妄想実現と官能研究所

紙月ピラニア

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7月15日(水)

〜絶品手淫とモルモット〜

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部屋の後方にある水道でタオルを濡らし、顔に付着した大量の精液を綺麗に拭き取った萌絵さんに指示され、用意されていたマットの上に仰向けで横たわる。

「凄い大粒の汗…さすがに汗だくですよね。夢中でえっちしちゃいましたもんね♪」

萌絵さんが横になった僕の右隣腰の辺りに正座して語りかける。先ほど精液塗れになったパンティは脱いでおり、乳首だけを隠している極小ブラだけになっている。

「改めまして、伊識萌絵です。私のことは気軽に"萌絵"って呼んでください♪モニター様のことも今後は旦那様とお呼びさせていただきます。是非ともえっちなことが大好きな従順メイドのように、私のことを好きに使ってください♪」

よろしくお願いします、と返事をする。

「さて、御礼の説明は終わりましたし、このままここで私と過ごすか、解散するかお決めください。ただ…レムさんからの薬の効果もたっぷり残ってますし…おちんちんさんももう既にガチガチですし…」

スルっとしなやかな指が肉棒に巻きつく。
「まだまだここでいっぱいえっちなこと…しちゃいますよね?♪」

お願いします!と勢いよく返事をする。

「私もそうしたかったです♪ちなみに私、旦那様の好きなところ、完璧に把握してるんです♪」

萌絵はそう言ってゆっくりと手を上下に動かし始める。

「おちんちんだと…ここですよね♪」

既に垂れ始めていた先走り汁を手のひらに拡げ、亀頭全体を真上から包み込むように覆われた。
五指はそれぞれ等間隔にカリ下を捉えゆっくりと上下に刺激され、手のひらに押し付けられた先っぽは円を描くように回されている。

「旦那様の性癖から分析すると、この手淫が最も性的興奮と射精に繋がる性的刺激に効率がいいという結果なのですが、いかがですか…?って、あぁっ!」

ドピュッ!ドピュッ!!ドピュッ!!!

悶絶のあまり黙り込んで耐えていたが、我慢のダムが決壊するのはいとも呆気なかった。
あまりにも気持ち良過ぎてすぐに出てしまったことに、萌絵は満面の笑みを浮かべる。

「すごいすごいっ!こんなに早く出ちゃうなんて!そんなに気持ち良かったですか?♪」

この上なくピンポイントに気持ちいい箇所を、これもまたピンポイントに気持ちいい力加減で効率的に攻められれば、自己最速射精記録を更新するのも頷ける。

その旨を伝えると、萌絵は目を輝かせてある提案を持ち出した。

「実は私、研究所に入ってまだ浅くて、個人で研究したレポートを出さなくちゃいけないんです。でも中々プライベートではそういうことなくて…。もし良かったら、旦那様の手淫開始から射精までの時間とか、射精された精液の量とか、色々データを採らせていただいてもよろしいでしょうか…?」

なるほど。要は実験台になってほしいということか。実験台と言えば聞こえは悪いが、こちらとすれば美女の手に身を委ね快感を受け入れ続けるだけでのことだ。ただでさえ無償で最高のサービスを提供してくれているのだ、喜んでモルモットになろう。

「いいですよ、喜んで」そう返すと萌絵は心底嬉しそうに「ありがとうございます!」と返事をした。

「今、ちょうど12:15ですね。レムさんが旦那様に薬を口移ししたのが11:45だったので…あと4時間半は射精し放題ですね♪」

「実はあの薬は射精してから精巣の精液を満タンにするまで、10秒前後かかるんです。ですので、1分置きくらいでしばらく連続射精していただきたいんです。薬の効果と旦那様のポテンシャルから勃起力には問題も心配もないのですが、何度も続けてとなるとペニスそのものの消耗が気掛かりになります。」

なるほど。確かにひとりでオナニーする時も、その日2回目や3回目はどうしても違和感がある。4回目5回目ともなると激しく擦れば軽く痛みすら感じる。
いくら精液が溜まり続け、短時間で何回も射精できるとしても、それに伴われる直接的な刺激によって肉棒自体が消耗することに薬は対応していないということか。

萌絵は持ち込んでいたスーツケースから無色透明な液体の入った小さな瓶をひとつ取り出した。

「そこで当研究所の新アイテム"リセットクリーム"を使用させていただきます。これは塗り薬でして、射精した直後のペニスにのみ効果があるのですが、塗ると先ほど申した身体的な消耗をリセットするものとなります。」

色々な観点から色々な物を開発しているなぁと感心する。
胡座をかいた体勢で真剣な眼差しを送り説明を聞く僕を見て萌絵が「うふふっ」と笑う。

「色々堅苦しい説明になっちゃいましたけど、旦那様には気持ちよくなってもらうだけなので♪ちょっとだけ私に力を貸してください♪」

「それではリセットクリーム塗りますね♪」

そう言って瓶から一滴相当の液体を手に乗せ両手に広げた萌絵は、そのまま僕の肉棒を両手で包むように軽く握りすぐ離した。

「これだけです♪これで5秒待てば、消耗はリセットです。それにしても乳首以外裸の私をずっと見てたってのもあるかもですが、ずっと大きいのは凄いですね♪所長が"研究しがいがある"っておっしゃってたのも納得です♪」

そう言いながらスーツケースから用紙の挟まったバインダーを取り出した萌絵から、実験開始が言い渡される。

「それでは今からブラを取りますので、私の乳首を見てオナニーをしてください。最初から1番気持ちいいと感じるスピードで、我慢せずに出そうになったらそのまま出してください。」

「それと先ほど1分毎にと言いましたが、1分毎に射精していただくわけではなく、射精から1分後に次の射精に向けた刺激を始めるという認識でよろしくお願いします。」

最初に座っていたパイプ椅子に座るよう促され、そこに浅く腰掛ける。

「それでは…失礼します。」

両手を後ろに回しスムーズにホックを外すと程良い大きさの乳輪の先に咲き誇るピンク寄りの肌色真珠が姿を見せた。
これでお互い完全に全裸になったわけだ。

こちらの肉棒に負けず劣らず膨れ上がっている乳首を目にすると、ほぼ無意識に右手を股間に伸ばしてしまう。

いつものように根元をギュッと握りしめ激しく上下に刺激する。自分好みの可愛らしい女性の全裸、乳頭を中心に乳房全体をまじまじと凝視しながら勢いよく行った自慰行為はいともあっさりと終わりを迎える。

ドピュッ!ドピュッ!!ドピュッ!!!

