悪役令息が戦闘狂オメガに転向したら王太子殿下に執着されました

黄金 

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番外編

130 イゼアルの水晶玉②

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 プスプスとシュゼットのクレープ生地にフォークを刺しながら、ノアトゥナはブスッと顔を顰めていた。
 
「アイス溶けちゃうよ~。」

 一緒に食べていたオリュガに注意される。
 ノアトゥナは不満たらたらだった。その理由はイゼアルが暫く一緒に過ごせなくなると言ったからだ。家の仕事の為とは説明していたが、学園の中に広まりつつある噂がノアトゥナの機嫌を非常に不愉快な気分にさせていた。

「ほらほら、終わったらノアトゥナの所に戻ってくるよ?」

「…………分かんないでしょ?」

 ブスゥと頬を膨らませる。それでもナイフでクレープ生地を切り、ソースと溶けたアイスを絡めてフォークに突き刺しパクリと食べた。
 説明をされたのは少し前にノビゼル公爵家で行った晩餐の後だった。
 晩餐は無事オリュガの卒業が決まったお祝いに開いたもので、ノビゼル四兄弟の内ニンレネイ以外が集まり、ほぼ家族も同然となったレクピドと、ナリシュ王太子殿下とイゼアルを招いて小規模ながら豪勢な晩餐を開いた。
 ニンレネイ兄上と王弟殿下は今少し立て込んでいるらしく、結婚式直前にしか来れないので、暫くして落ち着いてからということになっている。
 イゼアルはオリュガとノアトゥナと三人で帰る前にお茶を飲みながら断りを入れてきた。
 父親であるロイデナテル侯爵の手伝いをする為に、暫くセシルミーア・ドニトア伯爵令嬢の相手をしなければならない。その為いつも一緒に摂っていたランチも、たまにノビゼル公爵家へ訪問していたことも出来なくなった。そう言われたのだ。
 ノアトゥナは内心ショックを受けたが、仕事なら仕方ないねと笑って頷いた。
 そんなノアトゥナをオリュガは心配しているのだが、卒業が決まった今、オリュガが学院に来る最終日も近付いている。
 イゼアルがいるから大丈夫と思っていたのに、これではノアトゥナは一人になってしまう。
 それに、一つ許せないことがある。
 オリュガは結婚式の準備も進めているわけだが、招待客のリストにイゼアルの名前と、そのパートナーにセシルミーア・ドニトア伯爵令嬢の名前を見つけて思わず消してしまいそうになった。
 慌ててその時はグリーラヒが止めに入ったが、その後オリュガはこっそりイゼアルを問い詰めた。初手で後頭部を高速で殴りつけようとして、イゼアルは慌てて逃げた。
 そしてイゼアルのゲームを交えた話を聞いて、とりあえずロイデナテル侯爵が上手く魔獣討伐を終えることを願って待つことにした。
 ノアトゥナには説明して、ビィゼト兄上にも謝ったらしい。オリュガ達の結婚式には代役のパートナーを立てると聞いている。
 ノアトゥナは噂に対する不安や、アルとパートナーとして出席出来ないことにも不満があり機嫌が悪いのだろうと思う。
 
 学院の中は色々な噂が飛び交うが、まだ婚約者が決まっていないアルファやオメガが多い所為か、好んで色恋沙汰が噂される。
 その中で今一番話されているのが、イゼアル・ロイデナテル侯爵子息の婚約者の話だった。
 イゼアルはノビゼル公爵家の四男坊ノアトゥナと最近いい雰囲気だったので、周りはてっきりこの二人ができているのだと思っていた。
 それなのに急にセシルミーア・ドニトア伯爵令嬢の存在が浮き出てきた。イゼアルと同じ歳で、銀髪に水色の瞳の可憐な少女といった感じのオメガ女性だ。ロイデナテル侯爵家と同じ貴族派の家で、古い歴史を持っている。
 同じ貴族派同士、婚約者になることもあり得ると皆思った。何よりそんな噂が急に広がり、しかも最近ロイデナテル侯爵子息がドニトア伯爵令嬢をエスコートして昼食に向かう姿を目撃したという話も広まっている。
 学院の送り迎えもロイデナテル侯爵家がやっており、手が空けばイゼアル自ら迎えにきて同じ馬車で行き帰りを共に過ごす。
 これはもう番になるのではないかと囁かれていた。
 
 もう~~~、アルは何やってるんだよぉっ!
 
