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相互理解に向けて・・・ 1
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彩香ちゃんの急な来店にも関わらず迎え撃つイズミちゃんはいたって普通な態度で対応していた・・・
「勘が働いちゃったか~、彩香ちゃんも女の子ね、イイ勘してるわ。そういう女子ってわたし好きヨ~、ウフフ」
イズミちゃんも負けじと勘が働いたという彩香ちゃんを笑ってけん制してる。
(うわ~、顔は笑ってるけど言葉には妙にトゲがある感じ、これが女同士の静かな戦いってやつか・・・)
「渡辺さんがそう言うってことは、やっぱり何かお話したいことがあるってことですね?」
「えぇ、あるわ、それにしても彩香ちゃんから来てくれて手間が省けてよかった!」
「まぁ、わたしはユウト君に会えればそれだけでイイんですけどネ、フフフ」
今度は逆に彩香ちゃんが薄笑いを・・・
(彩香ちゃんの反撃か? やっぱ女子って怖い・・)
僕に会えればイイと言う彩香ちゃんの言葉にイズミちゃんの顔が一気にマジ顔に変わった。
「わたし達も大きく関係することを今から話す訳だし、そんなこと言わないで彩香さん」
マジ顔のイズミちゃんに対して彩香ちゃんもヘラヘラしてられないと感じたのだろう急に真剣な顔になり・・・
「そうですね、今日はマジメにお話するために来たことを忘れてました」
こう言う彩香ちゃんの顔は初めて見るくらいにキリっとしていた
(あれ? あんな顔す彩香ちゃん初めて見た、彩香ちゃんが彩香ちゃんじゃないみたいだ・・)
「では、マジメにお話をしましょう・・今日は彩香さんに聞いてほしい提案があります」
「提案?」
「えぇ、わたし達かの提案です、発案者はユウト君よ」
「提案者がユウト君?!」
こう言いながら彩香ちゃんが僕を見る、急に彩香ちゃんに注目されたみたいで僕は照れながら・・・
「思い付きなんだけど、まぁ、一応聞いてほしいだよ、エへへ」
こうして前置きが長くなってしまったけど、やっと提案を話す段階になった・・
「では、一応わたし渡辺泉が進行役を勤めさせてもらうわ、よろしくね彩香さん?」
「はい、お願いします」
「じゃあ、ユウト君、発案者のあなたから彩香ちゃんにはなしてくれるかしら?」
「あぁ、はい、では僕から説明します、彩香ちゃんよく聞いてね」
「は~い、ユウト君のお願いなら全力で聞きま~す!」
イズミちゃんが進行役として全体をコントロールすることになり、まずは提案者である僕から彩香ちゃんに内容を話すことになった。
「え~と、地磁気の変化のことは彩香ちゃんも承知してるよね?」
「えぇ、知ってるわ」
「うん、その地球の地磁気の変化をきっかけにするかのように過去ではこの世界を支配する者が入れ替わっていたみたい、でも、過去の場合は知性は皆無だった時代だったから争いは発生しなかったはずなんだ」
「じゃあ、どうやって支配者が決まったの?」
「うん、そこは想像しかないんだけど、おそらく『流れ』で決まっちゃったんじゃなかって思ってる」
「流れ?」
「そう、流れで・・」
「それって、言い方を変えれば『たまたま』ってことじゃない?」
「そう! たまたまの産物だったと思う」
「う~ん。イマイチ納得できないけど・・まぁいいわ、それで?」
「でも、今回の地磁気の変動では双方知性を持ってる、これは人類が初めて体験することのはずなんだよ、知性を持ってるからこそこの世界を支配しようと思うんだよ」
「そうね、それは当然よね」
「うん、僕も当然だと思う、それと同時にもし支配することができなかったらということも考えちゃうんだとおもうんだよね」
「そうよね」
「もし、支配できなければ、今後数十万年『闇』に閉じ込められるという恐怖を感じる、だから絶対にこの争いは負けられないって考えてると思うんだ、そうじゃない彩香ちゃん?」
「えぇ、その通りね、わたし達はいま闇に閉じ込められてる、だからこそ今回は絶対に負けられないのよ!」
彩香ちゃんは今にも殴りかかりそうな顔で語気を強めて言った。
「そうだよね、こちら側の人たちも闇に落ちることには大きな恐怖を感じてるはず、僕もそのひとりだよ」
「だったらユウト君だけはわたしが頼んで闇から救ってあげるわ、安心して、ウフフ」
「えぇ~ッ!そ、そんなこと出来るのッ!?」
「ちょ、ちょっと~、あんたねぇ~、救えるんなら、わたし達も救いなさいよ~!」
彩香ちゃんが僕だけ救ってくれると言った部分にすかさず有希ちゃんが嚙みついた。
「え? お姉さまたちも助かりたいんですか~?」
「あったりまえじゃない! ふん!」
「ちょっとふたりとも落ち着いて、ユウト君の説明が進まないじゃない」
