じゃあっ!僕がお父様を幸せにします!

黄金 

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9 やっぱりヤダ〜

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 徐々に首都に行く日が近付くと、僕はやっぱりヤダ~と駄々を捏ねた。だってお父様とお別れなんて寂しくて寂しくて!
 泣いて縋る僕にお父様が折れた。

「分かった。僕も王都の屋敷に移るよ。」

 折角ボロ屋敷を綺麗にしたのに、お父様は僕の為にお引越ししてくれると言った。
 これには父上が慌てた。

「ま、待てっ……!それなら私も!」

「え?父上はいらないんですけどぉ?」

 僕の冷たい言葉に父上はショックを受けていたが、ちゃっかりついてきてしまった。



 急遽決まったアクセミア公爵一家のお引越しに、家臣一同大慌てになったらしい。
 基本は領地にいる公爵家が家族で出てくるのだ。仕事も何もかも移動とあって大騒ぎだった。
 せめて一ヶ月は猶予を!と泣きついてくる人が後を絶たず、僕達のお引越しは来年の春に持ち越された。
 お父様と過ごすボロ屋敷の冬は快適だった。
 最新式の暖炉に循環式の暖房モドキ。何やら温水が壁や床を流れているのだとか。そんな工事までやってたんだ?いくらかかったんだろう?
 お父様のベッドはぬくぬくで、父上の悔しそうな顔に僕はにやけてしまった。
 そして一緒に過ごして思ったけど、やっぱりお父様はオメガの発情期がきていなかった。
 医師に診てもらったら精神的なものでしょうと言われた。お薬も安定剤的なものや身体の調子を整える漢方みたいなものばかりだった。
 王都に行けばもっと有名なオメガ専門の医師がいるから、ついでに診てもらおうということになった。

 距離的には他所の領地よりも近いので楽なんだと言われた。ただ持ってくる荷物の量が大変なだけで。

「王都に行けばジュヒィー宛にも招待状が届くだろうが、王室の招待以外は無視していい。」

 馬車の中で父上はお父様に言い聞かせていた。
 ストレスが一番ダメだと言われている。貴族の社交なんてきっとドロドロのギタギタなんだよ。

「王室のは行かなきゃですか?」

 僕はそれも出来れば断って欲しいと思った。

「流石に王都にいて無視するわけにもいかん。そう頻繁に開かれることはないし、私が必ず一緒に出よう。」

「はぁ?エスコートしたいだけですよね?」

 隙あらばお父様に近付こうとする。油断ならないな。まさかお父様に惚れちゃってるの?いまさら?
 しかしお父様を守る為には父上の権力は有効。有効な人間は有効利用すべきだ。

「僕が大きくなったらお父様は僕がお守りしますからね!」

 僕はナイトになるんだ!

「うん、楽しみだな。」

 お父様の微笑みは完璧だった。父上が見惚れてたからね!



 そして僕は学友とやらを紹介された。
 ……学友って親から与えられるものなの??貴族って分からん。
 金髪に赤い瞳の大人びた子がソヴィーシャ・ウハン侯爵子息。現在七歳。
 オレンジの髪に緑の瞳をした優しげな顔の子がリュハナ・ロデネオ伯爵子息。現在八歳。
 濃紺の髪に蒼瞳の賢そうな子がラニラル・バハルジィ。八歳。なんとフブラオ先生の子供らしい。
 僕が今六歳なので、ソヴィーシャが一つ上で、リュハナとラニラルが二つ歳上ということになる。

「お初にお目にかかります、ヨフミィ様。ソヴィーシャ・ウハンと申します。剣術が得意です。必ず力になります。」

「初めまして。リュハナ・ロデネオです。父は王宮医師をしております。父のような医師を目指しています。体調が優れない時はいつでもお呼び下さいね。」

「本日からよろしくお願いします。ラニラル・バハルジィです。父からお話は伺っております。なんでもお申し付け下さい。」

 三人からそれぞれ挨拶をされた。三人とも性格が全然違うっぽい。
 ソヴィーシャは騎士って感じで堅いイメージで、リュハナは医者の卵で優しそう。ラニラルはフブラオ先生と同じで学者っぽく見える。
 父上の話では三人とも十歳の判定でアルファになる確率が高いらしい。ソヴィーシャとリュハナは分かるけど、ラニラルは先生達夫婦がベータなのにアルファの可能性高いんだ?でも分かる気がする。三人ともオーラが違うよ。
 賢そう~。
 でもみんな歳上かぁ。同じ歳いないんだ?

