じゃあっ!僕がお父様を幸せにします!

黄金 

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番外編

77 カプっと噛んで②

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 僕は王都の中にある公爵邸に避難していた。

「大丈夫かな…。」

 心配だった。
 長かったのか短かったのか、意識をなくしたヨフミィ兄上を連れて全員戻って来た。
 バタバタと医師が駆けつけ、被害にあった王都の状況を確認し、避難民の保護や王都の復旧に父上やソヴィーシャは走り回っていた。
 だからお父様の呼び出しにソヴィーシャが来たのは二日後だった。
 玄関の広いホールにソヴィーシャは土下座させられていた。

「お、お父様…?」

 お父様の顔は笑っているのに怖い。
 
「申し訳ありません。」

 ソヴィーシャは言い訳もなく謝っていた。

「あ、あの、僕が泣いてたからだよ?」

 僕は冷たい床に跪き頭を下げるソヴィーシャの横に座った。お父様の眉がピクッと動く。

「ちゃんと同意はあったのかな?」

 ど、同意?
 どうかな…。そう言われてみれば、なかったような。
 でも会話の流れを考えてみると、僕が一緒にいて欲しいようなことを言ったからソヴィーシャが噛んだような気もするし…。

「公爵夫人、誘導したのは私です。ですから罰を与えてください。」

「え、僕は誘導されたの…?」

 ソヴィーシャは騎士として優秀だし、清廉潔白な人だと思っていた。真っ直ぐて卑怯な手を使うような人ではないと思っていた。それなのに僕の項を噛む為に、心配してるだとか、一緒にいるだとかいう話をしたってこと?
 動揺した僕を見てお父様は溜息を吐き、一緒にいた父上が苦笑して会話に入って来た。

「ヘミィネはどう思ってるんだ?」

 僕は、嫌じゃない。

「ソヴィーシャは一緒にいてくれるって言ったので…。」

 父上とお父様は二人してうーんと頭を悩ませた。

「ヘミィネはまだ十五歳だし、発情期もまだだ。僕も婚約から出産まで早かったからいろいろ言いたくはないんだけどね。」

 お父様は心配してくれてるんだ…。少し嬉しくなる。

「だが他の誰でもなくソヴィーシャなんだし、そういう点では私は安心だ。」

 父上がソヴィーシャを庇ったことでお父様は仕方なさそうにうなずいた。

「僕もそれは同意するけどね。問題はこの混乱の中、勝手にやったことだよ。」

「申し訳ありません。」

 お父様の怒りにソヴィーシャは深々と頭を下げていた。父上はずっと苦笑している。

「ヘミィネは特に嫌そうにもしていないし、発情期が来たからといってすぐに番になる必要はないんだ。そのかわり今後は必ず報告するように。」

 いつもは主導権を握っているお父様の代わりに、珍しく父上が仲裁に入った。

「以後気をつけます。」

 ソヴィーシャが顔を上げてにっこりと笑った。
 意外とソヴィーシャって図太いのかなと思ってしまった。
 ソヴィーシャは立ち上がると、僕を軽々と持ち上げた。

「かるっ。」

 ムッとする。

「ま、まだ成長する予定なんだよ。」

 僕は双子のルヌジュよりも小さい。気にしてるのに!

