夕方は冷え込む。
どちらかというと寒がりのFAVの部屋の片隅にはもうヒーターが出されていた。だがこの日はまだ点けなくとも良さそうである。
「ハンガー使う?」
「うん」
返事をしながらTEARは袋をどん、と座卓の上に置く。ようやくいい場所を見つけた、とばかりに袋の中味はごろごろと転がりだした。
「それにしてもこの量は……」
FAVは呆れる。
どうやら自分の持ってきた方は本当にビールだの缶チューハイだの、アルコールばかりである。
TEARの持ってきた、持ち手が片方切れた方は何やら他にも入っているらしいが、全部出てしまった訳ではないので、箱の角のつんとした所や、プリンのカップの花型でそれと判る程度だった。
TEARは着ていた革ジャンを脱ぐと渡されたハンガーに掛ける。この季節になっても中はタンクトップである。
寒くないの、とFAVは訊ねる。別に寒くない、とTEARは答えた。
「そういうもの?」
「寒いと思ったら寒いし、寒くないと思えば寒くないの」
「化け物」
「何とでも言って」
何となく顔がしゃんとしない。とりあえず顔だけは洗わなければ、と思った。時計はもうじき七時だ、と主張している。
「何か食べる?」
「何か作れる?」
「作ることはできるけど」
にやにやとTEARは笑う。
「悪かったわねえ、あいかーらず冷蔵庫には何にもないよ」
「まあここにカップめんくらいはあるし」
と袋の中から出す。
「ま、別に今のところ腹減ってはいないからいーけどさ」
そう言いながら、まだにやにや笑いは消えない。それに気がついたのは顔を洗って、大きなタオルで拭いている時だった。
「何かおかしい?」
いいや、とTEARは首を横に振る。
「じゃあ何そんなにやにやしてんの」
「いや別に」
「訳も無しにそういうふうに笑ってるのは不気味だよ」
「ああごめんごめん。何となく嬉しさがこみ上げてきて」
「は?」
「だってあんたのそういう所なんてそうそう見られるもんじゃない」
「よく言ってることが判らん」
FAVは眉を寄せる。
「見てるだけで楽しいことというものもあるのだよ」
ふふん、と鼻で笑う友人にFAVは変な奴、と言葉を投げた。
「そう言えばF・W・Aでローディやってくれてた子がさあ、こっちでもやらせてくれないかって」
「へー」
どちらともなしに座卓の上の缶ビールを開けていた。中にあったナッツがその横に広げられている。
「男の子?」
「うん。いい? ギター小僧だけどさ」
「いーんじゃないの? まあリーダー殿とお姫さまがどう言うかは知らんけどさ」
「お姫さま、ねえ」
確かにそうだな、とFAVは思う。自分が入ったこのバンドはどうやらこのすさまじい声のお姫さまを守っている集団にも見えるのだ。
「ま、明日改めてHISAKAに言ってみな。あたしは別にいーよ。力仕事できる奴が増えるのはいいことだ」
「男嫌いって聞いたけどさ」
「んー?」
「だって言ってたぜ? HISAKAがさ、セクハラされそうになったバイト先で上司を半殺しにしたとかどーとか」
「そこまで言うのは大げさ。ただぶち殴ってクビになったのは確かだけどさ」
「だけど仕方ないんじゃない? あんたどー見たって野郎が放って置かないようなボディだし」
「そういう奴は馬鹿じゃねーの、と思うがね」
あ、また不機嫌になった、と思ったのでFAVはそこでその話は打ち切ることにした。
「あ、ごめん。そう言えばそーだよね、あんた結構バンド連中に友人多いし」
「まーね。何だかんだ言っても楽器やってる…… ベーシスト仲間なんてのは、うん。まあラヴィアンのアッシュのよーな『時々ふらち者』程度はいるけどさ」
「ま、いーじゃん。その位は『情けねえ野郎の本能』と思ってあげましょーや」
「あんまり思いたくはねーけどさ」
「はん?」
「再婚したお袋の旦那。まあ義理の親父だけどさ、お袋と再婚しながらもまたよそに女いるんだぜ」
「……」
「本当の親父だって、外に女作って逃げたんだし。全くしょーもねえ。まあそれで何も言えねえお袋さんもお袋さんだけどさ」
ビールを流し込む。
「そう」
「あ、気にせんで。あたし勘当されてんだから」
「はあ」
そう言えばそういうことHISAKAが言っていた気がする。
「何、聞いたけどさ、ちゃんとした音楽、だったら別に良かったんだって?」
「まーね。でもそれは口実で、結局はうちに閉じこめておこうって魂胆」
「判るの?」
「判るね」
ぽり、とナッツを噛む音が届く。
「まだ中学には入ってなかったな。最初に奴と会った――― お袋の見合いの時にさ、結構可愛い系の服着せられて行ったんだわ」
想像がつかない。
「でまあ、当時のあたしはなかなか可愛い系の子だったらしいのよ」
「本当かよ?」
「知らんね。とにかく周りは言ってたよ。お母さんに似て可愛い子ねえ、将来美人になるよ、とかどーとか。馬鹿馬鹿しい」
美人、は合っているとFAVは思う。