「そ、そうね、ごめんなさいユウト」
さすがイズミちゃん、話が脱線しそうになったのをみごとに修整した。
僕の説明はまだ話の導入部分だ、この先、話の芯の部分になって彩香ちゃんがどんな反応をするか、僕は内心ドキドキだった・・・
「勘が働いちゃったか~、彩香ちゃんも女の子ね、イイ勘してるわ。そういう女子ってわたし好きヨ~、ウフフ」
イズミちゃんも負けじと勘が働いたという彩香ちゃんを笑ってけん制してる。
(うわ~、顔は笑ってるけど言葉には妙にトゲがある感じ、これが女同士の静かな戦いってやつか・・・)
「渡辺さんがそう言うってことは、やっぱり何かお話したいことがあるってことですね?」
「えぇ、あるわ、それにしても彩香ちゃんから来てくれて手間が省けてよかった!」
「まぁ、わたしはユウト君に会えればそれだけでイイんですけどネ、フフフ」
今度は逆に彩香ちゃんが薄笑いを・・・
(彩香ちゃんの反撃か? やっぱ女子って怖い・・)
僕に会えればイイと言う彩香ちゃんの言葉にイズミちゃんの顔が一気にマジ顔に変わった。
「わたし達も大きく関係することを今から話す訳だし、そんなこと言わないで彩香さん」
マジ顔のイズミちゃんに対して彩香ちゃんもヘラヘラしてられないと感じたのだろう急に真剣な顔になり・・・
「そうですね、今日はマジメにお話するために来たことを忘れてました」
こう言う彩香ちゃんの顔は初めて見るくらいにキリっとしていた
(あれ? あんな顔す彩香ちゃん初めて見た、彩香ちゃんが彩香ちゃんじゃないみたいだ・・)
「では、マジメにお話をしましょう・・今日は彩香さんに聞いてほしい提案があります」
「提案?」
「えぇ、わたし達かの提案です、発案者はユウト君よ」
「提案者がユウト君?!」
こう言いながら彩香ちゃんが僕を見る、急に彩香ちゃんに注目されたみたいで僕は照れながら・・・
「思い付きなんだけど、まぁ、一応聞いてほしいだよ、エへへ」
こうして前置きが長くなってしまったけど、やっと提案を話す段階になった・・
「では、一応わたし渡辺泉が進行役を勤めさせてもらうわ、よろしくね彩香さん?」
「はい、お願いします」
「じゃあ、ユウト君、発案者のあなたから彩香ちゃんにはなしてくれるかしら?」
「あぁ、はい、では僕から説明します、彩香ちゃんよく聞いてね」
「は~い、ユウト君のお願いなら全力で聞きま~す!」
イズミちゃんが進行役として全体をコントロールすることになり、まずは提案者である僕から彩香ちゃんに内容を話すことになった。
「え~と、地磁気の変化のことは彩香ちゃんも承知してるよね?」
「えぇ、知ってるわ」
「うん、その地球の地磁気の変化をきっかけにするかのように過去ではこの世界を支配する者が入れ替わっていたみたい、でも、過去の場合は知性は皆無だった時代だったから争いは発生しなかったはずなんだ」
「じゃあ、どうやって支配者が決まったの?」
「うん、そこは想像しかないんだけど、おそらく『流れ』で決まっちゃったんじゃなかって思ってる」
「流れ?」
「そう、流れで・・」
「それって、言い方を変えれば『たまたま』ってことじゃない?」
「そう! たまたまの産物だったと思う」
「う~ん。イマイチ納得できないけど・・まぁいいわ、それで?」
「でも、今回の地磁気の変動では双方知性を持ってる、これは人類が初めて体験することのはずなんだよ、知性を持ってるからこそこの世界を支配しようと思うんだよ」
「そうね、それは当然よね」
「うん、僕も当然だと思う、それと同時にもし支配することができなかったらということも考えちゃうんだとおもうんだよね」
「そうよね」
「もし、支配できなければ、今後数十万年『闇』に閉じ込められるという恐怖を感じる、だから絶対にこの争いは負けられないって考えてると思うんだ、そうじゃない彩香ちゃん?」
「えぇ、その通りね、わたし達はいま闇に閉じ込められてる、だからこそ今回は絶対に負けられないのよ!」
彩香ちゃんは今にも殴りかかりそうな顔で語気を強めて言った。
「そうだよね、こちら側の人たちも闇に落ちることには大きな恐怖を感じてるはず、僕もそのひとりだよ」
「だったらユウト君だけはわたしが頼んで闇から救ってあげるわ、安心して、ウフフ」
「えぇ~ッ!そ、そんなこと出来るのッ!?」
「ちょ、ちょっと~、あんたねぇ~、救えるんなら、わたし達も救いなさいよ~!」
彩香ちゃんが僕だけ救ってくれると言った部分にすかさず有希ちゃんが嚙みついた。
「え? お姉さまたちも助かりたいんですか~?」
「あったりまえじゃない! ふん!」
「ちょっとふたりとも落ち着いて、ユウト君の説明が進まないじゃない」
「そ、そうね、ごめんなさいユウト」
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