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【完結】家なき子【玩具/メス堕ち】
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2つのツールボックスの中からいくつかの道具が取り出されて、サイドテーブルに並べられる。
最初に少し使われたローター、スタイリッシュな洗濯バサミのようなもの、シリコン製っぽいブラシのようなもの、それから、多分ローション。
「最近は無線のものも多いんだが、私は有線の方が好きなんだ」
そう言いながら閏さんがローターを手にとり、電源を入れて先端をぶら下げた。
振動するそれが、磁石で締め上げられた乳首に触れるか触れないかのギリギリのところまで落ちてくる。
「っ…」
空気の振動を感じて、痒いのに掻けないようなもどかしさが生まれた。
掻きむしってしまいたくて縛られた両手をガシャガシャと鳴らす。
たまらず身を捩ると、先端が僅かにローターに当たってビリっと痺れが走った。
「んっ…っ」
思わず声が漏れる。
なんだ、今の声。
口を引き結びながら先ほどの声について考えようとしている内に、捩った胸に跳ね上げられていたローターが返ってきた。
またほんの少しだけ先端を掠められて、むず痒いもどかしさが募る。
掠められて、胸を捩って、ローターが跳ねて、また戻ってきて胸を掠めていく。
「っ、んっ…」
ローターが乳首を掠めていくたびに、ゾクッ、ゾワッと焦れったい痺れが走った。
「こういう使い方ができる」
楽し気に言いながら閏さんがスルスルとローターを回収する。
乳首には痒みに似た痺れが蓄積されてジンジンと疼いていた。
いっそあれを押し付けてくれたら…。
「や、ホント、擽ったいだけだから」
一瞬浮かんだ危うい考えを否定するように口に出す。
それを聞き流して閏さんはサイドテーブルに手を伸ばした。ローションと、ブラシを手に取る。
「もどかしくないか?それとも痒いか?どちらにせよ、すぐ楽にしてあげよう」
粘度の高いローションがスローモーションのようにゆっくりと胸に垂れてきた。
「んっ」
冷たさに身体が強張る。
とろりと胸に垂れたローションをブラシで掬いあげて、見せつけるように閏さんが言った。
「これで掻かれたら、気持ちいいと思わないか?」
それを想像して、ゾワリと背筋が粟立った。
自分の思考が危険な方に行っているのはわかる。多分、今よりもっと先に、今やめておけばよかったと後悔する。
でももう想像してしまった。
ほとんど無意識に、強請るように胸を上げる。
「上手だ」
言葉と同時に乳首がずりゅ、と扱きあげられた。
痒くて痒くて、もどかしくて仕方なかった乳首にビリッと痺れが走る。
ようやく手の届いた爽快感と安心感にゾクゾクと背筋が痺れた。
「っ…ぅ…!」
しかし、2度、3度と擦りあげられて、与えられる刺激の感じ方が変わってくる。
背筋を走り回っていた痺れが下半身に集まってくるのが分かった。
「ちょ、も、いいっ」
逃げるように胸を捩って逃げても、ブラシを持った閏さんの手はしつこく追い回して乳首を擦りあげる。
ローションの滑りで痛みはない。むしろ、シリコンのブラシのコシのある先端がぷちゅぷちゅと往復する感覚を敏感に乳首が拾い始めた。
嘘だ、そんなわけ…。
「乳首での感じ方がわかったか?」
頭で否定しようとしたことを言われて、ビクンと胸が跳ねる。
快感と名前を付けられた刺激が胸から全身に広がった。
最初に少し使われたローター、スタイリッシュな洗濯バサミのようなもの、シリコン製っぽいブラシのようなもの、それから、多分ローション。
「最近は無線のものも多いんだが、私は有線の方が好きなんだ」
そう言いながら閏さんがローターを手にとり、電源を入れて先端をぶら下げた。
振動するそれが、磁石で締め上げられた乳首に触れるか触れないかのギリギリのところまで落ちてくる。
「っ…」
空気の振動を感じて、痒いのに掻けないようなもどかしさが生まれた。
掻きむしってしまいたくて縛られた両手をガシャガシャと鳴らす。
たまらず身を捩ると、先端が僅かにローターに当たってビリっと痺れが走った。
「んっ…っ」
思わず声が漏れる。
なんだ、今の声。
口を引き結びながら先ほどの声について考えようとしている内に、捩った胸に跳ね上げられていたローターが返ってきた。
またほんの少しだけ先端を掠められて、むず痒いもどかしさが募る。
掠められて、胸を捩って、ローターが跳ねて、また戻ってきて胸を掠めていく。
「っ、んっ…」
ローターが乳首を掠めていくたびに、ゾクッ、ゾワッと焦れったい痺れが走った。
「こういう使い方ができる」
楽し気に言いながら閏さんがスルスルとローターを回収する。
乳首には痒みに似た痺れが蓄積されてジンジンと疼いていた。
いっそあれを押し付けてくれたら…。
「や、ホント、擽ったいだけだから」
一瞬浮かんだ危うい考えを否定するように口に出す。
それを聞き流して閏さんはサイドテーブルに手を伸ばした。ローションと、ブラシを手に取る。
「もどかしくないか?それとも痒いか?どちらにせよ、すぐ楽にしてあげよう」
粘度の高いローションがスローモーションのようにゆっくりと胸に垂れてきた。
「んっ」
冷たさに身体が強張る。
とろりと胸に垂れたローションをブラシで掬いあげて、見せつけるように閏さんが言った。
「これで掻かれたら、気持ちいいと思わないか?」
それを想像して、ゾワリと背筋が粟立った。
自分の思考が危険な方に行っているのはわかる。多分、今よりもっと先に、今やめておけばよかったと後悔する。
でももう想像してしまった。
ほとんど無意識に、強請るように胸を上げる。
「上手だ」
言葉と同時に乳首がずりゅ、と扱きあげられた。
痒くて痒くて、もどかしくて仕方なかった乳首にビリッと痺れが走る。
ようやく手の届いた爽快感と安心感にゾクゾクと背筋が痺れた。
「っ…ぅ…!」
しかし、2度、3度と擦りあげられて、与えられる刺激の感じ方が変わってくる。
背筋を走り回っていた痺れが下半身に集まってくるのが分かった。
「ちょ、も、いいっ」
逃げるように胸を捩って逃げても、ブラシを持った閏さんの手はしつこく追い回して乳首を擦りあげる。
ローションの滑りで痛みはない。むしろ、シリコンのブラシのコシのある先端がぷちゅぷちゅと往復する感覚を敏感に乳首が拾い始めた。
嘘だ、そんなわけ…。
「乳首での感じ方がわかったか?」
頭で否定しようとしたことを言われて、ビクンと胸が跳ねる。
快感と名前を付けられた刺激が胸から全身に広がった。
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