「んで?」
「で、見合いの席で奴はお袋さん気にいった訳よ。まあそれはいいさ。お袋は美人だし人もいいんだけど、いかんせん生活能力ってのが無い。だから結構金があった奴と結婚して生活が安定した――― まあそれはいいさ。たぶんあのひともそれが大切だったから。で、まあ、その時に妙な幻想を抱いちまったとゆー訳だ」
「妙な幻想?」
「絵に描いたような家庭の図って奴」
「はあ」
「綺麗な奥さん、可愛い娘、幸せな家庭という奴」
「はあ」
「だけどその図の中に『音楽』はなかった訳」
「なるほど」
「奴の思い描く『いいお嬢さん』というのは、親の…… 特に父親の言うことは絶対に聞いて、父親の勧める有望な男と結婚して、一生ぬくぬくさせておこうっての」
吐き出すようにTEARは言う。
「それがあたしでなかったら、奴のもくろみは成功したかもしれねーけどさ」
あいにく自分には音楽があった、と。
「ああなるほど」
「そういいながら自分はそういう『外見』の他に別宅持つんだからな」
「ふーん」
「まあだから男嫌い、というほどではないんだけど」
根のところで信用持てなくなったかもしれない、とTEARは思う。言葉にはしなかったが、FAVも言いたいことは良く判った。
だがそれは深刻すぎる内容なんで、あえてここでは。
「なるほど。てっきり女の方が好きなのかと思った」
「好きだけど」
FAVは勢いよくビールの缶を置いた。
勢いが良すぎて、ビールの泡が飛び散る。TEARはそばにあったタオルを掴んだ。さっさっと跡が残る間もなく拭き取ってしまう。
「あ、雑巾」
「もう拭いちゃったけど」
TEARはタオルを広げて、あーこんなにシミがついちゃったとつぶやく。FAVは何と言っていいかすぐには浮かばなかった。
「今、何て言った?」
「だからタオルで拭いちゃってごめんって」
「そうじゃなくて」
ひと呼吸つく。
「その前。男嫌いじゃなくて」
「女の子は好きだって言いましたよ」
あっさりとTEARは言う。あまりのあっさりさにFAVは気が抜けそうになる。
「少なくとも男よりずっと気が楽だし」
何だそういう意味か。FAVは何となくほっとする。
TEARはその様子を見ながら自分もビールを開ける。そして一息にそれを呑む。
「……」
「はい?」
「いきなりどうしたの」
「FAVさん何かほっとしてるように見えるけど」
え、とFAVは気がつく。相手の視線がまっすぐ自分に向かっている。
もう十一月である。夕方は冷え込む。
どちらかというと寒がりのFAVの部屋の片隅にはもうヒーターが出されていた。だがこの日はまだ点けなくとも良さそうである。
「ハンガー使う?」
「うん」
返事をしながらTEARは袋をどん、と座卓の上に置く。ようやくいい場所を見つけた、とばかりに袋の中味はごろごろと転がりだした。
「それにしてもこの量は……」
FAVは呆れる。
どうやら自分の持ってきた方は本当にビールだの缶チューハイだの、アルコールばかりである。
TEARの持ってきた、持ち手が片方切れた方は何やら他にも入っているらしいが、全部出てしまった訳ではないので、箱の角のつんとした所や、プリンのカップの花型でそれと判る程度だった。
TEARは着ていた革ジャンを脱ぐと渡されたハンガーに掛ける。この季節になっても中はタンクトップである。
寒くないの、とFAVは訊ねる。別に寒くない、とTEARは答えた。
「そういうもの?」
「寒いと思ったら寒いし、寒くないと思えば寒くないの」
「化け物」
「何とでも言って」
何となく顔がしゃんとしない。とりあえず顔だけは洗わなければ、と思った。時計はもうじき七時だ、と主張している。
「何か食べる?」
「何か作れる?」
「作ることはできるけど」
にやにやとTEARは笑う。
「悪かったわねえ、あいかーらず冷蔵庫には何にもないよ」
「まあここにカップめんくらいはあるし」
と袋の中から出す。
「ま、別に今のところ腹減ってはいないからいーけどさ」
そう言いながら、まだにやにや笑いは消えない。それに気がついたのは顔を洗って、大きなタオルで拭いている時だった。
「何かおかしい?」
いいや、とTEARは首を横に振る。
「じゃあ何そんなにやにやしてんの」
「いや別に」
「訳も無しにそういうふうに笑ってるのは不気味だよ」
「ああごめんごめん。何となく嬉しさがこみ上げてきて」
「は?」
「だってあんたのそういう所なんてそうそう見られるもんじゃない」
「よく言ってることが判らん」
FAVは眉を寄せる。
「見てるだけで楽しいことというものもあるのだよ」
ふふん、と鼻で笑う友人にFAVは変な奴、と言葉を投げた。
「そう言えばF・W・Aでローディやってくれてた子がさあ、こっちでもやらせてくれないかって」
「へー」
どちらともなしに座卓の上の缶ビールを開けていた。中にあったナッツがその横に広げられている。