 しょぼんと落ち込むノアトゥナを前に、オリュガはプリプリと怒っていた。
 ノアトゥナははっきり言わないがイゼアルのことが好きなはずだ。オリュガから見てもイゼアルだってノアトゥナのことを特別視していたと思う。この予想には自信ありだ。何故ならオリュガの自慢の番ナリシュにも確認したのだから!
 あの二人両思いだよね?
 そう聞いたら、そうだろうけどね、手を出してはいけないよ。と言われている。
 なんでと尋ねたら、イゼアルの問題だからだと言った。

「イゼアルは自分のことを犬と言うし、達観した冷めた人間ではあるんだけどね?無害そうに見えるけど、あれは自覚がないだけだからつついてはいけないんだよ。」

 二人の背中を押してあげたいと言ったが、ダメと止められた。
 イゼアルはキレさせたら危ないから。そう言われたのだが、実はオリュガはイゼアルが知能型だった頃からキレたところを見たことがない。
 是非見てみたい……。声には出さなかったのに、ナリシュには絶対ダメと念押しされてしまった。
 むむ~~、とオリュガは唸る。
 もっといい説明の仕方がないのだろうか。ノアトゥナが安心するような、何かいい言い方が。しかしオリュガにも上手にノアトゥナを安心させられる言葉が見つからなかった。
 元々オリュガは説明するくらいなら自分が動けばいいかぁという性格をしている。前世ではその後を部下達がついて来ていた。
 
 アルが自分で乗り越えるべき問題なのかなぁ。

 ノアトゥナが可哀想に見えるのだが、自分もお腹に子供がいる。年明けには出産だ。無理もできないし……。

「ノアトゥナが困った時はいつでも僕の所においで?」

 これが精一杯だ。

「……うん。オリュガ兄上有難う。」

 漸く笑顔を見せたノアトゥナに、オリュガもホッと微笑み返した。



 昼食は相変わらずロイデナテル侯爵家専用の個室を使っていた。イゼアルが個室の鍵をノアトゥナに渡したのだ。暫く来れないが使ってくれと言われている。
 オリュガ兄上がいれば使いやすいが、卒業してしまうとノアトゥナ一人になってしまう。
 最初の通り他の子達と食べようかなぁ。
 トコトコと廊下を歩いていると、教室で話している子達の声が聞こえた。女の子達の声は高く弾んでいるのでよく聞こえる。

