悪役令息が戦闘狂オメガに転向したら王太子殿下に執着されました

黄金 

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番外編

123 王弟殿下の紅玉⑤

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 うつらうつらと午後の熱気と爽やかな風に眠気を誘われて、ニンレネイは椅子の肘置きに肘をついて、自分の頭を支えて目を閉じた。緋色の瞳がトロリと揺れる。

 最近眠りが浅かったせいだろう。
 起きているようで、夢を見る。白昼夢。

 それは手を引かれて歩くところから始まった。

 折角だからお祝いがしたいと。
 君はもう爵位もあり社交にも高い地位を示しているが、本来なら学院を卒業して漸くここから立ち上がるものなのだからと、今から未来に歩き出す君にお祝いをしたいと言われた。
 春の樹々には花が咲き、生える草木は青々として、それなのに土臭い汚らしさもなく、清々しい空気に包まれていた。

「ここは?」

「俺の個人的な土地だ。」

 個人的ということは、王家とは関係なく自分の資産で購入した土地ということなのだろう。
 卒業式の後、連れて行かれた先はノルギィ王弟殿下の個人所有の土地だった。
 郊外にあるその土地は、王都の街並みが見える場所にあった。それなりに広い。敷地の外周は、石を積み上げて作られた頑丈な壁で囲まれていた。上には尖った鉄製の柵が綺麗に並び、侵入者を寄せ付けないとばかりに威嚇している。
 門を潜れば何かを通り抜ける違和感に、王弟殿下が防御結界を張っているのだと気付いた。違和感と言っても嫌な感じはしない。包み込まれるように温かいものに誘われた気がした。
 
 塀の中は鬱蒼と樹々が生い茂り、馬が一頭通り抜けられる程度の小道しかなかった。馬車も通らないだろう。
 何故二人乗りなんだと文句を言いながら連れられてきたが、この道を一緒に通る為だったのだろうかとニンレネイは静かになった。
 
 花の香りと青い樹々の匂い。
 進んだ先には小さな屋敷が一つだけあった。

「すまないが中は掃除していないんだ。」

 そう言って手を引かれて、建物の外周を周り、テラスらしき場所に出た。建物内部の床と同じ高さに石を積み上げて、タイルで綺麗に模様が作られていた。
 そこには低いテーブルと大きな足のないソファが一つ。
 王弟殿下が浄化魔法で綺麗にすると、真新しいテーブルセットに変わった。
 乗ってきた馬とは別に、一緒に連れてきた馬から荷物を下ろし、中から食事とグラス、ワインを取り出していく。
 たまにここで休むのだと教えてくれた。
 屋敷の中から更に大きなクッションと毛布を持ってくる。木立が大きく影があるので冷えるからだと言われた。
 おめでとうと祝われてワインを飲んだ。
 シンと静かな森の中の一軒家は、そこにたった二人だけのような気分にさせる。
 程よく酒に酔ってくると頬に手を添えてキスをされた。
 
「ニンレネイは酒に弱かったか……。」

 笑われてそう言われた。
 何故簡単に口付けを許したのだろうか。酒の所為だろうか。
 木漏れ日が溢れるテラスは不思議な空間で、常識とか性別とか、全てを超越する何かがあるような気がしてしまった。

「…………ここは、気持ちがいい所だな。」

 ニンレネイは思ったことを口にした。
 とても気持ちが良くて幸福で、ずっと居たいくらいに感じてしまった。
 
「ここは俺が俺である為に買った土地なんだ…。出来れば王宮の中ではなく、将来はこの屋敷に住みたい。」

 ニンレネイは少し考えて頷いた。

「だったら掃除しなきゃな。」

 確かに、と二人で笑った。

 樹々が作る木漏れ日は全ての景色を緑色に染めて、目の前の美丈夫はその中によく似合っていた。
 見惚れるようなアルファとは、この人のような存在を言うのだろう。
 ニンレネイは瞬きをして、ワインに口をつけながら見つめていたように思う。

