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33 新たなる出だし
しおりを挟むハッとして僕は目を開けた。
そこは見知らぬ部屋だった。見知った僕の部屋じゃない。
僕の部屋は小さい六歳のヨフミィに合わせて、家具も小さめで、テーブルや椅子も僕用のものが揃う子供部屋だった。
だけど今いる部屋は普通の簡素な部屋だ。ベッドしかないので簡素過ぎるけど。
上半身を起き上がらせると、サラリと肩から髪が流れ落ちてきた。ヨフミィと同じ真っ白な髪の毛だ。
「あれ?」
思わず呟いた声は元の自分の声より低く驚いた。六歳のヨフミィの声は子供らしく甲高い声だったのに、今は男性的で少し高めではあるけどヨフミィより確実に低い。
ペタペタペタと顔を触り、驚いて周りを見回した。
「鏡っ……!」
自分は今少し古臭い一人用のベッドに寝ていた。公爵家で使っていた子供用のベッドより狭い。
これは確実に何かが違う!
ベッドの脇に置いてあった袋から鏡を取り出す。何故かその袋が自分の物であり、その中に手鏡が入っていることを知っていた。
そこには二十歳程度の青年の姿があった。
生まれ変わり……。いや、それにしてはジュヒィーお父様にそっくり??
え?なんでそっくりなの?
女神はヨフミィが死んだら生まれ変わらせると言っていた。てっきり死んだら一度またあの花が咲き乱れる庭園に行って女神と会えるだろうと思っていたのに、間をおかずに生まれ変わらせられた!?
「ぐぬぅ……。なんて奴っ!あの駄女神めっ!」
会ったら文句言ってやろうと思っていたのに!まさか文句言われると思ってさっさと転生させたとか?
手伝わせるんならちゃんとフォローしろーー?
「それよりも状況がわかんない。記憶、記憶は?」
モブの赤の他人に生まれ変わるか憑依するかすると思ってたのに、なんでお父様そっくりさんになってるの?
それに記憶なし!?
それは勘弁してっ!
ううーんと額に手をやり考えた。あ、ある。ちゃんとあるーっ!
「え…………。」
記憶はあるけど、この身体はヨフミィじゃ…?
僕は湖の中に沈んでいった。そしてどこかに流されて行った。湖の底には穴があり、違う川に繋がっていた。
死んだのか仮死状態なのか分からないけど、僕はアクセミア公爵領から離れた場所に出てきた。そして川から打ち上げられ助け出された。
助けてくれたのは老婦人だった。そこそこお金持ちで息子が王都で仕事をしているのだと言った。そのおかげで良い暮らしが出来ているのだと。
僕は記憶を失っていた。
怪我をした状態で冷たい水に長時間浸かっていた割には僕は生きていた。
生き返らせるってそういうこと!?一回死んだのかな?生き返らせたから記憶がなかったとか?
あの女神めっ!やるならちゃんとそこまでフォローしてよ!
老婦人との生活は平和だった。ただアクセミア公爵家は老婦人の家から遠かったし、町から離れていたのでヨフミィ・アクセミアについて何も知らなかった。だから親から捨てられた可哀想な子と思って育ててくれたようだ。
十歳の性別判定も受けさせてくれた。
うん、オメガだったけどね。まぁ、そこはいいや。いいんだよ。薬さえ有れば。一応首にはネックガードをつけてるしね。
発情期はくるけど、僕の場合そう酷くないタイプだったみたいだし。
それよりも今の問題は、また記憶を失くしてたことだよ!まただよ!?あの女神の仕事はポンコツかぁ!?
とりあえず僕は老婦人の助けであの長閑な家で十六年近く安全に暮らすことが出来た。アクセミア公爵家に生きていると知られるとマズいので、密かに育ててもらったのは幸運としか言いようがない。
でも老婦人は先月亡くなってしまったのだ。
息子さんには手紙を出して来てもらった。そして二人で老婦人を見送り弔った。
最初僕に会った時、息子さんが凄く驚いた顔をしたのを覚えている。
あの顔は僕に見覚えがあると言っているようなものだった。僕に記憶がないと聞き、暫く考え込んでいた。
うん、驚くよね。僕もその人に昔会ったことがあったし。しかも顔はジュヒィー・アクセミア公爵夫人とそっくりだしね。
王都に来る前、その人はある所に一度行ってみないかと言っていた。僕の生まれに関係するかも知れないからと。
記憶がなかったから単純にもしかしたら家族に会えるかもと喜んで僕はついてきた。
ここは王都にあるその人の家だ。
小ぢんまりとした小さな家は、王都にある王宮の近くに建っている。富裕層が多い閑静な住宅地だけど、周りは平民が多いから過ごしやすいはずだと言っていた。
僕はこの家に到着して二階に上がっている途中で足を滑らせ落ちたのだ。ゴンっと頭をぶつける音って本人にもちゃんと聞こえるんだなとしみじみと思ってしまった。
おかげで記憶が戻ってくれた。
僕を王都のある所に連れて行きたいっていうのは、アクセミア公爵家のことだよね……?
