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【完結】探偵物語【甘め】
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「どこで覚えたの?あんなこと」
先生が意地悪な顔のままで見下ろしてくる。
目が合わせれなくて俯いて黙秘する。
「まぁ、動画とかだろうね。童貞の考えそうなこと」
ずばり言い当てられて、頬がカッと熱くなった。
あんたね、やっぱりデリカシー整備しなおしてもらった方がいいよ!確かに僕は童貞だけど、好きでそうなわけじゃないしそれを揶揄されるのには異議がある。というか単純に恥ずかしいんだよ!
「だって、僕だけ気持ちいいから悔しくて…」
結果、それ以上に僕だけ気持ちよくさせられたんですけどね。
そんな僕を見下ろして、先生はまた口元に手を当てて目を逸らした。
「…るい君は普通にしてるだけで十分ぼくを煽るから、下手なことしないで。意地悪したくなっちゃう」
うすうす勘付いてたけど、この人結構Sっ気あるよね。それにぞくぞくしてる僕はMなの?やだ、新しい世界。
「気持ちいい。って、ぼくとのキスで感じてたの?嬉しい。可愛い」
また優しいキスが降ってきて、甘んじてそれを受け入れた。
くちゅ、と口内を舌で撫でられてまた首筋が痺れる。
認める。どうしようもないくらい気持ちいい。首筋から駆け上がった痺れで、後頭部の内側とか、乳首とか、下腹とか、性感帯が全部疼く。
「ん、ふ…ふぁあ…」
またとろとろに溶かされて目尻に涙が浮かんだ。縋るように先生を見上げると、ちょっと困ったような、優しい微笑みで見つめ返された。
「ホント、可愛い。好き」
ちゅ、ちゅ、と何度も軽いキスをしながら、先生の手がゆっくり僕のお尻の方に回った。
後ろの穴をこしょこしょと撫でられて、擽ったさに身を捩る。なんかそこ、ぞわぞわする。
「…いやじゃない?だめならやめるよ?」
伺うように先生が囁く。
あぁ、多分そこに挿れられるんだろうな、って、僕でもわかった。
先生の指はそこを解すように揉んでいて、無理矢理してくるような強引さは感じない。
視界の隅で伺える先生のズボンの前はきつく張り詰めていて、多分そうしたいんだろうなってことがありありとわかる。
そういうの、ずるいよなぁ。無理矢理されたら多分嫌なんだろうけど、そんないじらしいとこ見せられたら無理でも受け入れてあげたくなっちゃう。
「ん…いやでは、ないです…」
言葉と同時に、つぷん、と指が入り込んできた。
性器からとろとろ溢れて後ろまで流れていた精液のおかげで、さほど抵抗もなくそれを受け入れることができた。
優しく解すように指が出入りする。縁を擦られて、擽ったいような、痒いような、もどかしい感覚が込みあがってきた。
「痛くない?」
心配そうに先生が訪ねる。
うん、痛くはない。ちょっと痒くて、ぞくぞくして、変な感じがするけど。
「ぅん…だいじょ、ぶ…です」
少しずつ奥まで進んでくる指の感覚が中で感じられて、そこからなんだか腰骨に向かって痺れが溜まってきた。
指が出入りする度に縁を擦られてもどかしい痒さがそこから溢れる。
もっと、掻いてほしい。
ぐちゃぐちゃにされるのは怖いけど、いまの優しいままで擽られるのももどかしくてつらい。
「せんせ、だいじょうぶ…。もっと、強くして…」
先生がまた目を逸らして息を詰める。
「…そういうとこだよ」
先生が意地悪な顔のままで見下ろしてくる。
目が合わせれなくて俯いて黙秘する。
「まぁ、動画とかだろうね。童貞の考えそうなこと」
ずばり言い当てられて、頬がカッと熱くなった。
あんたね、やっぱりデリカシー整備しなおしてもらった方がいいよ!確かに僕は童貞だけど、好きでそうなわけじゃないしそれを揶揄されるのには異議がある。というか単純に恥ずかしいんだよ!
「だって、僕だけ気持ちいいから悔しくて…」
結果、それ以上に僕だけ気持ちよくさせられたんですけどね。
そんな僕を見下ろして、先生はまた口元に手を当てて目を逸らした。
「…るい君は普通にしてるだけで十分ぼくを煽るから、下手なことしないで。意地悪したくなっちゃう」
うすうす勘付いてたけど、この人結構Sっ気あるよね。それにぞくぞくしてる僕はMなの?やだ、新しい世界。
「気持ちいい。って、ぼくとのキスで感じてたの?嬉しい。可愛い」
また優しいキスが降ってきて、甘んじてそれを受け入れた。
くちゅ、と口内を舌で撫でられてまた首筋が痺れる。
認める。どうしようもないくらい気持ちいい。首筋から駆け上がった痺れで、後頭部の内側とか、乳首とか、下腹とか、性感帯が全部疼く。
「ん、ふ…ふぁあ…」
またとろとろに溶かされて目尻に涙が浮かんだ。縋るように先生を見上げると、ちょっと困ったような、優しい微笑みで見つめ返された。
「ホント、可愛い。好き」
ちゅ、ちゅ、と何度も軽いキスをしながら、先生の手がゆっくり僕のお尻の方に回った。
後ろの穴をこしょこしょと撫でられて、擽ったさに身を捩る。なんかそこ、ぞわぞわする。
「…いやじゃない?だめならやめるよ?」
伺うように先生が囁く。
あぁ、多分そこに挿れられるんだろうな、って、僕でもわかった。
先生の指はそこを解すように揉んでいて、無理矢理してくるような強引さは感じない。
視界の隅で伺える先生のズボンの前はきつく張り詰めていて、多分そうしたいんだろうなってことがありありとわかる。
そういうの、ずるいよなぁ。無理矢理されたら多分嫌なんだろうけど、そんないじらしいとこ見せられたら無理でも受け入れてあげたくなっちゃう。
「ん…いやでは、ないです…」
言葉と同時に、つぷん、と指が入り込んできた。
性器からとろとろ溢れて後ろまで流れていた精液のおかげで、さほど抵抗もなくそれを受け入れることができた。
優しく解すように指が出入りする。縁を擦られて、擽ったいような、痒いような、もどかしい感覚が込みあがってきた。
「痛くない?」
心配そうに先生が訪ねる。
うん、痛くはない。ちょっと痒くて、ぞくぞくして、変な感じがするけど。
「ぅん…だいじょ、ぶ…です」
少しずつ奥まで進んでくる指の感覚が中で感じられて、そこからなんだか腰骨に向かって痺れが溜まってきた。
指が出入りする度に縁を擦られてもどかしい痒さがそこから溢れる。
もっと、掻いてほしい。
ぐちゃぐちゃにされるのは怖いけど、いまの優しいままで擽られるのももどかしくてつらい。
「せんせ、だいじょうぶ…。もっと、強くして…」
先生がまた目を逸らして息を詰める。
「…そういうとこだよ」
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