「男の子?」
「うん。いい? ギター小僧だけどさ」
「いーんじゃないの? まあリーダー殿とお姫さまがどう言うかは知らんけどさ」
「お姫さま、ねえ」
確かにそうだな、とFAVは思う。自分が入ったこのバンドはどうやらこのすさまじい声のお姫さまを守っている集団にも見えるのだ。
「ま、明日改めてHISAKAに言ってみな。あたしは別にいーよ。力仕事できる奴が増えるのはいいことだ」
「男嫌いって聞いたけどさ」
「んー?」
「だって言ってたぜ? HISAKAがさ、セクハラされそうになったバイト先で上司を半殺しにしたとかどーとか」
「そこまで言うのは大げさ。ただぶち殴ってクビになったのは確かだけどさ」
「だけど仕方ないんじゃない? あんたどー見たって野郎が放って置かないようなボディだし」
「そういう奴は馬鹿じゃねーの、と思うがね」
あ、また不機嫌になった、と思ったのでFAVはそこでその話は打ち切ることにした。
「あ、ごめん。そう言えばそーだよね、あんた結構バンド連中に友人多いし」
「まーね。何だかんだ言っても楽器やってる…… ベーシスト仲間なんてのは、うん。まあラヴィアンのアッシュのよーな『時々ふらち者』程度はいるけどさ」
「ま、いーじゃん。その位は『情けねえ野郎の本能』と思ってあげましょーや」
「あんまり思いたくはねーけどさ」
「はん?」
「再婚したお袋の旦那。まあ義理の親父だけどさ、お袋と再婚しながらもまたよそに女いるんだぜ」
「……」
「本当の親父だって、外に女作って逃げたんだし。全くしょーもねえ。まあそれで何も言えねえお袋さんもお袋さんだけどさ」
ビールを流し込む。
「そう」
「あ、気にせんで。あたし勘当されてんだから」
「はあ」
そう言えばそういうことHISAKAが言っていた気がする。
「何、聞いたけどさ、ちゃんとした音楽、だったら別に良かったんだって?」
「まーね。でもそれは口実で、結局はうちに閉じこめておこうって魂胆」
「判るの?」
「判るね」
ぽり、とナッツを噛む音が届く。
「まだ中学には入ってなかったな。最初に奴と会った――― お袋の見合いの時にさ、結構可愛い系の服着せられて行ったんだわ」
想像がつかない。
「でまあ、当時のあたしはなかなか可愛い系の子だったらしいのよ」
「本当かよ?」
「知らんね。とにかく周りは言ってたよ。お母さんに似て可愛い子ねえ、将来美人になるよ、とかどーとか。馬鹿馬鹿しい」
美人、は合っているとFAVは思う。
「んで?」
「で、見合いの席で奴はお袋さん気にいった訳よ。まあそれはいいさ。お袋は美人だし人もいいんだけど、いかんせん生活能力ってのが無い。だから結構金があった奴と結婚して生活が安定した――― まあそれはいいさ。たぶんあのひともそれが大切だったから。で、まあ、その時に妙な幻想を抱いちまったとゆー訳だ」
「妙な幻想?」
「絵に描いたような家庭の図って奴」
「はあ」
「綺麗な奥さん、可愛い娘、幸せな家庭という奴」
「はあ」
「だけどその図の中に『音楽』はなかった訳」
「なるほど」
「奴の思い描く『いいお嬢さん』というのは、親の…… 特に父親の言うことは絶対に聞いて、父親の勧める有望な男と結婚して、一生ぬくぬくさせておこうっての」
吐き出すようにTEARは言う。
「それがあたしでなかったら、奴のもくろみは成功したかもしれねーけどさ」
あいにく自分には音楽があった、と。
「ああなるほど」
「そういいながら自分はそういう『外見』の他に別宅持つんだからな」
「ふーん」
「まあだから男嫌い、というほどではないんだけど」
根のところで信用持てなくなったかもしれない、とTEARは思う。言葉にはしなかったが、FAVも言いたいことは良く判った。
だがそれは深刻すぎる内容なんで、あえてここでは。
「なるほど。てっきり女の方が好きなのかと思った」
「好きだけど」
FAVは勢いよくビールの缶を置いた。
勢いが良すぎて、ビールの泡が飛び散る。TEARはそばにあったタオルを掴んだ。さっさっと跡が残る間もなく拭き取ってしまう。
「あ、雑巾」
「もう拭いちゃったけど」
TEARはタオルを広げて、あーこんなにシミがついちゃったとつぶやく。FAVは何と言っていいかすぐには浮かばなかった。
「今、何て言った?」
「だからタオルで拭いちゃってごめんって」
「そうじゃなくて」
ひと呼吸つく。
「その前。男嫌いじゃなくて」
「女の子は好きだって言いましたよ」
あっさりとTEARは言う。あまりのあっさりさにFAVは気が抜けそうになる。
「少なくとも男よりずっと気が楽だし」
何だそういう意味か。FAVは何となくほっとする。
TEARはその様子を見ながら自分もビールを開ける。そして一息にそれを呑む。
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