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ハーレムエンドを目指したはずが
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<アイシャ視点>
なぜこうなった。
私は順調にフラグを回収し、ハーレムエンドを目指して進んでいたはずだ。物語通り、すべてのフラグを正しく。
それなのに、レオ様からはレベッカが僕の元に戻ってきたと感謝され、カルロス様からも理想の女性と婚約できたと感謝され、ヘイル様にも幼馴染と心が通じ合うようになったと感謝された。
後日隠れキャラのモンベル先生にまで、可愛い私の妻ですと奥様を紹介された。
無事卒業し、男爵家へ戻ると義父がニコニコして私を迎えた。
「お前がレオランフィス王子や宰相の子息であるカルロス様や騎士団長の次男ヘイル様と親しくなっていたとは知らなかったぞ。それぞれの家からお祝いが届いておる。無理をしてでもお前を王都へ送ってよかった」と褒められた。
1カ月もしないうちに、アーベル商会の長子であるサガン様と政略結婚させられた。
サガン様は野性的な雰囲気で好みの顔ではなかったけど、私を好きなようでとっても大切にしてくれる。仕事は手伝わなくていいと好条件で、ただ最新のドレスを着て好きなだけ夜会などに出席すればいいらしい。
つまらない毎日に、ちょっと浮気をしてやろうとお茶会で知り合ったまあまあ顔のいい男にちょっかいを出した。
感触が良かったので、もう少し遊んでやろうと次の夜会で声をかけようと思ったら隣に小太りの令嬢がいた。妹か何かかと思ったら、男が勇気がなくって今まで告白できなかったが『真実の愛』を手に入れたというではないか。ふたりは幸せそうに手を握り合っていた。
屋敷に戻って悪態をつく。
「け、なんだ真実の愛って。どいつもこいつも!」
「お嬢様そう言わず。巷では愛の伝道者と言われているんですから」
アーベル商会は王族にも顔が利くようになって、他の貴族もこぞってアーベル商会と取引がしたいと申し出があり、売り上げも鰻登りで好調のようだ。
アーベル商会のスタッフからは、商売の神様の加護があるのではないかといわれ崇められている。
『恵比寿神』じゃないんだからと落書きのようにイラストを描いて、日本語で『商売繁盛』と書いてやった。捨てていいのか迷ったスタッフがポケットに入れたまま買った宝くじが当たったと感謝され、店でも商売繁盛のお守りとして売り出したところ、大ヒットとなる。毎日感謝の手紙やお礼の品が届いてるようだ。
最近は学園で私を『尻がる女』や『婚約者を盗まれる』と嫌味を言っていた令嬢からお茶会の誘いも多い。みんなが口々に『貴方の深い愛情に気づかなかったの。許して欲しい』と謝るのだ。意味が分からない。
あと、道を歩くと年寄りが私に手を合わせ触れてくる。私に触れると身体の痛みが和らぐのだという。歩くたびにベタベタ触られるのはいい気はしない。しょうがないから、前世にあった湿布みたいなものを開発させた。軟膏を私自らが練ったものを混ぜ込んでいる。私が練ることが重要だ、それで私に触るのと同じ効果が出る。
どうせ、お金もないだろうと店の前に『勝手に持っていけ』と書いて山積みにしている。ある日誰かが聖女様だといいだした。そのせいで教会から毎日オファーが来るようになった。商品開発に忙しい私はイライラしていた。
「うるさい、下っ端が何人来ても話など聞けるか!」
と言って追い返した。義父はオロオロしていたが、爺や婆どもが湿布ではなく練ったままの軟膏が欲しいと言い出したせいだ。腕は筋肉痛で痛いわ、疲れてこの数日ヘロヘロだったのだ。
次の日太った醜い男が『私が教皇だ。これ以上のトップはいないだろう』と偉そうに、脂ぎった顔でニヤニヤと笑っていた。この忙しい時に、30人も部下を引き連れてやってきたのだ。
手には趣味の悪い指輪をいくつも付けて、太い金のチェーンまでしている。余りの醜さに、思わずその中で一番顔のいい男を指さし『こいつとトップを代われ。お前とは話す気になれん』と言って追い返した。
この時は、近所の女性が逆子で死にかかっているからすぐ来てくれと呼ばれていたのだ。教皇が、帰り際に袋に入った包みを置いて行ったので、そのまま包みを掴み駆け出した。
どうして、いつも忙しい時に来るのか。
呼ばれた家は貧しく、屋根も半分ないような家だった。お腹を撫でろというから撫でていたら、いとも簡単に子供が産まれた。良く分からんが産まれた子供の父親に感謝され、たまたま手に持っていた紙袋を渡して『これで腹でも満たせ』と言って帰った。
