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【完結】のんびり雑談【敬語S/言葉攻め】
17*
しおりを挟む「やだァ!ムリ!アァ!!」
形振り構っていられなかった。
滅茶苦茶に首を振って、シーツを掴んで引っ張る。抱えられた腰を必死で捩って抵抗しても、がっしりと腰を掴んだ手からは逃れられなかった。
「ほら、またみっともないメスイキ見せてください」
前立腺をぐりぐりと虐められて、不意に奥を突かれる。
快感に慣れないように不規則に動き回る性器に翻弄されて全身ががくがくと跳ねた。
「ひィっ!も、ムリ!イけ、な…!!」
性器をゆるゆると扱かれると腹に力が入って、奥がぎゅうっと締まる。中にある性器の存在を一層強く感じて、それがまた快感に繋がった。
「も、らめっ、しぬ…!」
感じているのは確かに快感のはずなのに、強すぎる波に恐怖を感じる。気持ちいいのに苦しい。
今ですらこの状態で、これ以上イかされたら本当に心臓が止まってしまうかもしれない。
腕に爪をたてて視線で必死に懇願してもきょうさんは動くのをやめてくれなかった。
「大丈夫、ですよ…っ。死ぬほど、気持ち良く、なるだけですから」
動きに合わせて上がった息で言いながら一層深くまで打ち付けられた性器が腹の奥でぶるりと震えた。
「僕も…イき、ます…っ」
どぶっ、と中に流し込まれた熱い奔流に、流されるような大きな波が込み上げてくる。
「ひっ!や、も、ヤダッ!イッ、くぅう!」
ばちばちと脳が弾けるような絶頂。
身体の中を電流が走り回って目の前がちかちかと光る。性器から透明な液体が迸って、つま先までぴんと伸びて全身が硬直した。
飛沫が散っているとか、腹が濡れているとか、構っていられない。息がとまって声を出すこともできなくて口だけがはくはくと動いている。
一拍遅れて、硬直が解けた全身ががくがくと痙攣して緩やかにマットレスに沈んだ。
ひきつけを起こしたように肺が痙攣して酸素を求めて胸が跳ねている。
「中出しされて、メスイキしながら、潮噴きですか」
意地悪な声が落ちてくる。
噴き出した液体を塗りたくるように腹を撫でられて、それにすら強い刺激を感じて大げさなほど身体が跳ねた。
反動でずるりと性器が出て行って、後を追うようにとろりと中に出された泥濘が溢れる。
「も、ゆる、して…」
泣きながら哀願すると、優しい手つきで涙を拭われた。
「声だけじゃなくて、泣き顔も可愛いですね」
きょうさんの声が急激に遠くなって、あんなに眩しかった視界が暗くなった。
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