「ごめんな。まだ忙しくて来れないんだ。落ち着いたら来るから。」

 それは理解している。まだ王都は混乱中だし、ヨフミィ兄上もまだ起きていない。

「大丈夫。わかってる。」

 ソヴィーシャは僕の頬にキスをして降ろしてくれた。そして父上達に頭を下げて屋敷から出て行った。その流れるような動きに全員沈黙する。

「……意外と熟れているね。」

 お父様が難しい顔で固まっていた。



 慌ただしい冬はあっという間に過ぎ去った。
 そよそよと春の風を受けながら、僕は十六歳の歳を迎えようとしていた。
 ヨフミィ兄上は当たり前のようにラニラルと結婚する。ラニラルはアクセミア公爵家を継承する予定だ。だから僕はソヴィーシャの番になって、ウハン侯爵家に嫁ぐ予定だ。
 僕がそうしたいと言ったからだ。
 お父様はヘミィネが望むなら良いんだよと言ってくれた。おめでとうって。お父様は僕がラニラルのことを好きだと知っていて、心配してくれていたらしい。ラニラルはヨフミィ兄上がいようといまいと、僕の好意を受け取ることはないと理解していたからだと言っていた。
 だからあの時は急なことで怒ったけど、反対はしていないし、むしろ賛成だと喜んでくれた。
 
「今日は気持ちいいね。」

 僕達はピクニックに出かけていた。ソヴィーシャが馬で行こうと言ったからだ。
 僕はあまり外に出る遊びをしたことがなかった。興味もなかったし、どんな遊びがあるかも知らなかったからだ。
 だけどソヴィーシャは暇さえあれば僕を外に連れ出すようになった。
 街歩きやら、水遊び、ボート乗り、カフェ巡り。今日は遠出してピクニック。
 
「来て良かったか?」

「うん。」

 お昼ご飯を食べてほんのり眠たい。

「ソヴィーシャってなんでデートコースをいっぱい知ってるの?」

 怪しい~。
 疑いの目で見つめたら、ソヴィーシャが吹き出して笑った。

「ははっ、そりゃ第二騎士団は王都周辺警備が基本だからな。もっと遠方にも行くから地理には強いぞ。それに城下を歩いていると、他の奴らが何をしてるのか知れるし、同僚からもいろんな話を聞くからデートコースの情報を知ってるだけだ。」

 それなら良いけどねっ。
 ソヴィーシャは目を細めて黙った。赤い瞳が日差しでキラキラと輝いている。
 金の髪は短めに切っていてもサラサラだからか風で流れて綺麗だった。
 青々とした草原と、小さな花が揺れる景色の中で、無言で見つめ合う。

「………っ、な、なに?」

 ハッと気づいて視線を逸らした。
 ドキドキとする。
 ソヴィーシャの手が伸びてきて、揺れる僕の黒髪を手で掻き上げた。横髪を耳にかけ、大きな手のひらで押さえる。
 横目でソヴィーシャを見ると、思ったよりも近くにいて心臓が跳ねた。

「いつもは聞き流してた話だけどさ、ヘミィネ様と行くと思ったら覚えとこうと思ってつい意識して情報を集めてしまうんだ。」

 優しく話す内容に、カアァと顔が赤くなる。
 ぼ、僕のため?
 僕とデートする為に覚えてるの?

「浮気は許さないんだから……。」

 ついつい憎まれ口を叩いてしまう。あ、といってしまった後で後悔するのはいつものことだ。
 俯くと、ヒョイと目の前にフォークが出てきた。フォークの先にはパスタが巻かれている。

「ほら、ヘミィネ様はもっと食べないとさ。そのうち遠出にも行く予定なんだから。」

 口にパスタがちょんちょんとつくので、仕方なく口を開けるとパスタが口の中に入ってきた。
 もぐもぐと噛んで飲み込む。

「遠出?」

「さすが、ラニラルが教育しただけあって食べながら喋るなんてしないんだな。」

 むむー。当たり前だよ?ヨフミィ兄上じゃあるまいし。

「食べてもう少し大きくならないとさ。体力もつけないと。旅行も行けないだろ?」

「旅行いくの?」

 尋ねるとソヴィーシャはうなずく。

「行こう。連続で休暇はなかなか取らせてくれないから、せいぜい三日程度になるだろうけど。」

「…うん、行ってみたいな。いつもアクセミア公爵領地と王都を行ったり来たりだけだったし。」

 自分の国なのにほとんど行ったことがない場所ばかりだった。興味もなかったし、行く気にもならなかった。でも、ソヴィーシャと一緒なら楽しそう。
 だって、街歩きもボートも、興味なかったのにソヴィーシャと一緒だと全部楽しかった。
 楽しそうと思いながら旅行する自分達を想像していると、ちょんの頬にキスされた。
 