どうせ、袋の中身は饅頭かクッキーだろう。
後日聞いたところによると、あの袋には金の延べ棒が入っていたらしい。スラムには質素だが屋根のある新しい家が立ち並び、念願の病院が建った。
あの時、指を刺した男は本当に教皇になり教会の腐敗を一掃した。
アーベル商会に毎日お茶だけを飲みに来る年寄りが増えたので、夫が一角に憩いの場を設けた。毎日来る婆が「アイシャちゃんはいい子だね」と頭を撫でてくれた。振り返ると誇らしそうに夫や従業員が私を見つめていた。
ちょっとて照れくさくって笑ってしまった。
夫が毎日「アイシャの純粋なところを愛している。君はそのままでいてくれ」と囁くものだから、ついつい私を抱くのを許してしまう。
そうしているうちに私も5人の子供が産まれた。自分の子供は思いのほか可愛らしく、子煩悩なサガンも子育てに協力的だ。お茶を飲みに来る爺や婆まで子育てに協力してくれている。
義父や義母も孫にはメロメロで、何かと理由を付けてアーベル商会に来るものだから、いつも誰かの笑い声が響いている。
これはこれで幸せかもしれない。
***
卒業して2年後、王都で盛大な結婚式を挙げたレベッカに不妊娠で悩んでいると王宮に呼ばれた。
「はあ、あんたが王妃の顔で上品に夜伽なんてしたら男も萎えるでしょ。私が側室になってあげてもいいわよ~」と言うと王妃になったレベッカは目から鱗が落ちたような顔をしていた。
「私は、王妃と言う仮面を外せていなかったのね」と訳の分からないことを言い出したので、邪魔臭くなって勝手に帰ってきたけど。
レベッカはその後12人も子供を産み、立派に王妃を務めているようだ。
更に10年後隣国との国境沿いで頻繁にもめごとが増え、隣国との平和条約がきな臭くなった頃話し合いをするため隣国へ訪問することになった。
「きっとアイシャ様なら何かしてくれるはず」
王妃の案を採用して、アイシャ婦人を連れて行ったところ勝手に隣国の王族が崩壊した。
アイシャ婦人の付添いを最後まで反対していた宰相は、手のひらを返したように「アイシャ様の外交手腕は素晴らしい。騎士5000人に当たる戦力です」と褒め称えた。
アイシャの家族と王室は強い絆で結ばれ、真っ当に育った孫がレベッカの孫と大恋愛の末に王族に嫁ぐこととなるのは、まだ先の話。
END
***************************
最後まで読んでくださってありがとうございます。
※たまに読み直して誤字脱字を修正しています。若干表現を変更しました。
なぜこうなった。
私は順調にフラグを回収し、ハーレムエンドを目指して進んでいたはずだ。物語通り、すべてのフラグを正しく。
それなのに、レオ様からはレベッカが僕の元に戻ってきたと感謝され、カルロス様からも理想の女性と婚約できたと感謝され、ヘイル様にも幼馴染と心が通じ合うようになったと感謝された。
後日隠れキャラのモンベル先生にまで、可愛い私の妻ですと奥様を紹介された。
無事卒業し、男爵家へ戻ると義父がニコニコして私を迎えた。
「お前がレオランフィス王子や宰相の子息であるカルロス様や騎士団長の次男ヘイル様と親しくなっていたとは知らなかったぞ。それぞれの家からお祝いが届いておる。無理をしてでもお前を王都へ送ってよかった」と褒められた。
1カ月もしないうちに、アーベル商会の長子であるサガン様と政略結婚させられた。
サガン様は野性的な雰囲気で好みの顔ではなかったけど、私を好きなようでとっても大切にしてくれる。仕事は手伝わなくていいと好条件で、ただ最新のドレスを着て好きなだけ夜会などに出席すればいいらしい。
つまらない毎日に、ちょっと浮気をしてやろうとお茶会で知り合ったまあまあ顔のいい男にちょっかいを出した。
感触が良かったので、もう少し遊んでやろうと次の夜会で声をかけようと思ったら隣に小太りの令嬢がいた。妹か何かかと思ったら、男が勇気がなくって今まで告白できなかったが『真実の愛』を手に入れたというではないか。ふたりは幸せそうに手を握り合っていた。
屋敷に戻って悪態をつく。
「け、なんだ真実の愛って。どいつもこいつも!」
「お嬢様そう言わず。巷では愛の伝道者と言われているんですから」
アーベル商会は王族にも顔が利くようになって、他の貴族もこぞってアーベル商会と取引がしたいと申し出があり、売り上げも鰻登りで好調のようだ。
アーベル商会のスタッフからは、商売の神様の加護があるのではないかといわれ崇められている。
