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第一話 青龍寺家の呪われた子
05-2.
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「異能特務課に入る権利を持っていません」
「顔を出すだけでいい。仕事はしなくてもいい。ただ、少しだけ協力をしてほしいんだ:
「外部の人間が顔を出すのは組織として良くないと思います」
美子ははっきりと物を言った。
言葉を口にすると暴力を振るわれていたため、無口を貫いていたが、義孝の前では自然と素を出せた。
……義孝様は優しい方です。
居場所を作ろうとしてくれているのだろう。
そのことに心の底から感謝をする。
「家事を徹底的に行います」
美子は頭を下げた。
「ですから、桐生家の嫁として、私を義孝様の傍においてください」
美子は心の底から願いを口にした。
義孝はそれに困った顔をする。
「婚姻届けを出しただけの相手に、どうして、そこまで尽くそうとするんだ」
義孝は美子との結婚を待ち望んでいたわけではない。
桐生家の当主として、青龍寺家の娘との政略結婚だと理解をした上で美子を受け入れただけだ。話をしてみれば物わかりの良い娘であり、好感を持てる。しかし、その関係性は政略結婚であることに変わりはない。
だからこそ、理解ができなかった。
令和の時代、恋愛結婚が主流である。
時代錯誤なことをしているのは陰陽師のように特殊な家系や宗教だけだ。
「義孝様だからこそです」
美子は答えた。
……この感情がなんというものなのか、わかりません。
義孝は特別な存在になっていた。
少しの会話をしただけなのにもかかわらず、義孝に尽くそうと思えるくらいには、特別だった。
その感情の答えを美子は知らない。
一目見ただけで抱いてしまった感情の答えを教えてくれる人はいなかった。
「義孝様の傍にいたいのです」
美子は素直に思いを口にする。
その言葉に義孝の頬は僅かに赤く染まった。
「……だめでしょうか?」
美子は不安そうに問いかけた。
しかし、ここで引き下がるわけにはいかなかった。
「顔を出すだけでいい。仕事はしなくてもいい。ただ、少しだけ協力をしてほしいんだ:
「外部の人間が顔を出すのは組織として良くないと思います」
美子ははっきりと物を言った。
言葉を口にすると暴力を振るわれていたため、無口を貫いていたが、義孝の前では自然と素を出せた。
……義孝様は優しい方です。
居場所を作ろうとしてくれているのだろう。
そのことに心の底から感謝をする。
「家事を徹底的に行います」
美子は頭を下げた。
「ですから、桐生家の嫁として、私を義孝様の傍においてください」
美子は心の底から願いを口にした。
義孝はそれに困った顔をする。
「婚姻届けを出しただけの相手に、どうして、そこまで尽くそうとするんだ」
義孝は美子との結婚を待ち望んでいたわけではない。
桐生家の当主として、青龍寺家の娘との政略結婚だと理解をした上で美子を受け入れただけだ。話をしてみれば物わかりの良い娘であり、好感を持てる。しかし、その関係性は政略結婚であることに変わりはない。
だからこそ、理解ができなかった。
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「義孝様だからこそです」
美子は答えた。
……この感情がなんというものなのか、わかりません。
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その感情の答えを美子は知らない。
一目見ただけで抱いてしまった感情の答えを教えてくれる人はいなかった。
「義孝様の傍にいたいのです」
美子は素直に思いを口にする。
その言葉に義孝の頬は僅かに赤く染まった。
「……だめでしょうか?」
美子は不安そうに問いかけた。
しかし、ここで引き下がるわけにはいかなかった。
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