「ドニトア伯爵令嬢がロイデナテル侯爵子息と婚約するって話、本当なのかなぁ?」

「すっごい自慢してるよねぇ。」

「あたし直接自慢されたもの!今度の王太子殿下の挙式にパートナーで出るって。」

 複数の女生徒達からえぇ~~~!?と嬌声が上がる。どうやら下級貴族家のベータ女生徒が集まって噂話をしているようだ。
 ノアトゥナはその声を背中に聞きながら通り過ぎる。
 オリュガ兄上の挙式はアル君と出れると思っていたのに!実際途中まではその予定だった。だが急遽ドニトア伯爵令嬢と出なければならなくなったと謝られた。
 ノアトゥナはイゼアルの婚約者ではない。恋人ですらないのだから、文句を言える立場ですらないので、分かったと了承した。
 本当は凄く凄く嫌だったけど。
 ノアトゥナのパートナーはイゼアルだと誰もが思っていたので、急にイゼアルとドニトア伯爵令嬢の話が噂になり、ノアトゥナのパートナーが決まっていないと知って、各家からその申し出が殺到した。
 パートナーがいないと出席時に目立ってしまう為、誰かしらいた方がいい。仕方がないのでビィゼト兄上にお願いしたら、同じ中立派で名家の中から選ぶのが無難だろうと言っていた。
 年齢は少し上になってしまうが、それくらいの方が後腐れがない。変に歳が近いと婚約者候補と噂が立つので、歳が離れていた方がいいだろうとビィゼト兄上から勧められた人物がいた。
 歳は二十八歳で伯爵家のアルファ男性。学院の剣術教師で名前はマリフィオ・イローティフという。青い髪に灰色の瞳をしている体格のいい元気な先生という印象がある。
 パートナーは決まっていると断りを入れるのが大変だった。
 ノアトゥナは学院に入学してから色々なアルファを物色していたのだが、イローティフ先生も一度イイかなと思ったりもした人物だった。でもその時はオリュガ兄上がイローティフ先生はネイニィのことが好きだからダメだと言われた記憶がある。
 ネイニィは罪人になって学院は強制退学になったのでもういないが、イローティフ先生はネイニィのことが好きだったので、ノアトゥナとどうこうなることはないだろう。そう思うと気が楽になったので、ビィゼト兄上にはイローティフ先生でいいとこたえた。
 学院の先生だったら面識もあるし大丈夫かなとも思える。

「ノアトゥナ!」

 遠くから呼ばれてノアトゥナはキョロキョロとした。この声はイローティフ先生だ。声がとても大きいので、近くにいた他の生徒達も何事かとノアトゥナを見ている。
 ノアトゥナは一階の廊下を歩いていた。今から魔法理論教師フィナゼ・ロビトー先生の聖魔法の授業を受ける予定になっているので向かっていた。
 イローティフ先生は今から剣術の授業なのか、演習場に向かって校舎の外を歩いていたようだが、ノアトゥナに気付いて建物の方に走って来た。
 うわっ、あんなキラキラした先生が僕に向かって笑顔で走って来てる!ちょっとノアトゥナはドキッとしてしまった。
 
「どうしたの?」

 窓が開いていたので、廊下の窓越しに話しかけた。

「ん?見かけたからちょうどいいと思ってな。この前はあまり時間が取れなかったからな!」

 そう、一度顔合わせをしておこうということになり、イローティフ先生はノビゼル公爵家の屋敷に来てくれたのだ。ちゃんとお花と手土産持参で。
 結局お茶会というよりも、応接室のテーブルで僕はビィゼト兄上の横に座り、イローティフ先生は対面に座って面接みたいになっていた。
 ビィゼト兄上が根掘り葉掘り色々聞いたのだ。主に交友関係と仕事について。途中でレクピドが止めてたけど、挨拶はそこで終了となった。僕は殆ど喋っていない。
 学院では剣術の授業はとっていないので、顔を知っているという程度で話したこともなかった。遠目に明るくて頼り甲斐のある先生に見えたからちょっといいなと思った程度。
 でもまぁかっこいい大人の先生なので、こうやって笑顔で話しかけてくれるのは少し嬉しい。

「ウチの兄上は心配性だから…。そうだ、本当は聞いときたかったことがあって、当日は衣装の色とか合わせる?」

「そうだな。合わせるかお互いの色を交換するか、どっちがいい?」

 色を交換するならイローティフ先生は青い髪に灰色の瞳なので、着るなら青かな?綺麗な青髪だし。

「僕は先生の髪の色に合わせる。」

 イローティフ先生は見ててわかるほどに嬉しそうな顔をした。笑顔が爽やかだなぁと思う。
 
「そう言ってくれると嬉しいな。じゃあ俺はノアトゥナの髪色にしようかな?ノアトゥナの髪は薄い茶色だけど日が当たると金髪みたいに綺麗に輝くよな。」

 そう言いながら手が伸びてくる。
 イローティフ先生の手がノアトゥナの横髪を掬い取り、優しく耳にかけてきた。灰色の瞳がじっくりとノアトゥナを観察するように見ている。教師というより一人の男性として見られているのだと感じて、ノアトゥナは頬が赤くなった。
 ノアトゥナは十七歳になったが、オメガらしく背が低くどちらかといえば童顔なので、性の対象として見られることが少ない。友人達に言わせると、背徳感を覚えてそんな目で見られないと言われている。要は幼いということだ。
 