 穴が空くのではないかという程に。
 
 とても眩くて………。

 …………………。


「………さま?領主様……。」

 殿下の声がする?呼ばれている?これは、ノルギィ王弟殿下の声、だよな……?眠たい頭で王弟殿下の声を思い出そうとする。

「領主様?」

 ハッと目が覚めた。うっかり本気で寝ていたらしい。

「………すまない。寝ていたな。」

 ニンレネイは寝込んでいるヤビラのお見舞いに来て、寝ているようなので隣に置いていた椅子に腰掛け様子を見ていたはずだった。
 寝ている間にヤビラが起きていたらしい。

「お疲れなら無理して俺の所に来なくても大丈夫ですから……。」

 そう言うヤビラは来た頃よりも青い顔をしていた。医師が言うにはあまり長くはないというのは本当だと言っていた。
 早いうちから治療をすれば治っただろうに、一人でツィーニロを育てていた為、医師にも見せれず悪化していた。
 ニンレネイの所に来た時にはギリギリだったのだろう。切羽詰まって頼ったのだ。領主様なら助けてくれるかもしれないと、子供を引き取って安全に育ててくれるかもしれないと思ったらしい。

「そんなことはない。」

 早く治せとは言えなかった。痛み止めを飲んでずっと我慢していたらしく、今ではほぼ立ち上がれない。ツィーニロを育てて貰えるという安堵感で、急にガタがきたように一気に弱ってしまった。
 少しでも長く、痛みがないように………。そう医師には頼むしかなかった。

「…………ニンレネイ様にお話ししておきたいことがあります。」

 ヤビラはポツリと話した。
 
「ああ、なんでも聞こう。」

 ニンレネイの即答に、ヤビラは苦笑した。

「無茶なお願いだったらどうするのですか。」

 そう言いながらも、これは家族の話なんですと話し始めた。ヤビラの両親がまだ生きていた頃の、両親の思い出話しなのだと言って。



 ヤビラは元々ラスラナテル侯爵領の人間ではない。まだ小さかったのでどこに住んでいたのかも覚えていなかった。
 両親が言うには、ヤビラにはもう一人兄がいたらしい。
 ヤビラが一歳の頃にいなくなってしまった。その時兄は四歳。
 両親はその子を隠して育てていたらしい。今のヤビラのように、森の中に小さな家を自分達で建てて、畑を作り狩りをして、近くの町に品物を卸したりして細々と暮らしていた。
 なるべく町の人達と交流を避けて、子供は家から出さないようにしていた。
 目を離したのはほんの少し。
 父は狩りに出ていて、母は泣いているヤビラをあやしていた。
 いつの間にかいなくなっていた上の子に気付いて、母は取り乱してヤビラを抱いたまま森を探し回った。家の中には隠れるところなんてない。
 途中父とも合流して、二人で探したが見つからなかった。
 町の人達には頼めない。
 二人は泣いて諦めるしかなかったが、それから一年ほどは探し回ったらしい。
 とても特徴のある子供だったから、見られたら人の記憶に残るはずだった。だがそんな子を見たと言う話は一向に出なかった。
 二人は町の人達に攫われた可能性も考えて、静かに森の中の自分達の家を捨てた。
 