『恵比寿神』じゃないんだからと落書きのようにイラストを描いて、日本語で『商売繁盛』と書いてやった。捨てていいのか迷ったスタッフがポケットに入れたまま買った宝くじが当たったと感謝され、店でも商売繁盛のお守りとして売り出したところ、大ヒットとなる。毎日感謝の手紙やお礼の品が届いてるようだ。
最近は学園で私を『尻がる女』や『婚約者を盗まれる』と嫌味を言っていた令嬢からお茶会の誘いも多い。みんなが口々に『貴方の深い愛情に気づかなかったの。許して欲しい』と謝るのだ。意味が分からない。
あと、道を歩くと年寄りが私に手を合わせ触れてくる。私に触れると身体の痛みが和らぐのだという。歩くたびにベタベタ触られるのはいい気はしない。しょうがないから、前世にあった湿布みたいなものを開発させた。軟膏を私自らが練ったものを混ぜ込んでいる。私が練ることが重要だ、それで私に触るのと同じ効果が出る。
どうせ、お金もないだろうと店の前に『勝手に持っていけ』と書いて山積みにしている。ある日誰かが聖女様だといいだした。そのせいで教会から毎日オファーが来るようになった。商品開発に忙しい私はイライラしていた。
「うるさい、下っ端が何人来ても話など聞けるか!」
と言って追い返した。義父はオロオロしていたが、爺や婆どもが湿布ではなく練ったままの軟膏が欲しいと言い出したせいだ。腕は筋肉痛で痛いわ、疲れてこの数日ヘロヘロだったのだ。
次の日太った醜い男が『私が教皇だ。これ以上のトップはいないだろう』と偉そうに、脂ぎった顔でニヤニヤと笑っていた。この忙しい時に、30人も部下を引き連れてやってきたのだ。
手には趣味の悪い指輪をいくつも付けて、太い金のチェーンまでしている。余りの醜さに、思わずその中で一番顔のいい男を指さし『こいつとトップを代われ。お前とは話す気になれん』と言って追い返した。
この時は、近所の女性が逆子で死にかかっているからすぐ来てくれと呼ばれていたのだ。教皇が、帰り際に袋に入った包みを置いて行ったので、そのまま包みを掴み駆け出した。
どうして、いつも忙しい時に来るのか。
呼ばれた家は貧しく、屋根も半分ないような家だった。お腹を撫でろというから撫でていたら、いとも簡単に子供が産まれた。良く分からんが産まれた子供の父親に感謝され、たまたま手に持っていた紙袋を渡して『これで腹でも満たせ』と言って帰った。
どうせ、袋の中身は饅頭かクッキーだろう。
後日聞いたところによると、あの袋には金の延べ棒が入っていたらしい。スラムには質素だが屋根のある新しい家が立ち並び、念願の病院が建った。
あの時、指を刺した男は本当に教皇になり教会の腐敗を一掃した。
アーベル商会に毎日お茶だけを飲みに来る年寄りが増えたので、夫が一角に憩いの場を設けた。毎日来る婆が「アイシャちゃんはいい子だね」と頭を撫でてくれた。振り返ると誇らしそうに夫や従業員が私を見つめていた。
ちょっとて照れくさくって笑ってしまった。
夫が毎日「アイシャの純粋なところを愛している。君はそのままでいてくれ」と囁くものだから、ついつい私を抱くのを許してしまう。
そうしているうちに私も5人の子供が産まれた。自分の子供は思いのほか可愛らしく、子煩悩なサガンも子育てに協力的だ。お茶を飲みに来る爺や婆まで子育てに協力してくれている。
義父や義母も孫にはメロメロで、何かと理由を付けてアーベル商会に来るものだから、いつも誰かの笑い声が響いている。
これはこれで幸せかもしれない。
***
卒業して2年後、王都で盛大な結婚式を挙げたレベッカに不妊娠で悩んでいると王宮に呼ばれた。
「はあ、あんたが王妃の顔で上品に夜伽なんてしたら男も萎えるでしょ。私が側室になってあげてもいいわよ~」と言うと王妃になったレベッカは目から鱗が落ちたような顔をしていた。
「私は、王妃と言う仮面を外せていなかったのね」と訳の分からないことを言い出したので、邪魔臭くなって勝手に帰ってきたけど。
レベッカはその後12人も子供を産み、立派に王妃を務めているようだ。
更に10年後隣国との国境沿いで頻繁にもめごとが増え、隣国との平和条約がきな臭くなった頃話し合いをするため隣国へ訪問することになった。
「きっとアイシャ様なら何かしてくれるはず」
王妃の案を採用して、アイシャ婦人を連れて行ったところ勝手に隣国の王族が崩壊した。
アイシャ婦人の付添いを最後まで反対していた宰相は、手のひらを返したように「アイシャ様の外交手腕は素晴らしい。騎士5000人に当たる戦力です」と褒め称えた。
アイシャの家族と王室は強い絆で結ばれ、真っ当に育った孫がレベッカの孫と大恋愛の末に王族に嫁ぐこととなるのは、まだ先の話。
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