女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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お見通しなのか?

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「闇」側と話し合いをして争いを避けるという僕の提案がイズミちゃん達の同意を得たことでこの先に少し希望が見えてきたと感じてる僕カセダユウトは、新たな問題というか関門を突破しなければいけない状況となっていた・・

>ユウトのマンション
「う~ん、どうしたらいいんだ~? 全然わかんねぇ~!」
 最近、ちょくちょく僕の住んでるマンションに彩香ちゃんが来ていた、そんなことから僕の話し合いっていう提案も彩香ちゃん経由で『闇』側の偉い人に簡単に伝えらると思っていたんだけど、甘かった。
 その当の彩香んちゃんがここ数日僕の前に姿をみせていない。
「どうしたんだろ~? まさか彩香ちゃんの身になにかあったとかか?」
 彩香ちゃんが来たら来たで気になるし、来なくなったらそれはそれでまた気になる・・
「う~、ストレスが溜まる~~~ッ! これだから女子と関わるのはイヤなんだよッ!」
 僕はベッドの上でバタバタしながら頭髪をワシャワシャしていた・・・
「これじゃ、イズミちゃん達に何言われるか、特にタミーちゃんからはメチャクチャなことを言われそうだよ、う~・・・」

 彩香ちゃんに会えないまま翌日になってしまった・・・
>フェルーナ厨房の外
「う~、どうしよ~、結局彩香ちゃんウチに来なかった・・みんなに何て言おうか・・」
 僕が厨房の外で言い訳を考えてるところに薫ちゃんがやってきた・・

「あれ、ユウト君じゃない! どうしちゃったのよ? 中入らないの?」
「えっ?! あぁ、薫ちゃんおはよう・・」
「ん~、なんか元気ないわね、どうかした?」
「え~と、彩香ちゃんに会えてなくて、それでみんなに何て言おうかって考えてて・・」
「な~んだ、そんなこと・・そんな都合よくあの娘に会えるとは誰も思ってないわ、気にしなくって大丈夫よ、わたしが保証する! ウフフ」

 薫ちゃんから心配しなくていいと言われて、少し安心した僕はいつも通り倉庫に移動してコーヒー豆や備品の整理をしていた・・・
 とそんな僕の前に意外な人物が現れた、彩香ちゃんだった・・・

「え? えぇ~?! 彩香ちゃん?」
「何日ぶりかしらね、ユウト君、フフフ」
「う、うん、そうだね、でもここに来るなんてどうしちゃったの? 何かあった?」
「そうじゃないわ、もしかしたらユウト君たちがわたしに会いたがってるんじゃないかなぁ~って思ったから来てみただけよ」
「思ったから来たって・・・」
 僕は彩香ちゃんの言葉に鳥肌が立った、まるで僕たちの考えてることを隣で聞いていたかのようにさらっと言いぬいたからだ。
「違った?」
「い、いや、違ってないよ・・ぼ、僕も彩香ちゃんに話したいことがあって会いたいって思ってたところなんだよ」
「やっぱりかぁ~、そうじゃなかってなぁって思っていたんだけど、ちょっと忙しくってユウト君のマンションに行けなかったのよね、ゴメンね、ウフッ」
「それにしても、なんで僕の思ってることが彩香ちゃんはわかるの? 超能力とか?」
「ウフフ、超能力かぁ~、だったらイイんだけど、ざ~んねん、ハズレよ、なんとなくそんな気がしただけよ、でも、意外に当たることもあるのね、ウフフ」

 彩香ちゃんは笑ってごまかしているけど、その笑顔はいつもの彩香ちゃんの笑顔じゃない気がした・・・

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