「学年は違いますが十歳まではあまり歳の差は関係ありません。」

 ソヴィーシャが僕の表情を読んだのか説明してくれた。
 皆んな十歳の判定を受けるまでは学院といってもお遊びのようなものらしい。十歳の判定を受けて、アルファとベータはその上のクラスに進み、希望に沿って能力別にクラスが分かれるらしい。オメガの子はお父様が言うように自宅学習になる。時々学院に来て教師に教えを乞い、課題を出してもらうということを繰り返すらしい。これはいつ発情期が来るか分からないから、そう対応してなるべく外に出ないようになっているんだとか。
 
「じゃあ三人は歳上だけど、先に十歳になるでしょう?僕残されちゃうよ。」

「ちょうど同じ歳がいなかったそうです。」

 ラニラルが申し訳なさそうにした。ラニラルの所為じゃないのに。

「先にクラス上がるけど、必ず僕達の誰かがヨフミィ様の所に行くようにしますよ。三人とも選択する科目も違うと思うので。」

 リュハナも困った顔をしている。
 うーん、よく分かんないけど僕は頷いた。
 前世の記憶ではあり得ないって思っちゃうけど、ここは異世界。やってることも違うんだろう。だからそれ以上は何も言わないことにした。だって僕は前世ではいい歳した大人だったんだよ?一人になってもやっていけるさ!

「うん、大丈夫!」

 僕の返事に三人はホッとした顔をした。
 この三人も突然歳下の世話を任されて緊張してるんだろうなぁ。

「じゃあ学院って十歳までは何するの?」

 まずはそこからだよね!

「人付き合いか?」

「まぁ、そんなところですね。貴族家ならお茶会の開催をよくやります。」

「俺は平民だからほぼ関係ありませんでした。」

 んんん?じゃあ僕は公爵家だからお茶会?

「僕も平民がいい。」

 面倒だよ?

「………私もお茶会は苦手だ。」

 早速ソヴィーシャは敬語がなくなった。素はぶっきらぼうなのかな?

「僕は好きだよ?いろんな子と仲良くなれる。」

 見た目通りリュハナは社交的なようだ。リュハナも敬語がなくなってしまった。

「………俺どうしたらいいのでしょう?」

 困ってるのは平民のラニラルだった。そーだよね。一人だけ平民出身。僕も貴族と平民の違いはわかんないけどね。お金持ちか普通か貧乏かってくらいの違いしか思いつかない。

「じゃあ平民なら十歳までは何するの?」

 僕はラニラルに尋ねた。

「勉強です。十歳になる前に入学する平民は基本勉学や騎士になる為の武術を習いに来ています。入るにはそれなりの調査もあるし試験もありますが、お金さえ用意出来れば入れるので…。」

 じゃあラニラルは勉強しに来てるってことか。

「授業があるってこと?僕の相手してて大丈夫?」

 なんか邪魔しちゃってる気がする。
 申し訳なくて尋ねたら、ラニラルは一瞬驚いた。なんで?

「授業は大丈夫です。ただ受けている間はヨフミィ様のところに来られませんが。……すみません。」

「え?いいよぉ~。勉強だもん!ラニラルは頭良さそうだもんねぇ。」

 ラニラルの低姿勢はなんだか好感がもてるなぁ。応援したくなっちゃう!フブラオ先生の子供だしね!
 ニコニコと笑って授業に出ていいんだと言ったけど、ラニラルは複雑そうな顔をしていた。