 それから移り住んだのが今ヤビラが住んでいる小さな家だった。
 母が死に元気を亡くした父も後を追うように亡くなったのは、ヤビラが十五歳の頃で、一人で山の中に住むヤビラを案じて、世話を焼いてくれた人と結婚した。
 暫くは二人で町に住んでいた。
 森の中はやはり不便だったのだ。両親はずっと森の暮らしを選んでいたから、ヤビラも森に住んでいたけど、若い夫婦は町の暮らしを選んだ。
 そのうち妻が妊娠して、子供が産まれた。
 隣に住む老婆が手伝ってくれたのだが、産まれた子供にヤビラは驚いた。
 眩い金の髪に深い青の瞳。
 アニナガルテ王国でこの色は王族を意味していた。
 ヤビラも妻も普通のベータ夫婦。意味が分からなかったが、ヤビラは不意に思い出した。両親が兄を探し回っていたという話に、不可解な部分が多かったことを。何故山の中を選ぶのか、何故いなくなった時に町の人達を頼らなかったのか。何故町の人達が攫ったと思ったのか。
 決して産まれたこの子は王族ではない。
 攫われた子供がどうなったのかは知らない。生きているのか、死んでいるのかも。でも一番あり得るのはどこかに売られたかもしれないという予想だった。
 王族に近い容姿の子供を知るのは、両親である自分達だけだ。もしかしたら口封じに殺されるかもしれない。そう思って住み慣れた家を捨てて両親は逃げた。
 ヤビラの兄も金の髪に青い瞳だったかもしれない。両親と同じように子供を盗まれるかもしれないとヤビラは考えた。
 老婆は元いた山の中の家に住むよう勧めてくれた。妻は出産時に出血が多く死んでしまった。子供も一緒に死産になったと周りには伝えて、山の中の両親の家に移り住んだ。
 老婆は本当は王家に届ける方がいいだろうけど、育てたいなら隠すしかない。街での用事は手伝ってやるからと言ってくれた。
 だからヤビラは生まれたばかりの赤ん坊を連れて森に移り住み、ヤビラの両親のように細々と暮らす生活を選んだ。
 お金は貯まらないし、生活は苦しいけど、それでも子供と一緒に居たかった。

「でももう、それも無理そうなので……。」

 コホコホと乾いた咳をしながらヤビラはゆっくりと話した。

「その君のお兄さんは…。」

「両親がある日言ってました。ああ、良かったって。あの子はお腹いっぱいに食べられるねって。」

 またコホコホと咳をするので、頭を起こして水を少し飲ませる。飲み込むのを確認してからまた寝かせてやった。

「ウチは森の中に住んでたので、知ったのは大分後になってからだったんです。王家の話はよく出回りますが、父も母も字が読めなかったので…。」

「……………。」

 長く話したからか、ヤビラはウトウトと眠たそうに瞼が下がりだす。

「……名前、子供には、同じ名前、付けたんです……。」

 だから本当はツィーニロと言うんですよ。
 
 そう言って寝てしまった。


 
 パタパタと足音がして、ツィーニロは扉を開けて入ってきた。

「とと、は?」

「お父さんは寝てしまったよ。」

 手を伸ばしてきたので、ニンレネイは脇を持って持ち上げた。膝に乗せて寝ているヤビラを見せてあげる。ツィーニロはあ~~と残念そうな声を出した。
 入ってきた扉からペルリャが顔を覗かせた。
 ペルリャは医学を学んでいるので、そのまま屋敷に残ってもらってヤビラの看護とツィーニロの子守を頼んでいた。

「すみません。行くって聞かなくて。」

「子供だから父のそばにいたいんだろう。」

「申し訳ないんですが、食事と薬の用意をしたいので少し離れても大丈夫ですか?」

「ああ、見てるよ。」

 ペルリャは頷いて出て行った。よく働いてくれるので助かる。

 先程のヤビラの話を考えた。
 ヤビラは今二十五歳だと言った。そしてヤビラの行方不明になった兄は三つ歳上だったと言うことになる。

「二十八か……。」

 王弟殿下の噂には、産みの親が特定されていないというものがある。そして同じ歳じゃないか……。

 聞いたら教えてくれるだろうか。
 
 手紙ではもっと自由に言いたい放題に書けたのに、いざ顔を合わせると何も言えなかった。
 手紙に、書くか…?
 そう思い立ち、ニンレネイは立ち上がって執務室に行き、封筒と紙を持ってまたヤビラの部屋に戻って来た。抱っこされたままのツィーニロは、抱っこが嬉しいのかキャッキャと楽しそうに笑っている。
 備え付けの机からペンとインクを取り出して、手紙を置いて考える。
 むむ、何を書こう?
 やり取りをしている頃は、前に届いた手紙の返事を書き、近状を伝えていたのだが、今回はそういうわけではない。
 暫く考えてペンを走らせた。

