CHAICER~チェイサー~

キシメソ

文字の大きさ
85 / 87
ExtraPart.Episode of Arres

第三話「撃退手段」

しおりを挟む
翌日 アレス放課後 フィートの研究所前


フィート:・・・・・・・ーーーーーー~~~~~~~~~~~~~遅い・・ぃっ!!! なーにしてんのよあいつ・・・ ・・・・・・・・ハァ もういいわ 先に行きましょう・・

フィート 痺れを切らして 助手達とともにプレア撃退装置を備えてプレアの探索に向かう


しばらくして フィート達一行 プレアを発見 撃退装置を構える

フィート:よし 見つけたわね みんな いつも通り確実に落ち着いて頼むわよ

アレス:・・・・なんだそのデカブツは・・・ それが・・・プレアの撃退装置ってやつか・・・

フィート:!?・・・アレス! あんた来たの!?何してたのよ全く!!

アレス:ボクにも色々都合がある 遅れることを伝えようにも天下のフィート博士の連絡先を聞く訳にもいかないからな とにかくまだプレア退治はしていないのだろ? 間に合ったって事でいいだろう

フィート:・・・ったくこんな美人とのデートの約束をそんな言い訳で凌ぐわけぇ? あんた顔がそこそこいいからって随分ひどい男なのね

アレス:余計なお世話だ 呑気に話してないで早く見せてくれ

フィート達 プレアに狙いを定めて撃退装置を撃ち出す

フィート:行くわよ・・・ ハァっ!!!

装置から出て来た鋼鉄のネットに捕えられ圧迫されるプレア 粉々に四散 飛び散って消え去る

アレス:・・!!!

フィート:・・・・どう?プレアはきちんと倒せるのよ

アレス:・・・驚いた その装置はそれだけなのか

フィート:ええ・・ 特殊な部品をたくさん使っているからね・・・ まだまだ量産する目処めどが立たないわ

アレス:・・・・。

フィート:さぁまだまだ行くわよ!夕方からはもう20体は狩るわよ!

順調にプレア退治が続き 再び新たなプレアを発見

アレス:・・・いたな

フィート:これで17体目・・ ・・・・・??・・・何あのプレア・・・

アレス:・・・こっちに来ない ・・・・逆にどんどん離れて行ってないか?

フィート:・・・・いけないっ 

フィート慌てた様子で 撃退装置を収め始める

アレス:・・・・!!?

突如 豪雨が振り出す

フィート:今日は全く予報には無かったのに・・早く装置にカバーを・・!!

アレス:ゲリラ豪雨・・・ ・・・プレアは雨を予兆も出来るのか・・・

フィート:・・・・っ!!?

フィートが装置の防水カバーを取ろうとした所に落雷 カバーが粉々になる

アレス:なっ・・・!!

フィート:・・・そんな  くっ・・・急いで戻るわよ・・・っ・・・


フィートの研究所へ帰還 雨水に晒されたプレア撃退装置を眺めるびしょ濡れのフィートとアレス

フィート:・・・・・・・・はぁ  ・・・・あんた 雨男だったりする?

アレス:濡れ衣を着せるな ・・・・・シャレじゃない

フィート:・・・もう おしまいだわ・・・ プレアを撃退するすべが無くなったわ・・

アレス:・・・あんたらしくもない また作り直せばいいだろう

フィートが撃退装置の内部を開けてある機械を取り出す

フィート:簡単に言ってくれるわね・・・ これだから・・・っ!!

フィート その機械をゴミ箱に投げ捨てる

アレス:・・・今のは?

フィート:・・・撃退装置から出す 鉄のネットを生成する装置よ・・・「鉄分増幅装置」・・・これの心臓部だわ・・・ もう雨水に晒されて使い物にならないけど・・・

アレス:・・・・・??

フィート:・・・!?

ゴミ箱が膨らみだして中身が弾け出てくる

アレス:・・・なんだ・・・ そのゴミ箱の中に何を入れてた・・・

フィート:鉄なんて捨ててないわよ・・・

弾け出たゴミが散乱している

アレス:・・・・さっきのプレアを倒したネット・・ 凄いな・・自動で生成されるのか・・・

フィート:ようやくアタシの凄さがわかったかしら  ・・・はぁ またこんな散らかしてる所ナツレに見られたら怒られちゃうわね・・

アレス:ナツレ?

フィート:妹よ さっき一緒にいたでしょ 金髪の・・アタシと同じ目の色をした

アレス:・・あの子 あんたの娘じゃないのか?

フィート:・・・あんたアタシがいくつに見えてんのよ・・・ ナツレはあんたより年上の20歳よ

アレス:(・・・・・・・・・妹・・・だと・・・・信じられん)・・・あんたにも妹がいるのか

フィート:もう一人いるんだけどね あんたと同じまだ高校生だけど ・・・・にしても・・・一体何に反応したのかしら・・・

フィート 昨日アレスの手当てをした際の脱脂綿を見つける

フィート:・・・・まさか・・

アレス:・・・なんだ?

フィート:昨日あんたの手当てをした時に使った脱脂綿・・ これについてた血に反応した・・?

アレス:血の鉄分・・・ なるほどな・・そんな量でそこまでの反応をするとはな・・

フィート:・・・・・もしかしたら 出来るかもしれない・・・ 撃退装置に変わる武器が・・・

アレス:血を使うのか・・・だが増幅装置はダメになったのだろう? いや・・充分機能していると思うが・・

フィート:ダメよ プレアを包み込める程の大きさにもなってないし形もメチャクチャだわ・・

アレス:・・・・・。

フィート:・・・・・アレス あなたの連絡先を教えて また何かあればアタシから連絡するわ

アレス:っ・・・ 助手になるのは断ると言ったぞ それにボクに何が出来るっていうんだ 何をさせようっていうんだ・・

フィート:でも ・・・来てくれるでしょ? あなたならきっと

アレス:・・・・。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...