女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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和樹はおバカがイチバン!

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>ユウトの部屋、ベッド・・
「うぅ・・もう朝か?・・」

 昨日は何時に帰ってきたのかすら記憶が定かではない、フェルーナの2階でタミーちゃん達に襲われ?そのあとは・・・

「また、やっちゃったんだっけ・・マズいな、あの日以来みんなが人が変わったようだし、そもそも僕を見る目が違うもんな、なんとかならないかな?・・」
 昨日のことを思い出しながら多少の自己嫌悪感を感じなら、ふと気づいた・・
「そういえば、昨日もその前も、アレなかったけど大丈夫なのかな? まさか10ヶ月後に『赤ちゃん出来ちゃった~ウフッ』とか無いだろうなッ!? もしそうなったら5人がほぼ同時に?・・・」
 僕はそこまで想像した瞬間、全身に冷や汗&寒気が走った・・・
「いやいや! もう変な想像はしないようにしよう!」
 僕は妙な想像はいったんやめて、急いで朝の準備をして登校した・・・

>高校、ユウトのクラス
 僕は1時限目は遅刻で欠席になってしまったけど、2時限目にはなんとか間に合った。
(え~と、和樹はいるかな?・・)
 数日前のこともあるのでここ数日僕は和樹のことを注視している、しかし当の和樹はというと、まったくいつものまま、おバカな話題で友達とゲラゲラ笑っている。
(あぁ、いつものままのおバカ和樹だな、ヨシヨシ)
そうこうしてると遅刻した僕に和樹が気が付いて・・
「よ~ユウト! 今日はどうした? 遅刻するくらいなら欠席するって感じのオマエがわざわざ登校してくるなんて珍しいじゃよ~」
「珍しくないさ、ちゃんと授業を受けたいからだよ」
「へぇ~、まったく説得力無いけどな、まぁいいや」
(ん? 和樹にしてはおとなしく引き下がったな? 何企んでるんだ?)
「ところで先日フェルーナに行ったじゃんよ、あの時のこと覚えてるか?」
「ん? あったりめぇ~じゃん! オレまだボケてないつもりだぜ!」
「そ、そんだよね・・」
「あのときの新作コーヒー、美味かったよなぁ~、やっぱ淹れるのが美人だと味も5割増しくあらい美味くなるんかな?」
「それはオマエの気持ち次第だな・・」
(あれ? 和樹のヤツ、あの日のこと、覚えてないのか? コーヒーのことしか記憶に無いっぽい・・)
「試飲した後は?」
「あと? ん~、別に何も無かったんじゃないか? 俺は普通にウチに帰ったけど、何かあったっけ?」
(やっぱり和樹はあの日の記憶の一部が無いんだッ! これってもしかしてイズミちゃん達が消したのか?)
「い、いや、何も無いかったよ、ただ俺はあの後も倉庫の整理をして帰ったから、和樹はどうだったかなって思っただけ」
「そうだったか、ユウト~お疲れだったな! アッハハ~!」
 こおう言いながら和樹は僕から離れて、隣のクラスの女子にチョッカイをかけに消えた。
「相変わらずだな和樹は・・・」

 午後になり、僕はフェルーナにバイトに行った。
「おはよ~ございま~す」
 店に入るとちょうど厨房には薫ちゃんがいてパンケーキを焼いてる最中だった。
「あぁ、ユウト君おはよ~、今日も店の後オッケイよ~、ウフッ」
「あぁ・・うん、その気になればね、ハハハ・・それよりイズミちゃんいるかな?」
「イズミ? 今日は早番だったからもう帰ったんじゃないかしら?」
「そうなんだ・・」
「ん~? なに~? 今日はイズミをご指名なのかしら~? イズミの代わりにわたしじゃダメかしら~? イズミより気持ちよくしてあげるわよ~ ウフッ」
 薫ちゃんも先日来、人が変わったように迫ってくるようになってる、薫ちゃんの場合、その見た目とのギャップがありすぎて、どう反応すればいいのかすら判らない・・
(う~ん、やっぱり女子経験が少ないことが災いしてるかな・・)
 
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