106 / 325
【完結】探偵物語【甘め】
9
優しくしてね…。
もはや諦めの境地。胸の前で祈るように手を組むと、先生はニヤリと口端を上げた。
「冗談だ」
なっ!揶揄われたの?!僕を弄んで楽しいのか!
僕の上でくつくつと笑う先生をじっとりと睨みつける。
「可愛かったのは本当だよ」
そういうことを言ってるんじゃない。
先生は僕の上からすいっとどけて、お互いの服を見た。
「参ったな、瑠衣。服がビシャビシャだ」
意地悪な顔をしてる。
えぇそうですね!僕のせいですね!
いや違う。無理って言ったのを無理矢理搾り取ろうとしたこの淫魔のせいだ。
「そろそろ時間だが、今日の調査は十分成果が出た。このまま乾くまで待つか?」
「私は着替えがあるが」と続いて、再び睨みつける。
「…もういいですよ。このまま帰ります。下は着てきた服あるんで」
上は、上着で隠せばいいだろう。気持ち悪いけど。
パンツがぐしゃぐしゃなのは…もう脱いで帰るしかない。
何が悲しくてボスにイかされまくってビシャビシャになってノーパンで帰らないといけないの。
「とりあえず、シャワー浴びたいです」
起き上がりながら言う。
体中わなわなして力が入らない。
先生は背中に腕を入れて起きる手伝いをしてくれた。いや、くれたじゃないわ。当然だ。誰のせいだ。
「手伝ってやろうか?」
「結構です!」
揶揄うような顔で言われてその胸を思いっきり押しのけた。
震える足を何とか動かしながらシャワーへ向かう。産まれたての小鹿もビックリな震えっぷりだ。
体中べたべたして気持ち悪い。
何とか服を脱いで、浴室へ入る。無駄に大きい浴槽を眺めつつ、変な形の椅子に座ったんだけど尻が落ち着かない。なんなんだこの椅子。
まぁ、それはいいんだけど、人生初ラブホテルが先生とだなんて。なんか遣る瀬無いなぁ。
好きな子とだったらこう、お風呂とかもイチャイチャしたりして、それからお互いの身体を洗い合いっこ拭き合いっこしたりして、そのままイイ雰囲気になって…。
『上手にイけたな』
『もう一回イけたらやめてやる』
『大丈夫、怖くない』
『そのまま感じてろ』
『可愛かった』
…黙ってくれませんかねぇ!
先生の声が耳から離れなくてなんだか切なくなった。
僕の初体験が色々と奪われてしまった。せめて童貞だけはいつか現れると期待してる好きな子のために死守する。まぁさすがに童貞を奪われることはないか。
頭から温めのシャワーを浴びて、備え付けのシャンプーで頭を洗った。髪がギシギシした。
「瑠衣って結構長風呂なんだね」
シャワーから出た僕を待ってたのはホストみたいなチャラ男だった。
なんなのその変わり身。もうね、心が追い付かない。置いて行かないで。
「…シャワー浴びなくていいんですか」
少なくともお腹は僕の出した…、ビシャビシャだったはず。
「俺ホテルの風呂嫌いなの。女と来たときは我慢して入るけど、瑠衣相手に取り繕っても仕方ないでしょ?」
あぁそうですか。
もはや諦めの境地。胸の前で祈るように手を組むと、先生はニヤリと口端を上げた。
「冗談だ」
なっ!揶揄われたの?!僕を弄んで楽しいのか!
僕の上でくつくつと笑う先生をじっとりと睨みつける。
「可愛かったのは本当だよ」
そういうことを言ってるんじゃない。
先生は僕の上からすいっとどけて、お互いの服を見た。
「参ったな、瑠衣。服がビシャビシャだ」
意地悪な顔をしてる。
えぇそうですね!僕のせいですね!
いや違う。無理って言ったのを無理矢理搾り取ろうとしたこの淫魔のせいだ。
「そろそろ時間だが、今日の調査は十分成果が出た。このまま乾くまで待つか?」
「私は着替えがあるが」と続いて、再び睨みつける。
「…もういいですよ。このまま帰ります。下は着てきた服あるんで」
上は、上着で隠せばいいだろう。気持ち悪いけど。
パンツがぐしゃぐしゃなのは…もう脱いで帰るしかない。
何が悲しくてボスにイかされまくってビシャビシャになってノーパンで帰らないといけないの。
「とりあえず、シャワー浴びたいです」
起き上がりながら言う。
体中わなわなして力が入らない。
先生は背中に腕を入れて起きる手伝いをしてくれた。いや、くれたじゃないわ。当然だ。誰のせいだ。
「手伝ってやろうか?」
「結構です!」
揶揄うような顔で言われてその胸を思いっきり押しのけた。
震える足を何とか動かしながらシャワーへ向かう。産まれたての小鹿もビックリな震えっぷりだ。
体中べたべたして気持ち悪い。
何とか服を脱いで、浴室へ入る。無駄に大きい浴槽を眺めつつ、変な形の椅子に座ったんだけど尻が落ち着かない。なんなんだこの椅子。
まぁ、それはいいんだけど、人生初ラブホテルが先生とだなんて。なんか遣る瀬無いなぁ。
好きな子とだったらこう、お風呂とかもイチャイチャしたりして、それからお互いの身体を洗い合いっこ拭き合いっこしたりして、そのままイイ雰囲気になって…。
『上手にイけたな』
『もう一回イけたらやめてやる』
『大丈夫、怖くない』
『そのまま感じてろ』
『可愛かった』
…黙ってくれませんかねぇ!
先生の声が耳から離れなくてなんだか切なくなった。
僕の初体験が色々と奪われてしまった。せめて童貞だけはいつか現れると期待してる好きな子のために死守する。まぁさすがに童貞を奪われることはないか。
頭から温めのシャワーを浴びて、備え付けのシャンプーで頭を洗った。髪がギシギシした。
「瑠衣って結構長風呂なんだね」
シャワーから出た僕を待ってたのはホストみたいなチャラ男だった。
なんなのその変わり身。もうね、心が追い付かない。置いて行かないで。
「…シャワー浴びなくていいんですか」
少なくともお腹は僕の出した…、ビシャビシャだったはず。
「俺ホテルの風呂嫌いなの。女と来たときは我慢して入るけど、瑠衣相手に取り繕っても仕方ないでしょ?」
あぁそうですか。
あなたにおすすめの小説
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。