記憶にないプロポーズをやり直して結婚した。

からどり

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番外編 前編 (注)モブ・無理やり途中まで 有り

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+番外編+

夜。疲れて寝ようかって時に元傭兵団の頼れる小隊長、現オレの夫でエロ大好きサドのザインが言った。

「あー……可愛い雌夫のエロダンス見たい。チン振りダンスしてくれ」

相変わらず思考がエロピンクのおっさんっす。しかもザインは同年代のおっさん達との付き合いでストリップ小屋に行ったらしくエロダンスにドはまりしやがった。

「いやっすよ。収穫時期で人が足りないのに街から若いのが戻って来ないから、オレが一番若手ってことでてこき使われてヘトヘトなんっすよ」

ダンスが見たいならストリップ小屋に見に行けばいいのにオレに命じてくるんっすよ。裸を見に行くいくらい良いって言ったらナゼか怒るんっすよね。

「俺だってこき使われてしんどいんだぞ。もう駄目だ。お前のエロダンス見ないと明日は動かない」

「ったく、昨日もそう言ってたっすよ。でも今日になったらおっさん達に連れ出されて働いてたじゃないっすか」

この頃、ザインに流されすぎかと思って厳しくしてる。やれやれ、たまには現役時代みたいな頼れる男になって欲しいっすよ。なんて格好良く考える。

「ちっ、そうかい。そんなら俺は小屋に行ってエロダンス見てくんぞー。お前は許可してるからな。今日はツルツル無毛のミュオが出るし、金を出しても惜しくね~し」

「は、へ?」

いつも通り不貞腐れて寝るだろうとおもっていたのに不機嫌モードで部屋を飛び出してしまったザイン。残されたオレは荒々しく閉められたドアをしばらく見つめているうちにやっと思考回路が追いついた。

「ザイン!それは反則っすよ!」

急いで追いかけると既に街へ続く道を駆ける背中があった。いくらオレでも元傭兵の小隊長の脚力にはかなわないっすからもう追いつけそうにない。しかも、ザインは走って行くほどエロダンス見たさにストリップ小屋に行くなんて……ショック。
それにあんな雑な頼みでオレが動くと思ってたってことっすかね? そんなこと考えてるうちにザインの姿は見えなくなってしまった。

くやしい。全力と言って良いスピードで走って行くほど見たいエロダンスがこの世にあることもそれにザインが見に行っちまうこともくやしい。
こうなったらそのダンスを盗み見て習得してやるっす!

******

ストリップ小屋ではちゃんとお金を払って観客として入ったっすよ。
中に入った途端に芳香剤の匂いに混じってたばこやら色んな匂いがしていた。うぅっぷっ、なんっすかこの匂い。

ステージでは半裸の美形達が踊ってて、客席はおっさん達でいっぱいだった。
客は好みの子を見つけては口笛を吹いたり手を振ったりしてるっすけど、当然、皆ステージを向いている。

一人ひとりの顔を見てザインを探すわけにもいかず、オレは後ろの方の立見席でぼーっと見てたっすよ。
そしてダンスは徐々に脱いでって下着姿になる。パツパツのパンツで勃起してんのが丸わかりなのに惜しげなく腰をふる美形達。なぜかこっちが恥ずかしくなってオレはステージをなるべく見ないようにしてたっす。

ふと尻を撫でる感触がして振り返ったら知らない男がいたっす。振り返ったその瞬間にバチッと目が合ってしまった。
あちゃー……と思いながらもそのまま無表情を決め込んでたら、その人がオレを見て「可愛いね」と口パクで言ってきたから適当に愛想笑いだけしてステージに向き直る。
しかしその人はオレの腰を抱いてきて耳元で囁いた。

