貴公子、淫獄に堕つ

桃山夜舟

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本祭 二夜

中からほぐされる※

「あ……っ」
「ここは疲労がたまりやすい場所ゆえ、しっかりとほぐさねばなりませぬ」
「は、はい……」

 柔らかな尻肉に指を食い込ませながら、両手でぐにぐにと揉まれる。
 ぐっと掴んで左右に広げられると、窄まりがきゅうっとひくついた。
 昨夜、そしておそらく一昨夜も、そこに彼らの物も受け入れたのだ。
 按摩とわかってはいても落ち着かない気分になってしまう。
 男たちは臀部が卑猥な形に変わるほど執拗に揉み上げる。

「は、あ……んっ」

 際どい狭間に指が触れかけ、その度にびくびくと腰が震える。
 ようやくそこを解放されたときには、すっかり息が上がってしまっていた。

「次は、仰向けにおなりください」

 そう促されて安堵の息を吐き、衣を整えつつ、向きを変えた。
 だが、せっかく合わせ直した襟元に、頭の方に移動した男の手が滑り込んできた。

「失礼いたします」

 形ばかりの断りの言葉を述べると、薬でぬめる両手が胸の上を這い回り、左右の胸の尖りを掠めた。

「あ、そこは……っ」

 じんと、甘い痺れが駆け抜けた。
 二夜かけて育てられたそこはぽってりと膨んでいて、少し触れられただけで簡単にしこってしまう。

「これは、随分凝っておられる。十分に揉みほぐさねばなりません」
「んんぅっ」

 きゅっと摘み上げられ、びくんと腰が跳ねた。
 人差し指と親指の腹でくりくりと転がされると、堪えようもなく快感が湧き起こる。

「あ、あの、そんなにされたら、余計に……っ、あ、ぁ!」
「ああ、こちらも凝っておりますな」

 もう一人が真霧の腰のあたりへと移動し、薄物の衣の上から、脚の間を撫でた。

「ひっ、や……っ」

 そこは胸への刺激で早くも張り詰めていた。
 男は素早く衣をはだけさせると、さらけ出された花芯を握り込んだ。

「ああ────っ」

 くちくちと水音を立てて上下に扱かれ、喉奥から高い悲鳴が漏れる。

「あ……っ、こ、こんな……、疲れを取るためではなかったのですか……っ」
「神子様にとっては、快楽がもたらす淫気こそが最も疲労回復に効果があるのです。さあ、身を任されよ」
「そんな……、あ、ぁあっ」

 いかにもここの教えにありそうな戯言だ。
 けれど、快楽に慣らされた体はあっという間に昂り、もう抗うことができない。

 乳首を転がされながら、脚の間の物を扱かれる。
 同時に刺激されてはたまらず、真霧は感じるままにびくびくと背をしならせた。
 ずっと弄られ続けている胸粒は、赤い果実のように卑猥に腫れあがっている。
 男たちは内腿や腋下までも時折くすぐりながら、胸と花芯を愛撫し続ける。

「んっ、ぅ、んん……っ、あ、はぁ……っ」

 触れられた箇所から湧き上がる官能に翻弄され、熱い吐息がこぼれ落ちる。
 男のそそけた指がひくつく下腹の紋様を押し撫でた途端、腹の奥が煮えるように熱くなった。
 こんなにいくつもの感じる場所を同時に攻められたら、もう耐えられない。

「あ、あぁ……──ッ」

 頭の中が真っ白になり、びくびくと身を震わせながら、男の手の中で果てた。

「さすが神子様。淫気を高めるのがお上手でいらっしゃる」
「さあ次は、中からもほぐして参りますぞ」

 達した余韻で力の入らない脚を大きく開かされたかと思うと、吐き出した精と膏薬で濡れた指が窄まりに潜り込んだ。

「ああぁっ」

 ごつごつとした太い指で粘膜を掻き回され、真霧は膝をわななかせた。
 今やその秘めた肉壺の中は体のどこよりも敏感になっていて、少しの刺激で正体がなくなるほどに感じてしまう。
 
「あっ、あぁ、やぁ……っ」

 開いたままの唇から甘い喘ぎ声を漏らし、細腰を揺らめかせる真霧の媚態に、二人がごくりと喉を鳴らした。
 足元の男が指を引き抜き、性急に袴をくつろげた。

「さあ、もっと奥までほぐして差し上げましょうぞ」
「あ……っ、ああぁ──っ」

 そそり勃つ怒張にひくつく後孔を貫かれ、真霧は高く鳴いた。
 秘肉の奥深くまで埋められ、愉悦に頭が痺れていく。

「はぅ……っ、あ、ん、んん……ぁあっ」

 突かれるたびに腹の底からじゅわじゅわと快感が広がり、中の剛直をきゅうきゅう締め付けてしまう。
 逞しい腰使いで真霧を鳴かせながら、男が問いかけてくる。

「いかがですかな?」
「あっ、いいっ、きもち……いい……っ」
「どこがよいのですか?」
「んっ、おくっ、おくが、いちばん……っ、あ、ああっ」
「奥ですね、おお、よく締まる……っ」
「ああぁ──……っ!」

 更に深く突き込まれ、真霧は大きく背をしならせて達した。
 達している間も、最奥を抉られ続けられ、終わらない絶頂に全身が痙攣する。

「口の中を忘れていましたな」

 もう一人の男が取り出した剛直を真霧の唇に押し当てた。

「んう……く……っ」

 むわっと雄の匂いのするそれを喉奥まで入れられる。
 苦しいのに、気持ちがよくて、涙がにじむ。

「ふ、む、ん、んん──っ」

 上下の口に熱いしぶきを注ぎ込まれるまで、真霧は何度も腹の奥で極めた。

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