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39話
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チヒロside
熱はすっかり下がってまたルーカス様と、
デートに行ったり、、したりしていると
3週間経ちました。
1番大きかったのはカインお兄様が皇太子になったことです。才が認められて皇太子になったとお聞きしました。もちろんパーティーが開かれない訳がありません、お兄様方は女性のパートナーを連れて私は誰も連れず、パーティーを隅の方で光景を眺めていました。
「第7皇子様にご挨拶を申し上げます。
ハキノサ・ソフィアと申します。」
急にご令嬢様がこちらにいらっしゃいました。
「ハキノサ公爵家ご令嬢がどうされましたか?」
「今日、パートナーがいらっしゃらないとお聞きしました。もし、よろしければなのですが、ご一緒にどうですか?」
困りました…。この会場にはルーカス様が
いらっしゃっていますし、いやいないからいい訳では無いですけど、不快な気分にさせてしまい
ますよね……。
「パーティーはあまり得意では無いので端でお酒を共に飲むだけでもよろしいのですが、」
後で謝りましょう。このグイグイ来る感じはどうも苦手です。
「わかりました。私も得意では無いので共通点を持つ方がいらっしゃって心強いです。」
それからは二人でシャンパンをいただきながらお話をしました。
「突然ですがご質問よろしいですか?」
「はい、なんでしょうか??」
「好きな方はいらっしゃいますか?」
「っへ!?」
おっと取り乱してしまいました。
「いますのね!どちら様なのですか?」
「そ、れは内緒です。///」
その予想外の質問から始まり、いつの間にか8時を回っていました。
「話が長くなりましたが本題に入らせて
頂きます。」
!急に目が変わりました。何かあるなと思いましたが今までのはやはり振りでしたか。
「なんでしょうか?」
「私は事業をしようと思っております。それのお手伝いをお願いしに参りました。」
「どんな事業をしようとお考えですか?」
「のってくれるのですか?」
「まだ判断はできません。なんの事業ですか?」
「流石です。やはり他の方とは知的指数が違います。それで事業なんですが薬屋というものを開こうと思っております。」
薬を売る場所ということか。司祭が直せるのは怪我と軽い病気のみ。あとはルーカス様が運営をしている病院に行くしかない。1つしかないため、病院が近くない人々は気軽に行けない。なるほどいい案。
「私は薬学を知らないです。助けられることがありません。それに私にメリットがあるのか、提示して頂かないと、決めることができません。」
「私は薬学の知識はあります。メリットは収入の半分を差し上げます。」
「具体的に私は何を働けば良いのですか?」
「薬を作ることです。」
「?」
何を言っているのだろう。この子。
「薬学はできないと言いましたが、」
「ええ、だから私が薬の作り方、いえ材料を
指示します。第7皇子様には材料を出して欲しいのです。」
魔法で植物、食べ物は出せる。調理済みでも簡単に出すことができる、実験してみたから。材料の提供をして欲しいということか。
「わたしの魔法でいいのか?」
「はい。新鮮ですよね、その食材。」
なんで知っているのか。確かにその食材は新鮮そのものだが。
「なんで知ってるかは本を読んだからです。公爵家に1冊だけ本がありました。そこには魔法のことについてほんとに少しだけ書いてありました。」
「……わかりました。協力致しましょう。一つだけ。私は体調が悪くなりやすい体質なので、全て出すということは難しいかと思われます。他の方とも契約なさった方がよろしいかと。」
「助言までありがとうございます。」
いつの間にか時間が経っていた。
パーティーは、やはり向いてない気がします。
熱はすっかり下がってまたルーカス様と、
デートに行ったり、、したりしていると
3週間経ちました。
1番大きかったのはカインお兄様が皇太子になったことです。才が認められて皇太子になったとお聞きしました。もちろんパーティーが開かれない訳がありません、お兄様方は女性のパートナーを連れて私は誰も連れず、パーティーを隅の方で光景を眺めていました。
「第7皇子様にご挨拶を申し上げます。
ハキノサ・ソフィアと申します。」
急にご令嬢様がこちらにいらっしゃいました。
「ハキノサ公爵家ご令嬢がどうされましたか?」
「今日、パートナーがいらっしゃらないとお聞きしました。もし、よろしければなのですが、ご一緒にどうですか?」
困りました…。この会場にはルーカス様が
いらっしゃっていますし、いやいないからいい訳では無いですけど、不快な気分にさせてしまい
ますよね……。
「パーティーはあまり得意では無いので端でお酒を共に飲むだけでもよろしいのですが、」
後で謝りましょう。このグイグイ来る感じはどうも苦手です。
「わかりました。私も得意では無いので共通点を持つ方がいらっしゃって心強いです。」
それからは二人でシャンパンをいただきながらお話をしました。
「突然ですがご質問よろしいですか?」
「はい、なんでしょうか??」
「好きな方はいらっしゃいますか?」
「っへ!?」
おっと取り乱してしまいました。
「いますのね!どちら様なのですか?」
「そ、れは内緒です。///」
その予想外の質問から始まり、いつの間にか8時を回っていました。
「話が長くなりましたが本題に入らせて
頂きます。」
!急に目が変わりました。何かあるなと思いましたが今までのはやはり振りでしたか。
「なんでしょうか?」
「私は事業をしようと思っております。それのお手伝いをお願いしに参りました。」
「どんな事業をしようとお考えですか?」
「のってくれるのですか?」
「まだ判断はできません。なんの事業ですか?」
「流石です。やはり他の方とは知的指数が違います。それで事業なんですが薬屋というものを開こうと思っております。」
薬を売る場所ということか。司祭が直せるのは怪我と軽い病気のみ。あとはルーカス様が運営をしている病院に行くしかない。1つしかないため、病院が近くない人々は気軽に行けない。なるほどいい案。
「私は薬学を知らないです。助けられることがありません。それに私にメリットがあるのか、提示して頂かないと、決めることができません。」
「私は薬学の知識はあります。メリットは収入の半分を差し上げます。」
「具体的に私は何を働けば良いのですか?」
「薬を作ることです。」
「?」
何を言っているのだろう。この子。
「薬学はできないと言いましたが、」
「ええ、だから私が薬の作り方、いえ材料を
指示します。第7皇子様には材料を出して欲しいのです。」
魔法で植物、食べ物は出せる。調理済みでも簡単に出すことができる、実験してみたから。材料の提供をして欲しいということか。
「わたしの魔法でいいのか?」
「はい。新鮮ですよね、その食材。」
なんで知っているのか。確かにその食材は新鮮そのものだが。
「なんで知ってるかは本を読んだからです。公爵家に1冊だけ本がありました。そこには魔法のことについてほんとに少しだけ書いてありました。」
「……わかりました。協力致しましょう。一つだけ。私は体調が悪くなりやすい体質なので、全て出すということは難しいかと思われます。他の方とも契約なさった方がよろしいかと。」
「助言までありがとうございます。」
いつの間にか時間が経っていた。
パーティーは、やはり向いてない気がします。
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