「先生は恋人はいなかったの?」

 こんなにかっこいい先生なのだから、いてもおかしくない。

「いたら引き受けていない。」

 笑いながら先生は窓の桟に両肘を乗せてノアトゥナを覗き見てきた。
 ち、近いっ…!イローティフ先生ってこんな感じの先生だったっけ?
 ノアトゥナは急に近付いてきた先生に狼狽えた。

「ノアトゥナ…!」

 突然名前を呼ばれてノアトゥナの肩が震える。

「……あ、え?あ、アル君?」

 イローティフ先生の後ろにイゼアルがいた。イローティフ先生が担当する剣術の授業に向かっていたのか、練習用の剣を手に持っている。
 視線をイゼアルの方に向けたノアトゥナに合わせて、イローティフ先生も後ろを振り返った。

「……………。」

「何をされているのですか?」

 先生はイゼアルの方を向いてしまったのでノアトゥナからは見えないが、イゼアルの表情が珍しく険しい。

「今度行われる王太子殿下の挙式にパートナーで出席するからそのことで話してたんだ。」

「…………学院ですることではないでしょう。」

「そうか?お前達だって昼休みを使って衣装やら家のことやら話し合うだろう?」

 二人は淡々と話しているが、なんとも言えない冷えた感覚がして、ノアトゥナは口が挟めない。
 
「…………………そろそろ始業の時間では?」

 イゼアルが目を細めてイローティフ先生を促す。ノアトゥナもそこで自分の授業に急がなければならないことに気付いた。

「あ、僕も行かなきゃ!」

 折角アル君に会えたけど、イローティフ先生といる時に会うとは思っていなかった。なんとなく気まずくて窓から離れる。

「えっと、またね。」

 どちらにともつかない中途半端な感じで手を振りノアトゥナは逃げた。
 少し走って振り返ると、イローティフ先生もアル君も窓の外にいたのでもう見えない。
 はあ、と息を吐く。
 
「ああ、もうっ!」

 イローティフ先生はかっこいい大人の先生でドキッとする。アル君は会えると嬉しくてドキドキする。
 でも先生はノビゼル公爵家から頼まれたからパートナーになってくれたのだし、アル君は別の人とパートナーを組んでいる。
 いつか婚約者になった人と一緒にパートナーになれるのかなぁ。
 そんな日が早く来たらいいのにと思いながら、ノアトゥナは次の授業に急いだ。
 



 廊下の向こうに消えたノアトゥナを見送って、イゼアルはマリフィオ・イローティフを見た。
 剣術の教師で独身アルファで有名だ。爽やかそうな見た目で性格も明るい教師だったのだが、窓越しにノアトゥナに触れる姿が目に入り、思わず声を掛けてしまった。
 教師?あの目が?
 ノアトゥナは大丈夫だろうか。ノビゼル公爵が危険な人物をノアトゥナに侍らせるとも思えないが、マリフィオ・イローティフには浮ついた噂も悪評も上がったことがない人物だ。どちらかと言えば、今のイゼアルの方が立場は悪い。
 マリフィオ・イローティフもノアトゥナを見送りイゼアルの方を見た。その顔はいつもの通り爽やかな剣術の教師の顔だ。

「さあ、イゼアルも行こうか。」

 演習場の方を指差し促してくる。

「ええ、そうですね。」

 イゼアルもいつもの通り微笑んで頷いた。
 









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