「ね、あっちで飲まない?」

「オレはミュオって子のダンスを見にきただけっすから……」

断ったつもりだったのに男が腕に力を込めてきたっす。

「オレ、相手を探しにきたわけじゃないんで勘弁して欲しいっす」

「でもミュオのステージはもう終わってるよ。俺、ミュオと知り合いだから会わせてあげてもいいんだけどなぁ」

「……」

「ね、行こうよ。俺んとこにおいで?」

ミュオって子がザインの気を引くくらい可愛いなら見てみたいと思ったのも事実。それに俺でもコイツならやっつけられると思ってついて行くことにしたっすよ。

*****

腕を引かれるまま小屋を出て、近くにある安宿に入ったっす。

「ここは?小屋の控室で会うんじゃないんっすか?」

「ミュオが終わったらココで会う約束してたんだよ。さ、中に入って」

男が部屋の鍵を開けて中に入るからオレも中に入ったんっすが、一歩部屋に入った途端に力が抜けた。膝から崩れるように座り込み、両手で体を支えるのがやっとだった。

「!!」

傭兵時代の記憶が蘇る。自陣に入ってきた敵を捕まえる捕縛魔法。地雷のように踏んだ途端に発動する。爆発はしないが体の力が抜けて動けなくなる。

「な……にを……」

「ほんとにミュオがいると思ったのか?あんなとこでオナネタ探ししてたんだから溜まってるだろ。俺がヌいてやるよ」

「ゃ、め……」

体の自由が効かない。それどころか手で突っ張って体を支えるのも限界だった。男がオレの肩を押しただけでその場に横になってしまう。

「な……ん、で……」

これは味方に無効化のお守りを持たせないといけないから、物資が少なくなる戦争では使い勝手が悪い魔法だ。しかも狩りが流行ったときにこの魔法も罠魔法として流行ったが、解除せずほったらかしていることで事故や事件が増えて禁止魔法になっている。

「なんで?そりゃあそこのエロダンスを見るとやりたくてたまらなくなるからだよ」

話している間に男は全裸になって自分のちんこを握りムクムクと勃たせていた。
罠にこんなにも単純に引っかかる自分が情けなく、同時に嫌な記憶がフラッシュバックする。

「これからたっぷり楽しませてやる」

男はオレのズボンをパンツごと下ろしてオレを仰向けに転がしてケツの穴に指を突っ込んだ。

「ひぁっ!」

突然きた刺激に体が跳ねる。男は楽しそうに笑いながら指をグリグリと動かし一本二本と入れていく。

「痛いっ!止めて!止めろってっ!」

「おいおい、ミュオに会えると思って喜んでたじゃないか。エロいことする相手が違うだけだから気にするなって」

「違う!オレは夫が走って見に行くダンサーのミュオを見に来ただけなんっす!こんなことしたいわけじゃねえっす!!」

嫌な奴等から無理やりされたことは何度もある。
結婚してからはザインから痛めつけられることもあったっす。でも今までザインは絶対にケツマンだけは痛いって言ったら止めてくれたっす。

「うっせーな。ケツ触られて喜んでたくせに。素直にさせてやるよ」

男が指を引き抜いて、代わりにオレの顔に近づけたのは小さな瓶に入った液体だった。嗅いだこともないような強い香水の香りがして頭がくらくらするし気持ち悪い。

男はその香水をオレのちんこに吹きかけると擦るように手を動かした。ヌルヌルとした液体で敏感なところを乱暴にこすられ、体が勝手にビクビク震える。そしてすぐに熱が集まってきた気がしたけど、今度はその香水をケツに向かって吹きかけた。

「な……した……くそ」

この皮膚が熱くなる感触はきっと媚薬だ。敏感になる系のはず。媚薬系には抗体があるってことで淫魔の母ちゃんの血に感謝っす。

「ちっ、この香水もきかねーのかよ。まあいい。このままやっちまうか」

媚薬が効きにくいからといって動けるようになっているわけじゃなかったっす!この魔法陣から出ないとヤバいっす!男の方が香水の匂いで発情してるっす~~~!!!

「邪魔するぜえい」

バギャンッと派手な音を立てて扉が開くとその前にいたオレも男も吹き飛ばされたっす。


「な、なんだてめぇ!」

男はオレから離れて壁にめり込んでる扉だったものを見つめて叫んだ。いや、叫んだだけで思考は停止していると思う。だって、入ってきたのは……
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