それはマズイ。非常にマズイ。
女神からヨフミィは死んでないとダメだと言われている。生きてました~じゃダメなのだ。
もしかして危機を感じた女神が僕を階段から落としたとか?前のように瀕死にするつもりだったのかもしれない。恐ろしい神だ。
とりあえず呼んでみよう。
「おーい、女神さまぁ?」
小声で呼びかけてみる。
ピコンっとあの青いスクリーンが出てきた。そして相変わらず小説の内容が出てくる。
「いやもうこの話はなしにしよう。」
冷たく言うと小さなスクリーンが出てきて怒りマークが表示されていた。怒ったってしょうがないよ?
「この身体はヨフミィの身体ってことだよね?」
僕は胸に手を当てて尋ねる。いくつかちゃんと確認しておこう。
また小さなスクリーンが出てきて丸印がでた。喋れないのは相変わらずのようだ。
「うーん…、僕はちゃんと家族に死んだと思われてるよね?」
こうやって生きていて、顔を隠さず自由に暮らしていたので心配だ。
確認すると少し間が空いたが丸がでた。よしよし、良かった。その間が気になるけど。
「あのねぇ、僕はモブ転生だと思ってたんだよ?違う身体じゃないと皆んなの近くに近付けないんだけど?」
文句を言うと、今度はびっくりマークが出た。なんも考えてないな。あの女神は。生き返らせるってそのまんまヨフミィを生き返らせてくれちゃったし。
ピコンピコンと青いスクリーンが沢山出てくるが、中は空欄で何も書かれていない。何か言いたいことがあるけど書けないといった感じだった。
どうやら言い返したいのに出来ずにただ画面を無駄に出すだけになっているらしい。
「公爵領から離れた場所に移動してくれたのは助かったよ。記憶はないし、元の場所に戻されてたら女神様の話通りにいかなくなっちゃうからね。」
ピコンと画面が出てニッコリマークが出た。
ちょっと煽てると調子に乗るタイプなんだろうね。
「何か聞きたいことが出たらまた呼ぶから。」
意識を離すと青いスクリーンはスウ…と消えていった。
さてどうしよう?とりあえず僕はアクセミア公爵家には行かないと伝えないと!
サッとベッドから立ち上がり僕は部屋を出た。小ぢんまりとした家の中の造りはやはり小さい。公爵邸のバカみたいに広い屋敷に生まれた記憶が戻った僕には凄く小さく思える。田舎のおばあちゃん家もここまで小さくはなかった。
家は二階建てで、狭い階段を降りていく。少し急な階段で、人が一人通る分のスペースしかない。
部屋から出ると良い匂いがしていた。ホワイトソースの匂いだ。
「良い匂い~。」
フラフラと匂いに惹かれて歩いていく。階段の下は廊下で、すぐそばの扉は開いていた。中は暖炉のある居間になっており、その隣はキッチンになっていた。
天井からは葉が生い茂る植木鉢がいくつかぶら下がり、出窓にもいくつか観葉植物が並んでいた。
緑と土と美味しいご飯の匂いがする家だった。
「ああ、起きたのか?頭を打っていたから冷やしたんだが、大丈夫だったか?」
キッチンから大男が出てきた。丸太のような腕や足に、抱き締めても手が周りきれなさそうな太い腰。焦茶色の髪に真っ黒な瞳で、眉毛も太くて男らしい。だけど顔の作りはなんとなく上品で凛々しい造りをしている。
ジール・テフベル男爵。僕が昔王宮の温室で庭園のクマさんと呼んでいた人だった。
川から打ち上げられた僕を助けて育ててくれたのは、庭園のクマさんことジール・テフベル男爵のお母さんだった。今年でもう五十一歳になるのに結婚もしていないし番もいないのだと話してくれた。
王宮庭園総管理人という仕事をしている所為で、田舎に帰ることが出来ず、母親の死に目にしか帰れず申し訳ないとおばあちゃんに謝っていた。でもおばあちゃんはそれが誇りだと最後まで嬉しそうに笑っていた。
「庭園の………、ととと、えとおはようございますジールさん。良い匂いがしますね。」
記憶が戻ったことにより思わず庭園のクマさんと言いそうになり、慌てて言い直す。
「パンを買ってきたんだ。スープもちょうど出来たところだから食べよう。」
クマさんは優しく微笑んで朝食を用意してくれた。
僕は昨日の昼間この家に到着して、狭い階段から転げ落ち、一晩ぐっすり寝ていたらしい。
おばあちゃんを弔って、王都に来る間に結構僕達は仲良くなった。
「それで連れて行きたいところなんだが、アクセミア公爵家を知っているだろうか?」
「あ、はい。…名前は。」
そうか、とジールさんは頷く。記憶は戻ったけど、記憶喪失のフリは続けるつもりだ。
「連れて行きたい理由なんだが、そこのご子息が昔湖に落ちて行方不明になっている。」
…………ん?行方不明!?
