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【完結】家なき子【玩具/メス堕ち】
16*
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「ひぁあ…!!」
ブルブルと内股が震える。
噴水のように吹き上がった液体が腹を叩いて背中へ流れていった。
ディルドは動きこそ止めたものの、いつでもまたあの強烈な快感を再開できるのだと言わんばかりに奥に居座ったままでいる。
それを不随意の痙攣がきゅうきゅう締め付けてしまう。その蠢きでまたゾワゾワと背筋を快感が走った。
何もされていないのに背筋が粟立つ。
そんな俺の様子を満足気に眺めながら、閏さんは飛び散った液体を塗りたくるように腹を撫でた。
「私が用があるのはこの奥だ」
「……?」
嘘だ、ここが一番奥じゃないの…?
信じられない思いで閏さんを見上げる。
もう満身創痍だ。これ以上はおかしくなる。
抗議の意味を込めて力の入らない腕で精一杯拘束を引っ張ると、チャラチャラと微かな音がした。
分かってる。そんなことで閏さんの手は止まらない。
ディルドがゆっくりと抽挿を再会した。
「あぁ…っ、ひぃ…」
先程のようにぐぼぐぼと激しい出入りを繰り返す事はない。ぬる、ぬる、と少しづつ奥へと押し入ってくる。滑りに堪らず喉が仰け反った。
ムリ、もう入らない…っ。
何度もそう思うのに、ディルドは奥へ奥へと分け入ってくる。込み上げる圧迫感を逃がすように大きく息を吐くと、殊更大きく奥まで入り込まれた。
「は、あぅ…」
細い悲鳴が漏れる。
無意識に締め付けてしまった時にずるっと擦られると、腹からつま先までゾワゾワッと痺れが走った。
やがて、ディルドが臍の裏側にまで到達したのがわかった。今、上から腹を見たらそれがくっきりわかってしまうかもしれない。コンコンと奥に刺激を感じる。
「この先がS状結腸」
淡々とした解説と共に、ディルドがぐにゃりと曲がってその先まで入り込んできた。
「っ!!…あ、ア…っ」
…思っていたような強烈な波は襲ってこなかった。
代わりに、全身が羽で擽られるような甘やかな快感に包まれた。
視界の縁に、黄色とかオレンジとか、暖かい光が明滅する。
先程まで感じていた重苦しさや恐怖は全部消え去って、代わりに込み上げてきたのは開放感と多幸感だった。
全身が弛緩して、身体を包むのはただただ純粋な幸せ。
あ、脳みそ溶けた。
思考するでもなく、そう感じた。
「……、………」
閏さんが何か言っている。
聞こえないし、どうでもいい。
身体は今大きな袋になっていて、受け入れる為の器官になっていて、それが至上の幸せだと感じる。
今はその幸せに浸っていたいと思った。
ブルブルと内股が震える。
噴水のように吹き上がった液体が腹を叩いて背中へ流れていった。
ディルドは動きこそ止めたものの、いつでもまたあの強烈な快感を再開できるのだと言わんばかりに奥に居座ったままでいる。
それを不随意の痙攣がきゅうきゅう締め付けてしまう。その蠢きでまたゾワゾワと背筋を快感が走った。
何もされていないのに背筋が粟立つ。
そんな俺の様子を満足気に眺めながら、閏さんは飛び散った液体を塗りたくるように腹を撫でた。
「私が用があるのはこの奥だ」
「……?」
嘘だ、ここが一番奥じゃないの…?
信じられない思いで閏さんを見上げる。
もう満身創痍だ。これ以上はおかしくなる。
抗議の意味を込めて力の入らない腕で精一杯拘束を引っ張ると、チャラチャラと微かな音がした。
分かってる。そんなことで閏さんの手は止まらない。
ディルドがゆっくりと抽挿を再会した。
「あぁ…っ、ひぃ…」
先程のようにぐぼぐぼと激しい出入りを繰り返す事はない。ぬる、ぬる、と少しづつ奥へと押し入ってくる。滑りに堪らず喉が仰け反った。
ムリ、もう入らない…っ。
何度もそう思うのに、ディルドは奥へ奥へと分け入ってくる。込み上げる圧迫感を逃がすように大きく息を吐くと、殊更大きく奥まで入り込まれた。
「は、あぅ…」
細い悲鳴が漏れる。
無意識に締め付けてしまった時にずるっと擦られると、腹からつま先までゾワゾワッと痺れが走った。
やがて、ディルドが臍の裏側にまで到達したのがわかった。今、上から腹を見たらそれがくっきりわかってしまうかもしれない。コンコンと奥に刺激を感じる。
「この先がS状結腸」
淡々とした解説と共に、ディルドがぐにゃりと曲がってその先まで入り込んできた。
「っ!!…あ、ア…っ」
…思っていたような強烈な波は襲ってこなかった。
代わりに、全身が羽で擽られるような甘やかな快感に包まれた。
視界の縁に、黄色とかオレンジとか、暖かい光が明滅する。
先程まで感じていた重苦しさや恐怖は全部消え去って、代わりに込み上げてきたのは開放感と多幸感だった。
全身が弛緩して、身体を包むのはただただ純粋な幸せ。
あ、脳みそ溶けた。
思考するでもなく、そう感じた。
「……、………」
閏さんが何か言っている。
聞こえないし、どうでもいい。
身体は今大きな袋になっていて、受け入れる為の器官になっていて、それが至上の幸せだと感じる。
今はその幸せに浸っていたいと思った。
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