出るという信号が脳に送られた直後に体勢そのまま右手を根元の方へ引っ張ると、まるで水鉄砲の引き金を引いたかのような勢いで真っ白な精液が彼女の方へ飛んでいった。
嬉しそうな顔をした萌絵がスマホのような端末で飛び出した精液の写真を一枚撮った。

「これで撮るだけで距離と量が測れるんです」

《0回目・前戯 - ・55cm・3.31ml・14秒》

「すごい♪やっぱり速さを求めたオナニーだと一瞬ですね♪早漏だと馬鹿にする人もいますけど、意図した速射は才能ですから誇ってくださいね。さて…」

萌絵はクリームを一滴、両手に広げ欲望を放出し終えたばかりの肉棒を包み込むと根元から先端に向かって両手を滑らせ、まだ垂れていた残りの精液も拭い取った。

「旦那様の射精はⅲ射型といって、今の様に一度の射精で三回に渡って精液が放出されます。この三回目が飛び出した直後を射精完了とし、そこから15秒でクリーム塗布と精液の残りの処理、さらにそこから15秒休憩していただいて、残りの30秒は手淫を本番とした前戯の時間になります。とは言いつつ段取りは全てこちらの仕事なので、旦那様はただ腰掛けて私と快楽に身を委ねててください♪」

今までに比べれば比較的冷静に話を聞いていたが、やはり手淫や前戯などといった官能的は単語を耳にすると下半身に血が巡ってしまう。

「まずは前戯なしからです。10秒後に手淫始めますね♪」

「我慢汁が出る前なので、私の手のひらに唾液を垂らしておきますね♪それではいきますよ~?」

涎が垂らされた萌絵の右手が先ほどと同じように亀頭を覆うと、五指がカリ下の部分を掴み上げる。そのまま接着した先っちょが感じた萌絵の手のひらの感覚は程よくヌルヌルしていた。

そこからはもう容赦がなかった。
「私の目を見てください」と言われ、吸い込まれそうな程の大きな瞳と見つめ合う中で、こんな可愛い女性が僕の1番感じる形を知り尽くし、それを実行しながら最高の快楽へと導いてくれようとしている。
トリッキーな形ながら手際の良い手コキに意地もプライドもなくあっさりと白旗を上げる。

ドピュッ!ドピュッ!!ドピュッ!!!

「んふふっ♪いいですね~旦那様っ!最高です♪」

《1回目・前戯なし・64cm・3.72ml・17秒》

萌絵は素早く写真を撮ると時計を見ながら次の射精に向けての準備を始めた。
クリームを塗ると同時に肉棒に残る精液を拭う。
この作業で萌絵の両手が一旦肉棒を包み込み、更に先端へ向け撫でてくれる格好になるので、それだけで勃起は保たれる。
その上、休憩時間も真剣な眼差しでテキパキとバインダーにデータを書き込む萌絵の姿が全裸であるということ、それを眺めているだけでムスコに休息の時は訪れない。

「本当は射精から1分経つと、ある程度萎えちゃうので、前戯でフル勃起させてから手淫という形なのですが、旦那様はさすがですね♪あと数回は前戯なしでお願いします!もし疲れちゃったら遠慮なくおっしゃってくださいね」

それからはされるがまま、与えられる性的刺激に身を委ね、射精しそうになったら思いっきり射精するという時間が流れる。

ドピュッ!ドピュッ!!ドピュッ!!!

「本当に気持ち良さそうな顔してくれますね♪」

《2回目・前戯なし・60cm・3.70ml・18秒》

ドピュッ!ドピュッ!!ドピュッ!!!

「前戯なしでスタートからカチカチなの男らしくて素敵過ぎます♪」

《3回目・前戯なし・54cm・3.52ml・14秒》

ドピュッ!ドピュッ!!ドピュッ!!!

「研究とはいえ…ずっとおちんちん触ってたら…私もムラムラしちゃいます…。でもっ!協力して頂いてるので!我慢っ、我慢っ!」

《4回目・前戯なし・61cm・3.61ml・24秒》

ドピュッ!ドピュッ!!ドピュッ!!!

「ちょっと息切れしてきましたか…?次から前戯を30秒挟んでからの手淫になるのですが、続けられますか…?」

「もちろん」と抜け殻の様な声で返した。体力的な疲れというより、強制的に繰り返される快楽に考える力が落ちている。ただただ人間としての本能と、僕自身の変態性だけでムスコは勃ち続け、射精し続けている。

《5回目・前戯なし・64cm・3.89ml・20秒》

「それでは次からは口淫、フェラチオを30秒挟んでからの手淫になります。あくまで前戯としての口淫ですので、そのまま口内射精に至る様な強い刺激にはいたしませんので、ご安心くださいね♪」

時間が来た。萌絵が肉棒をパクっと咥え込む。舌先が亀頭を触れると、ついさっきまで体験していたはずなのに、その刺激は全く新鮮に感じられた。




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