「み、湖に落ちて、死んだとか、ではなくて?」
「殆どの人間は死んだと思ってるんだが、公爵家の方々や縁のある方は皆んな生きていると信じられているんだ。死体が上がらなかったからだろう。」
そりゃー死体があるわけない。僕だし。
「それで…?」
「それでそのご子息とヨフがそっくりなんだ。俺も幼い頃に会ったことがあるんだが、本当にそっくりだ。」
本人だしね?あ、ヨフというのは僕の名前だ。どうやら川から助け出された時に自分の名前を伝えようとしたらしいのだが、おばあちゃんにはヨフとしか聞き取れなかったようなのだ。その後僕は記憶がまるまる失われていて、名前はヨフになっていた。
「でも、僕は親に捨てられた孤児です。運良くおばあちゃんに助けてもらっただけの人間なので、貴族の子ではありません。」
うん、何とか公爵家に行かなくていいように説得しないと!
「だが君は幼い頃の記憶がないだろう?言ったとされる名前も似ている。本人である可能性が高いと俺は思っている。アクセミア公爵家は随時ご子息の情報を集められているんだ。それに似た者が見つかったり連れて来られたりしたら、可能性の高い者は屋敷に暫く滞在して調査をされている。」
ええ!?死んだことになってない!?どうしよう。折角死んだのに、死に損!?
女神っ!女神ーーー!
心の中で女神を呼ぶ。
死んでないって!それでいいの!?
心の中で尋ねると、僕の目の前に座るジールさんの背後に、親指を立てたグーマークが出た。そっかセーフなのか。つまりヨフミィがいない状況であればいいと?
こりゃ僕が見つかればどうなるか分かんないよね。神様同士のルールに違反するって話だし。
「あの、僕は貴族に関わりたくありません!」
僕は可哀っぽく訴えた。ジールさんは優しい。本当に森のクマさんって感じの人なのだ。住んでる家もなんか可愛いし。
「しかし…。もし本物なら……。」
「違いますっ!だから僕をこの家に置いてくれませんか?出来ればジールさんのお仕事の助手とかしたらダメですか?オメガは雇ってくれませんか?」
ジールさんが、ウッと喉を詰まらせた。太い眉が困ったように下がる。
「俺は男爵位を貰ってはいるがアルファで庭師の腕を買われて総管理人になる為に貰えたようなものなんだ。元々平民だし貴族のような生活はさせてやれん。」
「そんなこと気にしません!僕はおばあちゃんとずっと暮らしてたんですよ?」
それはそうだが…。とジールさんは考え込む。そして仕方ないと諦めた顔をした。
これは僕の要望が通りそうだ。
「本人が嫌がるなら無理強いは出来ないな。ヨフはここに住んで俺と王宮の仕事をしようか。雇う権限は俺にあるから大丈夫だ。給料も出そう。」
「やったぁーーっ!」
流石、クマさんっ!優しいーーーっ!
「王宮にはアルファの騎士や官吏も多い。ヨフは美人だし王宮に通えば番に望む奴も現れるだろう。町で働けば俺も心配だし、王宮の方が安全だろうからな。」
なんとそこまで考えてくれたようだ。
「ごめんなさい。迷惑になってますか?」
謝るとジールさんは笑ってくれた。
「母さんにヨフを頼むと言われたからな。ちゃんと面倒見るさ。しかし公爵家に行かないにしてもその見た目は目立つだろうな。」
あ、この真っ白な髪のことかな?
僕の髪は長く伸びている。おばあちゃんがオメガなんだから可愛くしなさいと言ったからだ。
白い髪で王宮をウロウロしていれば、そのうち父上やレジュノ王子の目に留まる可能性が出てくるかもしれない。
僕は主人公である弟のヘミィネが、王子かラニラル、ソヴィーシャ、リュハナの誰かと番になるまで身を隠す必要がある。
うーんと考え、ジールさんにある提案をした。
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