 王都にある公爵邸は、領地程の広さはないと聞いていたけど、びっくりするくらい大きかった。そして領地の本邸よりも造りが豪奢だ。

「見栄えも大事なのですよ。」

 僕達一家の引越しには、バハルジィ一家も従った。僕もフブラオ先生にはついてきて欲しかったし、なんと父上も懇願していた。

「すまない…、私一人では限界なんだ。」

「……………………承知しました。」

 フブラオ先生の顔が少し乾いた笑顔になっていたけど、隣で妻のマリニさんがホホホと笑っていた。
 マリニさんは僕のマナーの先生と偽って雇っていたのだけど、王都に来るにあたってお父様の専属侍女ということになった。これはお父様がお願いしていた。慣れた人がいいと言ったからで、お父様のお願いを父上が蹴るわけがない。
 息子のラニラルは学院の寮に入っていたらしいけど、僕達が来たことにより一緒にアクセミア公爵邸に住み、一緒に通うことになった。ソヴィーシャ・ウハンとリュハナ・ロデネオもラニラルと一緒に移り住んだ。
 
「二人は貴族専用のおっきな寮にいたんだよね?出てきて良かったの?」
 
 侯爵家と伯爵家なら貴族専用の立派な寮があって、そこに入っていたはずだ。ラニラルは平民用の四人部屋と聞いたから出てきてもらったけど、二人は広い部屋の個室だったはずなのに良かったのかな?

「あー…、いいのいいの。」

「寧ろ出たかったかなぁ。」
 
 なんで?
 尋ねたけど二人は言いにくそうにしていたからそれ以上尋ねるのはやめておいた。
 それぞれが公爵邸の中に自分の部屋をもらって片付けをしていたら、ラニラルが手伝いに来てくれた。

「もう終わったの?」

「元々そう荷物がないので。」

 確かに。三人は寮から荷物を持って来たけど、大量の箱を運び込んだソヴィーシャとリュハナに対して、ラニラルの荷物はカバン二つ分だった。
 部屋は三人とも同じ広さを与えられていたけど、ラニラルだけは戸惑っていたくらいだ。こんなに収納あっても入れる物がないとつぶやいていたのが聞こえた。
 といっても僕もあんまりない。洋服も最低限だし、個人的なものってあんまり持たないんだよね。

「……これからはお茶会用の衣装なども必要になると思います。」

「うげっ。そうなるのかぁ。ラニラルは持ってる?」

 ラニラルはキョトンとした。

「俺は出席しないと思います。」

「なんで?」

「平民はそんなことしませんので。」

「ズルくない?」

 ズルくありませんと言われてしまった。
 
「僕の影武者する?同じ服買っとこうよ。」

「不可能です。」

 あっさり却下される。こういうところフブラオ先生にそっくりー。

「お茶会かぁ~。やったことないんだけど。」

「その時その時で流行りがあるらしいので調べた方がいいと思いますよ。」

 流行りぃ?服とか?お菓子の種類とかかな?まさかお花とか飾りつけとかまで言わないよね!?
 僕の心配は現実となった。
 後からやって来たソヴィーシャとリュハナに肯定されたからだ。

「あるよ?今の流行りはぁ、隣国産の砂糖を使った焼き菓子と、南部原産の茶葉。カラーはオレンジ!僕の髪の色と一緒だね!えっと服は淡いグリーン系。フリルが流行ってるよ。男子はあんまり女の子みたいにゴテゴテとフリル使うと恥ずかしいから袖とか襟に少し。他にはぁ~。」

 まだあるの!?
 領地で何回かパーティーに出たけどそんなもの気にならなかったよ!?

「主催者は気をつけないとなめられる。」

「ソヴィーシャもやったの?その性格で?失敗したよね?」

「おいっ!」

 なんで失敗確定なんだよっと文句を言っているが気にしなぁい。
 
「ソヴィーシャ主催のパーティーは独特すぎて成功か失敗か分からなかったね。」

「リュハナは参加したの?」

「したよ。同じ派閥だもん。それに入学したら一度は皆んな開くからね。そこで成功すれば後が楽なんだよ。」

「へぇ~独特ってなにしたの?」

「ボードゲーム大会。賞品で釣った。」

「ズルーい。」

 そりゃー皆んな張り切るよねぇ。リュハナは普通にお茶会をしたと言った。
 ん~、全然分かんない。聞いても分かんない。
 後でお父様に相談してみよぉ~。




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