「ちょ、ソヴィーシャってキスするの好きなの?」

「当たり前だ。…噛み痕、薄くなってきたな。」

 近づいたソヴィーシャが僕の襟の中を見て言った。噛んでも発情期中ではないから自然治癒してしまうので、一ヶ月も保たない。
 そっと首の後ろを触ってソヴィーシャを見た。

「えと…、その。また、噛んでよ…。」

 恥ずかしいので声が小さくなる。
 嫌なら噛まないとは言われていた。自分から頼まなきゃソヴィーシャは遠慮して噛んでくれなさそうで、消えかかったら僕から頼むようになった。
 ソヴィーシャは嬉しそうに笑いながら僕の頭をくしゃくしゃとかき混ぜた。

「そうだな。でも、そろそろ…。」

 そろそろ?

「今日はいつもより濃いな。」

「なにが?」

 何のことだろうとソヴィーシャに尋ねたけど、ソヴィーシャは楽しそうに笑って帰ろうかと言った。
 



 騎乗して前にヘミィネ様を乗せてやや駆け足で王都に急ぐ。そう遠くはない野原に来たのだが、目の前に座るヘミィネ様の匂いに早めに帰らなければと急いだ。
 黒髪が揺れるたびに背後の自分にふわりと香る。
 発情期が近いのだろうという予感がした。まだ初めてだからすぐに始まりはしないだろうが、用心して屋敷にいた方がいい。
 ヘミィネ様が不思議そうな顔でチラリと振り向いた。見上げて自分の様子を窺っている。
 安心させるように微笑みかけると、照れて前を向いてしまった。白い耳が赤く染まっている。
 ヘミィネ様に聞かれたことがある。
 いつから好きだったのかと。本当に好きなのかと。
 幼い恋人の不安な顔に満足してしまった。
 好かれていなければこんな質問はしないだろう。
 自分だって気づいたらヘミィネ様が気になっていたので、いつからとか答えを出せない。
 ただ言えるのは、オメガとアルファという性別は関係なく、自分の手元に置いて、優しくして、自分なしでは居られないようになって欲しいと願うようになっていただけだ。
 ヨフミィ様のことしか考えられないラニラルではなく、自分を頼ってくれれば、すぐにでも抱きしめてあげたいと思っていた。
 自分にとってもヨフミィ様は大切な方だ。
 今後はアクセミア公爵家の公爵夫人となられる方だから、今までと同じように仕えていくつもりだったが、主人と恋人は違う。
 今までは公爵家の公子に対して不敬な真似は出来ないと抑えていたが、ヘミィネ様が自分の手元に転がり込んできたのだから、我慢する必要はないのだ。
 ヘミィネ様が頬を赤くしてまた振り返った。
 勇気を出した。そんな感じだ。何を言いたいのかはわかっている。

「きょ、今日は噛まないの?」

 薄紫色の瞳を羞恥で潤ませて、チラチラと自分の顔を窺う姿に、早く噛みたいなと思いながらも我慢する。
 ここで軽くでも噛んだらすぐに発情期が始まりそうだから。

「屋敷に帰ったら噛むよ。」

 ヘミィネ様はハッとしてまた照れて前を向いた。

「う、……うん。絶対だよ?」

 風に乗ってヘミィネ様の嬉しそうな声が耳に届く。
 顔がニヤケそうだ。

「……これは、我慢できなかったと話してたラニラルを笑えないな。」

「え?」

「何でもないよ。公爵様にだけ言っておこうかな。」

 あの様子なら庇ってくれるだろう。公爵夫人にはまたぐちぐちと言われそうだ。問題は公爵様より公爵夫人の方が強いということだけど。
 まぁ、いい。どうにかなるだろう。
 馬の腹を蹴り、帰る為に公爵邸へと急いだ。









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