「あに、しえる?」

 何してる、か?
 辿々しい発音でツィーニロが尋ねてくる。

「うん?手紙だ。」

 てがみ……、とツィーニロは真似をした。一言二言話すツィーニロは、もう直ぐ三歳になるらしい。言葉が少し遅いとヤビラが心配していた。身体も小さく、食事も満足にやれなかったからだろうかと気にしていた。
 プラチナブロンドの髪は少し伸びているが、サラサラとカーブを描いて天使の輪っかを作っている。群青色の瞳はキラキラと輝き、王弟殿下も小さい頃はこんなに可愛らしかったのだろうかと思ってしまった。

『この前は正直に話さず申し訳なかった。貴方の子供なのかもと思うと口に出せなかった。貴方にはいろいろな噂が沢山あるから、どうか真実を教えてほしい。』

 ここまで書いて一旦考える。
 それから、それから?
 ノルギィ王弟殿下は王族だ。秘密の一つや二つあるのが当たり前だろうし、何でもかんでも喋れるわけではない。ましてや出生の秘密なんて。
 それでも、少しでもいいから教えてくれれば。
 そうしたら信頼されていると思える。
 続けてヤビラが病気で長くないことも書き添えてペンは止まった。

 封筒に封蝋を押して手紙を送った。それ以上は書けなかった。
 教えてもらえなかったら…。
 プルプルと首を振ると、ツィーニロが見上げていた。王弟殿下と同じ群青色の瞳はキラキラと綺麗で、父親がいなくなった時、この子は泣くだろうかと思うと悲しくなる。




 ヤビラ親子と一緒に夕食を摂り、ニンレネイは自分の部屋に戻っていた。
 廊下をボンヤリと考えながら歩く。
 今はヤビラ達を保護する為にラスラナテル侯爵領にいる。昨日はナリシュ王太子殿下が態々足を運び、今後の予定を伝えに来てくれた。
 ヤビラの様子を見て、ツィーニロの公表は急がなくていいと言った。
 ツィーニロのように突然王家の特徴を持つ者が、王家と関係ない所に生まれることを世間に公表していないのには理由があった。
 もしかしたらどこかに生まれるかもしれないと知ると、それを悪用して金髪碧眼の赤子を連れて来る者が必ず現れるだろうと予測されていたからだ。
 数十年に一度現れるかどうかという存在の為に、公表して度々現れる自称王家の子を調べるには手が掛かる。
 実際ツィーニロは王家とは何の関わりもない平民から現れた。遥か遠い祖先の血が突然現れたとしか言いようがなく、突然現れる先祖返りを探すのも不可能で、現れたらその都度その時の国王が采配していたのだという。
 
 こうやると分かるんだ。

 そう言ってナリシュ王太子殿下はツィーニロの手を握った。魔力を流すとお互いの身体がキラキラと金色に光りだす。
 同じ魔力を纏うので、相乗効果が発生するらしい。これで王家の血筋かどうか見分けることが出来るのだという。
 王家の生まれで魔力が高いと容姿が似てくるのだという。だからある日突然思いもしない場所で生まれたのだとしても、王家の血が混ざり魔力に優れた子供が生まれるとプラチナブロンドの髪に群青色の瞳を持つのではないかと言われていると説明してくれた。
 ただ王家が現れた子供一人一人と触れ合う必要性が出て来る為、手が掛かるということらしい。

 じゃあ、ノルギィ王弟殿下は?
 ヤビラの話が頭の中にこびりつく。
 あの人もなのだろうか。はっきりと誰のこととは言わなかったけど、あの話の内容では……。

 自分の部屋の扉をカチャと開けた。
 そこにいるはずない人がいて、ニンレネイはビクリと肩を震わせた。

「…………殿下?」

 そこには闇夜の中に光るプラチナブロンドの髪と、群青色の瞳が浮かび上がる。
 口元は弧を描き、ニンレネイに笑いかけて、ノルギィ王弟殿下はゆっくりと近付いてきた。







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